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12歳
313 知らせ
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「逃げるな! 犬!」
『いやいやいや! 待て、坊ちゃん。オレは君のペットになるつもりはないぞ!』
「ユリス! その犬捕まえて!」
「……うるさい」
ユリスの部屋にて。
ロニーが用意してくれた犬用の首輪を片手に、俺はひたすら綿毛ちゃんを追いかけていた。白猫エリスちゃんとお揃いの革製。兄弟みたいでいいと思う。
だが、犬は首輪が嫌いみたいだ。しかし、それではいけない。首輪つけておかないと、野良犬だと間違えられて捨てられてしまうかもしれない。せっかく捕まえた喋る犬だ。それは絶対にダメ。
「待て!」
『助けて! 誰か助けてぇ!』
室内を駆ける毛玉は、意外とすばしっこい。飛びかかっても、紙一重で逃げられてしまう。ジタバタ暴れて、徐々に腹の立ってきた俺は、勢いよく毛玉を指さす。
「犬! 捨てられてもいいのかぁ!」
『だから捨てられるってなに!? この屋敷、犬捨てるような野蛮な奴がいるの!?』
「ブルース兄様が帰ってきたら、捨てられるぞ!」
『誰ぇ!』
「うちの次男。俺が最初に拾った黒猫も捨てられるところだったんだぞ。怪しい犬なんて、すぐに捨てられるぞ」
『怖ぁ。君のお兄さん物騒だね』
小さく震える犬。様子を見守っていたタイラーとロニーが、なんだか微妙な顔をしている。
その一方で、なぜかそわそわと立ち上がったユリスが、悪い笑顔で寄ってくる。
「おい、そこの犬」
『なんだい、ユリス坊ちゃん。もしかして助けにきてくれたのかい』
「ブルースが戻ってきたら、おまえなんて即処分されるぞ」
『こっわ! え、マジでそんな物騒なお兄さんいるの?』
ノリノリでブルース兄様について語るユリスは、犬をビビらせて遊んでいる。いや、これはブルース兄様の悪口言って楽しんでいるのか?
しかし、綿毛ちゃんがユリスと会話している今がチャンス。ふるふる震える綿毛ちゃんは、隙だらけであった。
そろそろと、背後にまわってゆっくりと近付く。逃げられないうちにと、一気に飛びかかった。
『うぎゃあ!』
「観念しろ」
大袈裟に驚く綿毛ちゃんをガシッと掴むことに成功した俺は、そのまま毛玉を床に押し付ける。
『や、やめてぇ』
地味に暴れるもふもふ。悪戦苦闘していれば、足取り軽くやってきたユリスが、横から手を伸ばして綿毛ちゃんを押さえておいてくれる。
『助けて! ロニーさん、助けてぇ』
ロニーに助けを求めるが、彼は困ったように見守るだけだ。そもそも、この首輪を用意したのはロニーだ。彼に助けを求めても、無駄だと思う。
ユリスが押さえてくれている間に、なんとか首輪を装着する。「できた!」と満足する俺であったが、なんだかもふもふの毛に隠れてしまって、あまり首輪が目立たない。思っていたのと違う。これじゃあ、飼い犬だとすぐには判断できない。
『酷いよぉ。マジでペットになるつもりはなかったのに』
シクシクと落ち込む綿毛ちゃんを、ユリスと一緒に囲んで、ふたりで撫でまわす。「いじめたらダメですよ」と、ロニーが優しく注意してくるが、いじめた覚えはない。
「喋る犬。ブルース兄様に見せたら、びっくりするかな」
「そうだな」
どれくらい驚くか見ものだな、と口角を持ち上げるユリスは、悪い顔をしていた。
※※※
屋敷に綿毛ちゃんが増えて、ちょっと賑やかになった。綿毛ちゃんは、ひとりでずっと喋っている。誰も聞いていないのに、延々とお喋りしている。多分、黙ったら死んじゃうタイプの犬なんだと思う。
最初の頃は、ロニーやジャンが律儀に相槌を打っていたのだが、最近では誰も耳を傾けなくなった。返事をしても、犬は次から次へと新しい話題を出しては、ずっと喋っている。その内容は、特に意味もない、どうでもいいものばかり。
誰もお返事しなくなっても、綿毛ちゃんはなんにも気にしていない。もふもふの体でうろうろしながら、ずっとひとりで喋って、楽しそうにしている。
「綿毛ちゃん。うるさい」
『なんでよ。オレの話聞いてよ』
そんなこんなで、綿毛ちゃんを静かにさせようと躍起になっているうちに、俺の毎日は過ぎていく。
「そろそろ、帰ってくるんじゃない?」
「なにが」
廊下ですれ違ったオーガス兄様が、ぽつりと放ったひと言。
「なにがって。ブルースたち」
「え」
そういえば、もうすぐ秋である。そろそろ帰ってきても、おかしくはない頃合いだ。
「お土産なにかな」
美味しいお菓子を買ってくると、アロンが言っていた。あんまり期待はしていないが、楽しみではある。
どうせブルース兄様は、疲れた顔して帰ってくるに違いない。ぼんやりしている兄様相手であれば、綿毛ちゃんの件も、勢いで誤魔化せるかもしれない。
そうやって、気楽に兄様たちの帰宅を待っていた俺であったが、兄様帰宅の日が近付くにつれて、綿毛ちゃんが緊張し始めた。どうやら、ユリスのせいで、ブルース兄様がすんごく物騒な奴だと思い込んでいるらしい。
『オレ、ここに居ても大丈夫? お兄さん帰ってくるんだろ。もしあれだったら、魔導書さえ渡してもらえれば、オレはちゃちゃっと帰るけど』
帰るから魔導書渡せ、としつこい犬をユリスが睨みつけて黙らせるというやり取りが、何度も交わされた。
そんなある日である。
ブルース兄様たちに同行していた騎士のひとりが、一足早く屋敷に戻ってきた。あと数日で戻ってくると、先に伝えに来たらしい。
『オレ、隠れていた方がいい?』
「大丈夫だよ」
ビビる綿毛ちゃんを抱えて、屋敷内を散歩する。
帰宅の知らせを受けてから、なんだかオーガス兄様がそわそわしているのだ。様子を見に行こうと部屋にお邪魔すれば、そこには頭を抱える長男がいた。
どうやら、勝手に綿毛ちゃんを受け入れていることが、ブルース兄様にバレたらまずいと考えているらしい。この人、長男なのに。なんで次男相手にビビっているのだろうか。
「大丈夫だよ。ブルース兄様も気に入るよ。喋る犬」
「うーん、どうだろうね」
首を捻るオーガス兄様は、「そういえば」と、雑に話題を切り替える。
「なんか負傷者出たらしいよ」
「……そうなの?」
予想もしていなかった話題に、ちょっと反応が遅れてしまった。怪我人ってことか。そんなに危ない任務だったのか? いやでも、ただの見回りだって、兄様たちは言っていた。ちょっぴり不安になった俺は、綿毛ちゃんをぎゅっと抱きしめる。
「大丈夫なの?」
「うん。そんなたいした怪我じゃないらしいから」
「ふーん?」
お気楽モードのオーガス兄様は、あんまり心配していないらしい。じゃあ大丈夫なのかもしれない。
「誰が怪我したの?」
「アロンだって。珍しいよね」
「え」
またもや予想外の展開に、目を見開く。アロンはふざけた人だが、意外と優秀だと知っている。そんな彼が怪我なんて。
出発前、アロンと交わしたやり取りを思い出す。なんか知らんが、あいつは死亡フラグっぽい言動を連発していた。俺に預けて行った指輪は、白猫の首輪にバッチリ装着してある。
え、マジで?
「アロン、死なない?」
「死にはしないでしょ。え、死なないよね?」
なぜか突然、首を傾げ始めた兄様は、「え、でも。単なる怪我で連絡寄越すって今までなかったよな。え、もしかして重症なの?」と、ぶつぶつ考え込み始める。やがて顔を上げた兄様は、窓の外に目をやった。
「……そういや、帰宅も予定より早いね」
なんだか怪しくなってきた雲行きに、綿毛ちゃんが不安そうに黙り込んでいる。いつもはうるさいくせに。
「アロン。大丈夫かなぁ」
ぼそっと呟いた言葉に、オーガス兄様はなんとも言えない表情で、わかんないと視線を逸らしてしまった。
『いやいやいや! 待て、坊ちゃん。オレは君のペットになるつもりはないぞ!』
「ユリス! その犬捕まえて!」
「……うるさい」
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「待て!」
『助けて! 誰か助けてぇ!』
室内を駆ける毛玉は、意外とすばしっこい。飛びかかっても、紙一重で逃げられてしまう。ジタバタ暴れて、徐々に腹の立ってきた俺は、勢いよく毛玉を指さす。
「犬! 捨てられてもいいのかぁ!」
『だから捨てられるってなに!? この屋敷、犬捨てるような野蛮な奴がいるの!?』
「ブルース兄様が帰ってきたら、捨てられるぞ!」
『誰ぇ!』
「うちの次男。俺が最初に拾った黒猫も捨てられるところだったんだぞ。怪しい犬なんて、すぐに捨てられるぞ」
『怖ぁ。君のお兄さん物騒だね』
小さく震える犬。様子を見守っていたタイラーとロニーが、なんだか微妙な顔をしている。
その一方で、なぜかそわそわと立ち上がったユリスが、悪い笑顔で寄ってくる。
「おい、そこの犬」
『なんだい、ユリス坊ちゃん。もしかして助けにきてくれたのかい』
「ブルースが戻ってきたら、おまえなんて即処分されるぞ」
『こっわ! え、マジでそんな物騒なお兄さんいるの?』
ノリノリでブルース兄様について語るユリスは、犬をビビらせて遊んでいる。いや、これはブルース兄様の悪口言って楽しんでいるのか?
しかし、綿毛ちゃんがユリスと会話している今がチャンス。ふるふる震える綿毛ちゃんは、隙だらけであった。
そろそろと、背後にまわってゆっくりと近付く。逃げられないうちにと、一気に飛びかかった。
『うぎゃあ!』
「観念しろ」
大袈裟に驚く綿毛ちゃんをガシッと掴むことに成功した俺は、そのまま毛玉を床に押し付ける。
『や、やめてぇ』
地味に暴れるもふもふ。悪戦苦闘していれば、足取り軽くやってきたユリスが、横から手を伸ばして綿毛ちゃんを押さえておいてくれる。
『助けて! ロニーさん、助けてぇ』
ロニーに助けを求めるが、彼は困ったように見守るだけだ。そもそも、この首輪を用意したのはロニーだ。彼に助けを求めても、無駄だと思う。
ユリスが押さえてくれている間に、なんとか首輪を装着する。「できた!」と満足する俺であったが、なんだかもふもふの毛に隠れてしまって、あまり首輪が目立たない。思っていたのと違う。これじゃあ、飼い犬だとすぐには判断できない。
『酷いよぉ。マジでペットになるつもりはなかったのに』
シクシクと落ち込む綿毛ちゃんを、ユリスと一緒に囲んで、ふたりで撫でまわす。「いじめたらダメですよ」と、ロニーが優しく注意してくるが、いじめた覚えはない。
「喋る犬。ブルース兄様に見せたら、びっくりするかな」
「そうだな」
どれくらい驚くか見ものだな、と口角を持ち上げるユリスは、悪い顔をしていた。
※※※
屋敷に綿毛ちゃんが増えて、ちょっと賑やかになった。綿毛ちゃんは、ひとりでずっと喋っている。誰も聞いていないのに、延々とお喋りしている。多分、黙ったら死んじゃうタイプの犬なんだと思う。
最初の頃は、ロニーやジャンが律儀に相槌を打っていたのだが、最近では誰も耳を傾けなくなった。返事をしても、犬は次から次へと新しい話題を出しては、ずっと喋っている。その内容は、特に意味もない、どうでもいいものばかり。
誰もお返事しなくなっても、綿毛ちゃんはなんにも気にしていない。もふもふの体でうろうろしながら、ずっとひとりで喋って、楽しそうにしている。
「綿毛ちゃん。うるさい」
『なんでよ。オレの話聞いてよ』
そんなこんなで、綿毛ちゃんを静かにさせようと躍起になっているうちに、俺の毎日は過ぎていく。
「そろそろ、帰ってくるんじゃない?」
「なにが」
廊下ですれ違ったオーガス兄様が、ぽつりと放ったひと言。
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「え」
そういえば、もうすぐ秋である。そろそろ帰ってきても、おかしくはない頃合いだ。
「お土産なにかな」
美味しいお菓子を買ってくると、アロンが言っていた。あんまり期待はしていないが、楽しみではある。
どうせブルース兄様は、疲れた顔して帰ってくるに違いない。ぼんやりしている兄様相手であれば、綿毛ちゃんの件も、勢いで誤魔化せるかもしれない。
そうやって、気楽に兄様たちの帰宅を待っていた俺であったが、兄様帰宅の日が近付くにつれて、綿毛ちゃんが緊張し始めた。どうやら、ユリスのせいで、ブルース兄様がすんごく物騒な奴だと思い込んでいるらしい。
『オレ、ここに居ても大丈夫? お兄さん帰ってくるんだろ。もしあれだったら、魔導書さえ渡してもらえれば、オレはちゃちゃっと帰るけど』
帰るから魔導書渡せ、としつこい犬をユリスが睨みつけて黙らせるというやり取りが、何度も交わされた。
そんなある日である。
ブルース兄様たちに同行していた騎士のひとりが、一足早く屋敷に戻ってきた。あと数日で戻ってくると、先に伝えに来たらしい。
『オレ、隠れていた方がいい?』
「大丈夫だよ」
ビビる綿毛ちゃんを抱えて、屋敷内を散歩する。
帰宅の知らせを受けてから、なんだかオーガス兄様がそわそわしているのだ。様子を見に行こうと部屋にお邪魔すれば、そこには頭を抱える長男がいた。
どうやら、勝手に綿毛ちゃんを受け入れていることが、ブルース兄様にバレたらまずいと考えているらしい。この人、長男なのに。なんで次男相手にビビっているのだろうか。
「大丈夫だよ。ブルース兄様も気に入るよ。喋る犬」
「うーん、どうだろうね」
首を捻るオーガス兄様は、「そういえば」と、雑に話題を切り替える。
「なんか負傷者出たらしいよ」
「……そうなの?」
予想もしていなかった話題に、ちょっと反応が遅れてしまった。怪我人ってことか。そんなに危ない任務だったのか? いやでも、ただの見回りだって、兄様たちは言っていた。ちょっぴり不安になった俺は、綿毛ちゃんをぎゅっと抱きしめる。
「大丈夫なの?」
「うん。そんなたいした怪我じゃないらしいから」
「ふーん?」
お気楽モードのオーガス兄様は、あんまり心配していないらしい。じゃあ大丈夫なのかもしれない。
「誰が怪我したの?」
「アロンだって。珍しいよね」
「え」
またもや予想外の展開に、目を見開く。アロンはふざけた人だが、意外と優秀だと知っている。そんな彼が怪我なんて。
出発前、アロンと交わしたやり取りを思い出す。なんか知らんが、あいつは死亡フラグっぽい言動を連発していた。俺に預けて行った指輪は、白猫の首輪にバッチリ装着してある。
え、マジで?
「アロン、死なない?」
「死にはしないでしょ。え、死なないよね?」
なぜか突然、首を傾げ始めた兄様は、「え、でも。単なる怪我で連絡寄越すって今までなかったよな。え、もしかして重症なの?」と、ぶつぶつ考え込み始める。やがて顔を上げた兄様は、窓の外に目をやった。
「……そういや、帰宅も予定より早いね」
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