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12歳
299 お菓子をゲットした
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「ベネット! うちで働かない? まだ帰っちゃダメ!」
「私にはもったないお言葉です」
「そんなこと言わずにぃ!」
ベネットの背中に全力でしがみつけば、彼はやんわりと俺の手を離しにかかってくる。酷い。負けるものかと、両腕に力を込める。ここで逃すと、次いつ会えるかわからないからな。下手したら数年会えないとか、あり得てしまう。まだ帰らないでと、全力でお願いしておく。そんな俺を見て、フランシスがやれやれと肩をすくめる。
「ルイスくん? ベネットは僕のだからね」
「いやだぁ」
ここぞとばかりに自慢してくるフランシスは、嫌な奴だと思う。すごく羨ましい。一体どうやって、こんな素敵長髪男子さんを捕まえたんだ。
そろそろ夕食の時間である。
帰ると言い出したフランシスに、俺は慌てた。まだ全然ベネットと遊んでいない。これでは、わざわざフランシスにお手紙出して、ご招待した意味がない。
「ベネット。泊まっていって」
「しかし」
困ったように、フランシスへと視線を投げるベネットはつれないと思う。だが、フランシスと別行動するわけにはいかないというベネットの気持ちを察した俺は、すかさず次の提案をする。
「フランシスも泊まっていいよ」
「僕はおまけ扱いなんだ」
苦笑するフランシスは、思案するように、顎に手をやる。ここでの決定権を持つのは、ベネットではなくフランシスだ。
「うーん。でもなぁ」
「お願い、フランシス! 今みんないないから泊まっていいよ! ブルース兄様もユリスもいないし」
お願いお願いとフランシス相手に粘ってみれば、彼は「うーん」と、ちょっと考えるような仕草をしてみせる。これはチャンスだ。まったくダメというわけではなさそうな気配を察知して、期待に目を輝かせる。
「オーガス兄様がいいって言ったら、お泊まりしようよ!」
「え」
「じゃあ決まりね!」
「あ、ちょっと」
フランシスの気が変わらないうちにと、部屋を飛び出す。オーガス兄様がいいと言えば、フランシスも文句は言わないだろう。俺のあとに続いて、ドアに手をかけるフランシス。廊下を覗く彼は、それ以上は追いかけてこなかった。
その横をすり抜けて、ロニーが駆け寄ってくるが、足を止めている暇はない。
「オーガス兄様!」
勢いよく部屋に突入すれば、頬杖ついていたらしい兄様が、びくりと肩を揺らすところであった。
「ノックをしてくださいよ」
文句を言ってくるニックに、うんうん頷いて、オーガス兄様へと向かっていく。
「兄様! フランシス、今日泊まってもいい?」
「え。なんで急に」
「いいでしょ! ねぇ! いいって言って!」
オーガス兄様は気弱である。押せばいける。いいでしょ、と大声で騒げば、オーガス兄様は「うわ、この感じ久しぶりだな」と、しみじみ呟いてしまう。
「フランシスと、そんなに仲良かったっけ?」
「うん。友達」
「へー」
気の抜けた声を発した兄様は、ちらりとロニーに視線をやる。それを受けて、ロニーが控えめに頷くという謎のやりとりを交わし、兄様はあっさりと結論を出した。
「フランシスがいいって言うなら、うちは別に構わないけど」
「ありがとう! オーガス兄様」
さすがオーガス兄様。頭ごなしに全部ダメと言ってくるブルース兄様とは大違いだ。
部屋に戻って、フランシスに駆け寄っていく。
ジャンを相手にして、なにやらお喋りしていた彼は、テンション高く戻ってきた俺をみて、結論を察したらしい。
「……まぁ、今から帰っても。そろそろ暗くなるからね。一泊くらいなら」
「やったぁ!」
手放しで喜ぶ俺に、フランシスは「一泊だけだからね」と、変な念押しをしてきた。遠慮せずに。ずっと泊まっていってもいいんだぞ。
幸い、部屋はたくさんある。
フランシスが連れていたお供の人たちの部屋も用意して、準備はバッチリだ。
夕食後、せっかくだからオーガス兄様に挨拶したいというフランシスの手を引いて、兄様の部屋まで案内してあげた。ビビリなオーガス兄様は、突然現れたフランシスに、一瞬だけぎょっとしていたが、すぐに引き攣った笑みを浮かべて歓迎していた。頑張って、長男っぽく振る舞っていることが丸わかりである。
対するフランシスは、すごく爽やかお兄さんモードだった。
そうして、お互いによくわからない猫を被って言葉を交わすふたりを見守ったあと、俺はフランシスを客間へと案内してあげる。
街歩きして疲れたらしいフランシスは、はやく休みたそうな様子であった。
「明日、帰っちゃうの?」
「うん。僕にも予定というものがあるからね」
「……ベネットだけでも置いて行って」
「ベネットのどこをそんなに気に入ったんだい?」
わからないと首を左右に振るフランシスの背後で、当のベネットが気まずそうに目を伏せている。
どこって。あの素敵な長髪以外になにかある?
「ベネットは僕のだからダメ」
取り付く島もないフランシスは、明日の朝にはここを出発するという。そんなのダメだ。ベネットと遊ぶ時間が、ほとんどないじゃないか。
「ベネットと遊べないじゃん!」
「今遊びなよ。ほら、ベネット。遊んであげなよ」
背後のベネットを手招きして、フランシスが適当なことを言う。ムスッと頬を膨らませる俺だが、本当に明日の朝イチで帰ってしまうというのであれば、のんびりしている暇はない。
「ベネット。噴水見にいこう!」
「もう暗いから、外はダメですよ」
ベネットの代わりに返事をしたロニーが、そう言って困ったように眉尻を下げていた。そうだな。もう外は真っ暗だ。「はーい」と、渋々お返事して、ベネットの手を引く。
「ねぇ! じゃあ今日は一緒に寝よう」
ゲホゲホとむせ返ったフランシス。
けれども、すぐに呼吸を整えた彼は「流石にそれはやめておこうか」と、こちらに歩み寄ってくる。後ろから俺の両肩に手を置いて、「ベネットも困ってるよ」と優しく諭してくる。
「えー、でも」
一緒に寝たいと再度主張しようとして、口を閉ざす。ベネットが、なんかすんごく困ったような顔をしていたからだ。
ベネットを困らせたいわけではない。だが、目の前にいる彼は、口にこそしないが、すんごく困っているように見える。
先程フランシスに言われたこととか。随分と前のことだが、アロンと一緒に寝たことを知ったオーガス兄様が、すごく怒っていたこととか。使用人との距離の取り方を覚えろと口うるさいブルース兄様のこととか。
色々考えた結果、しゅんと肩を落とす。
多分。いや、絶対にだ。ベネットが、俺と一緒に寝ることなんてないんだろうなと理解した。ここでごねても、どうにもならないと思う。
諦めた俺の顔を、フランシスが後ろから覗き込んでくる。
「おや。案外あっさり引き下がったね」
「……うん」
肩に置かれていた手が離れたかと思いきや、今度はわしゃわしゃと頭を撫でられる。相変わらず、撫で方が雑である。
「フランシス。やめて」
「ははっ、ごめんごめん」
ごめんと言いながら、一向にやめる気配のない彼は、ちょっとだけ楽しそうに目を細める。
「うんうん。ルイスくんがわかってくれて、僕も嬉しいよ」
なぜか得意気なフランシスは、俺を子供扱いしている。
俺はこう見えて、中身は大人である。フランシスとあんまり変わんないと思う。この扱い方は納得いかない。大事なことなので、口を酸っぱくして伝えるが、その度にフランシスは「僕の方が大人だよ」と、上から目線でアピールしてくる。
今回だって、そうだ。
「子供扱いするんじゃない」
「ん? ルイスくんは、まだまだ子供だろ」
「違う! 俺に謝れ!」
謝る気のないフランシスは、やれやれと軽く肩をすくめてしまう。そんな芝居がかった仕草も、不思議と絵になってしまう男だ。
「お詫びにベネットもらうから!」
「だからベネットは僕のだってば」
代わりに美味しいお菓子をあげよう、と交渉してくるフランシスは、間違いなく俺をお子様扱いしていた。
そうやってゲットしたお菓子は、とても美味しかった。
「私にはもったないお言葉です」
「そんなこと言わずにぃ!」
ベネットの背中に全力でしがみつけば、彼はやんわりと俺の手を離しにかかってくる。酷い。負けるものかと、両腕に力を込める。ここで逃すと、次いつ会えるかわからないからな。下手したら数年会えないとか、あり得てしまう。まだ帰らないでと、全力でお願いしておく。そんな俺を見て、フランシスがやれやれと肩をすくめる。
「ルイスくん? ベネットは僕のだからね」
「いやだぁ」
ここぞとばかりに自慢してくるフランシスは、嫌な奴だと思う。すごく羨ましい。一体どうやって、こんな素敵長髪男子さんを捕まえたんだ。
そろそろ夕食の時間である。
帰ると言い出したフランシスに、俺は慌てた。まだ全然ベネットと遊んでいない。これでは、わざわざフランシスにお手紙出して、ご招待した意味がない。
「ベネット。泊まっていって」
「しかし」
困ったように、フランシスへと視線を投げるベネットはつれないと思う。だが、フランシスと別行動するわけにはいかないというベネットの気持ちを察した俺は、すかさず次の提案をする。
「フランシスも泊まっていいよ」
「僕はおまけ扱いなんだ」
苦笑するフランシスは、思案するように、顎に手をやる。ここでの決定権を持つのは、ベネットではなくフランシスだ。
「うーん。でもなぁ」
「お願い、フランシス! 今みんないないから泊まっていいよ! ブルース兄様もユリスもいないし」
お願いお願いとフランシス相手に粘ってみれば、彼は「うーん」と、ちょっと考えるような仕草をしてみせる。これはチャンスだ。まったくダメというわけではなさそうな気配を察知して、期待に目を輝かせる。
「オーガス兄様がいいって言ったら、お泊まりしようよ!」
「え」
「じゃあ決まりね!」
「あ、ちょっと」
フランシスの気が変わらないうちにと、部屋を飛び出す。オーガス兄様がいいと言えば、フランシスも文句は言わないだろう。俺のあとに続いて、ドアに手をかけるフランシス。廊下を覗く彼は、それ以上は追いかけてこなかった。
その横をすり抜けて、ロニーが駆け寄ってくるが、足を止めている暇はない。
「オーガス兄様!」
勢いよく部屋に突入すれば、頬杖ついていたらしい兄様が、びくりと肩を揺らすところであった。
「ノックをしてくださいよ」
文句を言ってくるニックに、うんうん頷いて、オーガス兄様へと向かっていく。
「兄様! フランシス、今日泊まってもいい?」
「え。なんで急に」
「いいでしょ! ねぇ! いいって言って!」
オーガス兄様は気弱である。押せばいける。いいでしょ、と大声で騒げば、オーガス兄様は「うわ、この感じ久しぶりだな」と、しみじみ呟いてしまう。
「フランシスと、そんなに仲良かったっけ?」
「うん。友達」
「へー」
気の抜けた声を発した兄様は、ちらりとロニーに視線をやる。それを受けて、ロニーが控えめに頷くという謎のやりとりを交わし、兄様はあっさりと結論を出した。
「フランシスがいいって言うなら、うちは別に構わないけど」
「ありがとう! オーガス兄様」
さすがオーガス兄様。頭ごなしに全部ダメと言ってくるブルース兄様とは大違いだ。
部屋に戻って、フランシスに駆け寄っていく。
ジャンを相手にして、なにやらお喋りしていた彼は、テンション高く戻ってきた俺をみて、結論を察したらしい。
「……まぁ、今から帰っても。そろそろ暗くなるからね。一泊くらいなら」
「やったぁ!」
手放しで喜ぶ俺に、フランシスは「一泊だけだからね」と、変な念押しをしてきた。遠慮せずに。ずっと泊まっていってもいいんだぞ。
幸い、部屋はたくさんある。
フランシスが連れていたお供の人たちの部屋も用意して、準備はバッチリだ。
夕食後、せっかくだからオーガス兄様に挨拶したいというフランシスの手を引いて、兄様の部屋まで案内してあげた。ビビリなオーガス兄様は、突然現れたフランシスに、一瞬だけぎょっとしていたが、すぐに引き攣った笑みを浮かべて歓迎していた。頑張って、長男っぽく振る舞っていることが丸わかりである。
対するフランシスは、すごく爽やかお兄さんモードだった。
そうして、お互いによくわからない猫を被って言葉を交わすふたりを見守ったあと、俺はフランシスを客間へと案内してあげる。
街歩きして疲れたらしいフランシスは、はやく休みたそうな様子であった。
「明日、帰っちゃうの?」
「うん。僕にも予定というものがあるからね」
「……ベネットだけでも置いて行って」
「ベネットのどこをそんなに気に入ったんだい?」
わからないと首を左右に振るフランシスの背後で、当のベネットが気まずそうに目を伏せている。
どこって。あの素敵な長髪以外になにかある?
「ベネットは僕のだからダメ」
取り付く島もないフランシスは、明日の朝にはここを出発するという。そんなのダメだ。ベネットと遊ぶ時間が、ほとんどないじゃないか。
「ベネットと遊べないじゃん!」
「今遊びなよ。ほら、ベネット。遊んであげなよ」
背後のベネットを手招きして、フランシスが適当なことを言う。ムスッと頬を膨らませる俺だが、本当に明日の朝イチで帰ってしまうというのであれば、のんびりしている暇はない。
「ベネット。噴水見にいこう!」
「もう暗いから、外はダメですよ」
ベネットの代わりに返事をしたロニーが、そう言って困ったように眉尻を下げていた。そうだな。もう外は真っ暗だ。「はーい」と、渋々お返事して、ベネットの手を引く。
「ねぇ! じゃあ今日は一緒に寝よう」
ゲホゲホとむせ返ったフランシス。
けれども、すぐに呼吸を整えた彼は「流石にそれはやめておこうか」と、こちらに歩み寄ってくる。後ろから俺の両肩に手を置いて、「ベネットも困ってるよ」と優しく諭してくる。
「えー、でも」
一緒に寝たいと再度主張しようとして、口を閉ざす。ベネットが、なんかすんごく困ったような顔をしていたからだ。
ベネットを困らせたいわけではない。だが、目の前にいる彼は、口にこそしないが、すんごく困っているように見える。
先程フランシスに言われたこととか。随分と前のことだが、アロンと一緒に寝たことを知ったオーガス兄様が、すごく怒っていたこととか。使用人との距離の取り方を覚えろと口うるさいブルース兄様のこととか。
色々考えた結果、しゅんと肩を落とす。
多分。いや、絶対にだ。ベネットが、俺と一緒に寝ることなんてないんだろうなと理解した。ここでごねても、どうにもならないと思う。
諦めた俺の顔を、フランシスが後ろから覗き込んでくる。
「おや。案外あっさり引き下がったね」
「……うん」
肩に置かれていた手が離れたかと思いきや、今度はわしゃわしゃと頭を撫でられる。相変わらず、撫で方が雑である。
「フランシス。やめて」
「ははっ、ごめんごめん」
ごめんと言いながら、一向にやめる気配のない彼は、ちょっとだけ楽しそうに目を細める。
「うんうん。ルイスくんがわかってくれて、僕も嬉しいよ」
なぜか得意気なフランシスは、俺を子供扱いしている。
俺はこう見えて、中身は大人である。フランシスとあんまり変わんないと思う。この扱い方は納得いかない。大事なことなので、口を酸っぱくして伝えるが、その度にフランシスは「僕の方が大人だよ」と、上から目線でアピールしてくる。
今回だって、そうだ。
「子供扱いするんじゃない」
「ん? ルイスくんは、まだまだ子供だろ」
「違う! 俺に謝れ!」
謝る気のないフランシスは、やれやれと軽く肩をすくめてしまう。そんな芝居がかった仕草も、不思議と絵になってしまう男だ。
「お詫びにベネットもらうから!」
「だからベネットは僕のだってば」
代わりに美味しいお菓子をあげよう、と交渉してくるフランシスは、間違いなく俺をお子様扱いしていた。
そうやってゲットしたお菓子は、とても美味しかった。
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