370 / 656
14歳
355 嫌な予感(sideアロン)
しおりを挟む
夜。
なんとなく一階の廊下を歩いていれば、ルイス様の部屋に入っていくロニーの後ろ姿が見えた。
この時間、すでにルイス様は就寝している。ロニーは確か新人たちに混じって見回りをしていたはずである。団長がそのような指示を出しているのを耳にした。
怪しい。
湧き上がってきた好奇心のままに、足音と気配を殺してそっと近付く。きっちり閉じたドアの前に屈んで耳をすますが、さすがに廊下までは響いてこない。夜中ということもあり、声量を絞っているのだろう。思わず舌打ちしたいのを堪えて、じっと待ってみる。出てきたロニーを確保して、根掘り葉掘り聞き出そうと目論むが、肝心のロニーは一向に出てこない。
長くない?
状況から察するに、見回り中にルイス様の部屋の明かりが消えていないことに気がついたロニーが、様子を見にきたという感じだろう。それにしては長い。ルイス様に夜更かししたらダメですよ、とかなんとか。いつもの優男の仮面をつけてやんわり言い聞かせるロニーの顔が容易に思い浮かぶ。それに対して、ルイス様は素直に頷くはずだ。
一体なにをしているのか。
そんな時間がかかることでもないだろうに。突入してやろうかと一瞬だけ悩むが、そんなことをすればルイス様に嫌われそうな予感がする。
ルイス様は、ロニーに懐いている。
事あるごとに俺とロニーを比べては、「ロニーは優しい」と口にする。そんなルイス様は、ロニーとの時間を邪魔されることがお気に召さないらしい。一時期は、ペットの綿毛ちゃんとかいう犬がロニーに近づく度に「俺のロニーと勝手に遊ばないで」と引き剥がしにかかっていた。おそらく、噴水への執着と同じような感じで、ロニーにも執着している。理由ははっきりしている。あの長髪だ。
そんな長髪も一度切ったはずなのに、最近また伸びてきた。結べる長さになるにつれて、ルイス様とロニーの距離が近付くような気がしていた。
なんだか嫌な予感がする。
俺にとって、よくないことが起きている気がする。
突入したい気持ちを懸命に堪えて待機していれば、やがてドアが開いた。そうして出てきたロニーの腕を反射的に掴んだところ、彼は驚きに目を丸くした。
「ちょっと話がある」
「は? なんでここに居るんですか」
「どうでもいいだろ」
細かいところを気にするロニーを適当に宥めて、ルイス様の部屋を離れる。
どこか人気のない場所を探して、結局は自室に連れ込んだ。俺の部屋に入る時、なぜかロニーは毎度身構える。そんな警戒しなくても。単なる仕事の先輩なのだが。そういえば、前に飲みに誘った時もなぜかセドリックを一緒に連れてきた。俺ってそんなに信用ないのか?
「ちょっとは片付けたらどうなんですか」
部屋に入るなり眉を顰めるロニーは、いまにも舌打ちしそうな顔である。ルイス様の前では絶対に見せない顔だ。
「なにかあった?」
「……なにもないですよ」
今の短い沈黙は、絶対になにかあっただろう。
問い詰めようとするが、逆に睨まれてしまう。
「まさかずっとあそこに居たんですか?」
「それはだって。ルイス様の部屋に入っていく君の姿が見えたから」
随分と長居していたようだが、なにがあったのか。問いかけるが、ロニーは一向に口を割らない。変なところで頑固な男である。
「話長すぎない? 途中で何度か突入してやろうかと思った」
「いつものあなたであれば、遠慮なしに割り込んでくるじゃないですか」
「なんかね。勘? 入っちゃいけない予感がした」
「なんですかその野生の勘は」
呆れたように吐き捨てるロニーを見て、どうやら俺の勘はあたっていたらしいと確信する。
酒でも飲むかと勧めてみるが、断られてしまった。酔わせて色々と聞き出したいことがあるのだが、警戒心が強すぎる。
「ルイス様となに話してたの? 俺にも言えないような話?」
「そうですね。誰彼構わず吹聴できるような話ではないので」
そう突き放してくるロニーは、俺に話すつもりはないらしい。困ったな。そこまで頑なに隠されると余計に気になるというのが人のさがというものだ。
ロニーへと一歩近付けば、彼は警戒を強めるように姿勢を正す。だが、ちょっと遅い。後輩相手に手加減してやる義理もないので、さっと手を伸ばして上着の内ポケットを探ってみるが出てきたのはハンカチ一枚であった。戸惑ったロニーは「なんですか」と睨みつけてくるが、俺はそれどころではない。
「もう一枚はどうしたの。君、ルイス様に渡す用にもう一枚持ってただろ」
「なんでそんなこと知っているんですか」
「見ていればわかる」
「怖いんですけど」
周囲の人間の動向には、常に目を配っている。ルイス様にはよくサボりだと言われているが、あれだって俺なりに新しくヴィアン家に入ってきた人間を観察しているだけだ。特にルイス様周りの人間は念入りに。
その過程で知ったのだが、ロニーは常にハンカチを二枚持ち歩いている。実を言うと、ルイス様もハンカチを持ち歩いているのだが、ロニーの前でそれを出すことはない。いつだってロニーに渡されるのを待っている。あれはルイス様なりに、ロニーに甘えているのだろうか。そこまで気を許していることに、少々苛立ってしまったのは最近のことだ。
そのハンカチがない。ロニーがうっかりする可能性もなくはないが、低いだろう。こいつはいつだって完璧だ。忘れ物なんてするような性格ではない。
ということは、考えられることはひとつだけ。
ルイス様にハンカチを渡したということだ。
こんな夜中に、しかも涼しくなってきた季節。ハンカチの使い道。考えた末に、嫌な可能性に思い至った。
「ルイス様を泣かせたりした?」
ここでの沈黙は肯定の意としか考えられない。「もう戻ってもいいですか」と冷たい対応をしてくる後輩くんに、掴みかかりたくなるのをグッと堪えて、一度深く息を吐く。
「なに? 優しいお兄さんはやめたの」
「すみません。まだ仕事があるので」
挑発的な視線を投げるが、やはり乗ってこない。本当にムカつく後輩である。このまま粘っても成果はなさそうなので、仕方なく解放してやる。
ロニーと別れてもなお、ルイス様のことが気になって気になって。少し時間をあけて部屋を訪ねてみたが、ルイス様は不在だった。ベッドの上では、飼い猫が呑気に寝ている。俺が近寄っても目を覚ます気配がない。この猫は、ルイス様に似て図太いところがある。犬の姿はない。おそらくユリス様の部屋に行ったのだろうと結論付けて、言いようのない感情が湧き上がってくる。
なんでユリス様のところへ。
ルイス様は、眠れない時などにユリス様の部屋に転がり込んでいる。ロニーの部屋に転がり込むよりはマシだが、それでもいい気はしない。
なんで俺じゃないのか。
考えて、ブルース様の顔が思い浮かぶ。あの人は、常日頃から騎士の私室に立ち入るなとルイス様に言い聞かせている。絶対にそのせいだろう。まったく余計なことを言ってくれる。
この様子だとルイス様は明日の朝まで出てこないだろう。とりあえず今は諦めよう。明日改めてルイス様の様子を確認して、それからどうするか決めよう。
そわそわと落ち着きなく動きまわって、ルイス様の顔を思い浮かべる。
俺のあげた指輪については、なんだか有耶無耶になってしまったが、ルイス様の手元にあるだけ満足するしかない。自室に戻るが、眠れる気分ではない。なにかを誤魔化したい衝動に駆られて酒を手にするが、直前で思いとどまる。よくわからないが、酒で誤魔化すのは違う気がした。
だからといって、変に込み上げてくる嫉妬心のようなものの誤魔化し方がわからなくて、髪を乱雑に掻きむしる。
まったくもって思い通りにならない現状に、焦りだけが募っていった。
なんとなく一階の廊下を歩いていれば、ルイス様の部屋に入っていくロニーの後ろ姿が見えた。
この時間、すでにルイス様は就寝している。ロニーは確か新人たちに混じって見回りをしていたはずである。団長がそのような指示を出しているのを耳にした。
怪しい。
湧き上がってきた好奇心のままに、足音と気配を殺してそっと近付く。きっちり閉じたドアの前に屈んで耳をすますが、さすがに廊下までは響いてこない。夜中ということもあり、声量を絞っているのだろう。思わず舌打ちしたいのを堪えて、じっと待ってみる。出てきたロニーを確保して、根掘り葉掘り聞き出そうと目論むが、肝心のロニーは一向に出てこない。
長くない?
状況から察するに、見回り中にルイス様の部屋の明かりが消えていないことに気がついたロニーが、様子を見にきたという感じだろう。それにしては長い。ルイス様に夜更かししたらダメですよ、とかなんとか。いつもの優男の仮面をつけてやんわり言い聞かせるロニーの顔が容易に思い浮かぶ。それに対して、ルイス様は素直に頷くはずだ。
一体なにをしているのか。
そんな時間がかかることでもないだろうに。突入してやろうかと一瞬だけ悩むが、そんなことをすればルイス様に嫌われそうな予感がする。
ルイス様は、ロニーに懐いている。
事あるごとに俺とロニーを比べては、「ロニーは優しい」と口にする。そんなルイス様は、ロニーとの時間を邪魔されることがお気に召さないらしい。一時期は、ペットの綿毛ちゃんとかいう犬がロニーに近づく度に「俺のロニーと勝手に遊ばないで」と引き剥がしにかかっていた。おそらく、噴水への執着と同じような感じで、ロニーにも執着している。理由ははっきりしている。あの長髪だ。
そんな長髪も一度切ったはずなのに、最近また伸びてきた。結べる長さになるにつれて、ルイス様とロニーの距離が近付くような気がしていた。
なんだか嫌な予感がする。
俺にとって、よくないことが起きている気がする。
突入したい気持ちを懸命に堪えて待機していれば、やがてドアが開いた。そうして出てきたロニーの腕を反射的に掴んだところ、彼は驚きに目を丸くした。
「ちょっと話がある」
「は? なんでここに居るんですか」
「どうでもいいだろ」
細かいところを気にするロニーを適当に宥めて、ルイス様の部屋を離れる。
どこか人気のない場所を探して、結局は自室に連れ込んだ。俺の部屋に入る時、なぜかロニーは毎度身構える。そんな警戒しなくても。単なる仕事の先輩なのだが。そういえば、前に飲みに誘った時もなぜかセドリックを一緒に連れてきた。俺ってそんなに信用ないのか?
「ちょっとは片付けたらどうなんですか」
部屋に入るなり眉を顰めるロニーは、いまにも舌打ちしそうな顔である。ルイス様の前では絶対に見せない顔だ。
「なにかあった?」
「……なにもないですよ」
今の短い沈黙は、絶対になにかあっただろう。
問い詰めようとするが、逆に睨まれてしまう。
「まさかずっとあそこに居たんですか?」
「それはだって。ルイス様の部屋に入っていく君の姿が見えたから」
随分と長居していたようだが、なにがあったのか。問いかけるが、ロニーは一向に口を割らない。変なところで頑固な男である。
「話長すぎない? 途中で何度か突入してやろうかと思った」
「いつものあなたであれば、遠慮なしに割り込んでくるじゃないですか」
「なんかね。勘? 入っちゃいけない予感がした」
「なんですかその野生の勘は」
呆れたように吐き捨てるロニーを見て、どうやら俺の勘はあたっていたらしいと確信する。
酒でも飲むかと勧めてみるが、断られてしまった。酔わせて色々と聞き出したいことがあるのだが、警戒心が強すぎる。
「ルイス様となに話してたの? 俺にも言えないような話?」
「そうですね。誰彼構わず吹聴できるような話ではないので」
そう突き放してくるロニーは、俺に話すつもりはないらしい。困ったな。そこまで頑なに隠されると余計に気になるというのが人のさがというものだ。
ロニーへと一歩近付けば、彼は警戒を強めるように姿勢を正す。だが、ちょっと遅い。後輩相手に手加減してやる義理もないので、さっと手を伸ばして上着の内ポケットを探ってみるが出てきたのはハンカチ一枚であった。戸惑ったロニーは「なんですか」と睨みつけてくるが、俺はそれどころではない。
「もう一枚はどうしたの。君、ルイス様に渡す用にもう一枚持ってただろ」
「なんでそんなこと知っているんですか」
「見ていればわかる」
「怖いんですけど」
周囲の人間の動向には、常に目を配っている。ルイス様にはよくサボりだと言われているが、あれだって俺なりに新しくヴィアン家に入ってきた人間を観察しているだけだ。特にルイス様周りの人間は念入りに。
その過程で知ったのだが、ロニーは常にハンカチを二枚持ち歩いている。実を言うと、ルイス様もハンカチを持ち歩いているのだが、ロニーの前でそれを出すことはない。いつだってロニーに渡されるのを待っている。あれはルイス様なりに、ロニーに甘えているのだろうか。そこまで気を許していることに、少々苛立ってしまったのは最近のことだ。
そのハンカチがない。ロニーがうっかりする可能性もなくはないが、低いだろう。こいつはいつだって完璧だ。忘れ物なんてするような性格ではない。
ということは、考えられることはひとつだけ。
ルイス様にハンカチを渡したということだ。
こんな夜中に、しかも涼しくなってきた季節。ハンカチの使い道。考えた末に、嫌な可能性に思い至った。
「ルイス様を泣かせたりした?」
ここでの沈黙は肯定の意としか考えられない。「もう戻ってもいいですか」と冷たい対応をしてくる後輩くんに、掴みかかりたくなるのをグッと堪えて、一度深く息を吐く。
「なに? 優しいお兄さんはやめたの」
「すみません。まだ仕事があるので」
挑発的な視線を投げるが、やはり乗ってこない。本当にムカつく後輩である。このまま粘っても成果はなさそうなので、仕方なく解放してやる。
ロニーと別れてもなお、ルイス様のことが気になって気になって。少し時間をあけて部屋を訪ねてみたが、ルイス様は不在だった。ベッドの上では、飼い猫が呑気に寝ている。俺が近寄っても目を覚ます気配がない。この猫は、ルイス様に似て図太いところがある。犬の姿はない。おそらくユリス様の部屋に行ったのだろうと結論付けて、言いようのない感情が湧き上がってくる。
なんでユリス様のところへ。
ルイス様は、眠れない時などにユリス様の部屋に転がり込んでいる。ロニーの部屋に転がり込むよりはマシだが、それでもいい気はしない。
なんで俺じゃないのか。
考えて、ブルース様の顔が思い浮かぶ。あの人は、常日頃から騎士の私室に立ち入るなとルイス様に言い聞かせている。絶対にそのせいだろう。まったく余計なことを言ってくれる。
この様子だとルイス様は明日の朝まで出てこないだろう。とりあえず今は諦めよう。明日改めてルイス様の様子を確認して、それからどうするか決めよう。
そわそわと落ち着きなく動きまわって、ルイス様の顔を思い浮かべる。
俺のあげた指輪については、なんだか有耶無耶になってしまったが、ルイス様の手元にあるだけ満足するしかない。自室に戻るが、眠れる気分ではない。なにかを誤魔化したい衝動に駆られて酒を手にするが、直前で思いとどまる。よくわからないが、酒で誤魔化すのは違う気がした。
だからといって、変に込み上げてくる嫉妬心のようなものの誤魔化し方がわからなくて、髪を乱雑に掻きむしる。
まったくもって思い通りにならない現状に、焦りだけが募っていった。
1,641
お気に入りに追加
3,164
あなたにおすすめの小説
とある文官のひとりごと
きりか
BL
貧乏な弱小子爵家出身のノア・マキシム。
アシュリー王国の花形騎士団の文官として、日々頑張っているが、学生の頃からやたらと絡んでくるイケメン部隊長であるアベル・エメを大の苦手というか、天敵認定をしていた。しかし、ある日、父の借金が判明して…。
基本コメディで、少しだけシリアス?
エチシーンところか、チュッどまりで申し訳ございません(土下座)
ムーンライト様でも公開しております。

転生したら親指王子?小さな僕を助けてくれたのは可愛いものが好きな強面騎士様だった。
音無野ウサギ
BL
目覚めたら親指姫サイズになっていた僕。親切なチョウチョさんに助けられたけど童話の世界みたいな展開についていけない。
親切なチョウチョを食べたヒキガエルに攫われてこのままヒキガエルのもとでシンデレラのようにこき使われるの?と思ったらヒキガエルの飼い主である悪い魔法使いを倒した強面騎士様に拾われて人形用のお家に住まわせてもらうことになった。夜の間に元のサイズに戻れるんだけど騎士様に幽霊と思われて……
可愛いもの好きの強面騎士様と異世界転生して親指姫サイズになった僕のほのぼの日常BL

僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
なり代わり貴妃は皇弟の溺愛から逃げられません
めがねあざらし
BL
貴妃・蘇璃月が後宮から忽然と姿を消した。
家門の名誉を守るため、璃月の双子の弟・煌星は、彼女の身代わりとして後宮へ送り込まれる。
しかし、偽りの貴妃として過ごすにはあまりにも危険が多すぎた。
調香師としての鋭い嗅覚を武器に、後宮に渦巻く陰謀を暴き、皇帝・景耀を狙う者を探り出せ――。
だが、皇帝の影に潜む男・景翊の真意は未だ知れず。
煌星は龍の寝所で生き延びることができるのか、それとも――!?
///////////////////////////////
※以前に掲載していた「成り代わり貴妃は龍を守る香」を加筆修正したものです。
///////////////////////////////

十二年付き合った彼氏を人気清純派アイドルに盗られて絶望してたら、幼馴染のポンコツ御曹司に溺愛されたので、奴らを見返してやりたいと思います
塔原 槇
BL
会社員、兎山俊太郎(とやま しゅんたろう)はある日、「やっぱり女の子が好きだわ」と言われ別れを切り出される。彼氏の売れないバンドマン、熊井雄介(くまい ゆうすけ)は人気上昇中の清純派アイドル、桃澤久留美(ももざわ くるみ)と付き合うのだと言う。ショックの中で俊太郎が出社すると、幼馴染の有栖川麗音(ありすがわ れおん)が中途採用で入社してきて……?
出戻り聖女はもう泣かない
たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。
男だけど元聖女。
一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。
「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」
出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。
ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。
表紙絵:CK2さま

神獣様の森にて。
しゅ
BL
どこ、ここ.......?
俺は橋本 俊。
残業終わり、会社のエレベーターに乗ったはずだった。
そう。そのはずである。
いつもの日常から、急に非日常になり、日常に変わる、そんなお話。
7話完結。完結後、別のペアの話を更新致します。
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる