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12歳
288 風邪ひいた
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「……なんか、頭痛い」
「なんで悪化してるんですか?」
冷たいことを言うタイラーは、呆れたと肩をすくめてみせる。
翌日。ここまでくれば、流石に俺でもわかる。風邪ひいた。
ベッドに潜り込んだまま、喉痛い気がする、頭痛いとぶつぶつ文句を言う俺に、タイラーが「はいはい」と適当に返事をしてくる。
ロニーは、ちょっと席を外すと言って部屋を出て行った。たぶん、ブルース兄様あたりに相談に行ったと思われる。ジャンも大慌てでどこかへ行ってしまった。こちらはおそらく、氷嚢かなにかを準備しに行ったのだろう。
そうしてひとり寝込んでいた俺のもとに、入れかわりで姿を見せたタイラーは、「昨日はなにしてたんですか」と訊いてくる。
「大人しくしててくださいって言いましたよね」
「してたよ。部屋にいたもん」
「お部屋でなにしてたんですか」
「猫を追いかけて遊んでた」
「全然大人しくしていない。なんでですか」
なんでって言われてもな。昨日はマジでなんともなかったんだもん。部屋で大人しく座っているなんて無理だった。でも、ロニーが外に行ってはダメと言うから。妥協した俺は、部屋の中でひたすら猫と遊んだ。
ロニーが何度も「走ったらダメですよ」と注意してきたのだが、「はーい」とその場しのぎの返事をしてやり過ごした。
そうしてめっちゃ遊びまわった結果、なんか体調が悪化した。
朝から起き上がることなく、ベッドにふせる俺。
俺が遊ぶからという理由で、白猫エリスちゃんを抱えたタイラーは、そのままユリスの部屋へと戻ってしまった。ユリスが猫をいじめないかすごく心配。せめてオーガス兄様かブルース兄様に預けてくれよ。
そうして起き上がる元気もない俺のもとへ。
なぜか頻繁にユリスがやって来る。昨日は一度も顔を見に来なかったのに。俺がふせっていると聞いた途端に、にやにやと見学に訪れるようになった。
おそらくタイラーの目を盗んで訪れているらしいユリスは、ノックもなしにドアを開けると、かつかつと寄ってきて、ベッドに横たわる俺の顔を覗き込む。
「馬鹿は風邪ひかないというが。正しくは、馬鹿は風邪ひいても気が付かない、だな」
そんなことを楽しそうに吐き捨てて、すぐに部屋を出ていくユリス。
なんやあのお子様。まさか嫌味だけ言いにきたのかよ。すげぇ嫌な奴だ。言い返す気力もない俺は、せめてもの抵抗に弱々しく睨み付けておく。
その後、ブルース兄様が呼んでくれたお医者さんが来てくれたが、普通に風邪だと告げて帰っていった。なんか薬も渡されたのだが、苦そうなので飲みたくないと頑張って駄々をこねたところ、飲んだらお菓子食べていいとブルース兄様が言うので、頑張って飲んだ。
それなのに。
「……なんか、食べる気しない」
「そうか」
普通に食欲がない。今食べたらなんか吐きそう。
「騙したなぁ。ブルース兄様めぇ」
「騙してはいないだろ」
すごく騙された。俺のお菓子。食べていいと言われたのに、食べることができないなんて。悔しくて泣けば、ブルース兄様が顔を引き攣らせていた。
「どんだけ食い意地張ってんだよ。治ったら食っていいから。泣くなよ」
「うぅ……」
そうして、めそめそ泣いていたところ、ひょっこり顔を出したユリスが、鼻で笑ってきた。
「夏風邪は馬鹿がひくそうだぞ」
またしても嫌味を言ってくるユリスであったが、今回はすぐさまブルース兄様によって追い出されていた。
「なにしに来たんだ、あいつは」
「ユリスね。さっきから、何回も来てから俺を馬鹿にしてくる」
三十分置きくらいにやってくるのだ。多分、弱っている俺を見るのが楽しくてたまらないのだろう。嫌な奴。
やり返せないことが悔しくて、再び涙を流す。ベッドに寝転んだまま、ジタバタ暴れてやるが、頭痛が酷くなってすぐにやめた。
「……頭いたい」
「ば、大人しくしてろ」
今、明らかに馬鹿と言おうとしたブルース兄様を睨みつけてやる気力もない。
「俺、このまま死んだらどうしよう」
「ただの風邪だ。死にはしないから安心しろ」
「もう一生お菓子食べられないかもしれない」
「そんなわけないだろ。なんだ。なぜ急に後ろ向きになる。いつものお気楽さはどうした」
大丈夫だと口にするブルース兄様の言うことは、いまいち信用できない。先程、薬の一件で騙されたばかりだ。
ぐすぐすと泣いていれば、ブルース兄様が困ったように眉尻を下げていることがわかった。
ロニーとジャンに退出するようにと言い付けた兄様は、椅子を抱えてくるとベッド横に置いて腰掛けた。
どうやら部屋に居てくれるらしい。
「……仕事は?」
「一日くらい構わないだろ」
素っ気なく答えた兄様は、一度立ち上がると備え付けの本棚へと寄っていく。そうして適当に見繕ってきた本を抱えて、再び腰掛けた。
「おまえ、俺が用意してやった本。全然読んでないだろ」
読むわけないだろ。あとその話、今じゃないとダメか?
ぶつぶつ言っているブルース兄様。俺への小言をずっと吐き出しているが、隣に兄様が居ることが目を閉じていてもわかるから、なんだか落ち着く。
たまに俺への暴言を吐いているが、別にいいや。今だけは許してやろうと思う。
そうして、子守唄にしてはちょっと物騒な兄様の独り言を聞きながら、うとうとと眠りに落ちていった。
※※※
目を覚ますと、ブルース兄様がまだいた。
「なにしてるの」
「起きたのか?」
俺の質問に答えない兄様は、退屈そうに本を読んでいた。てっきり俺が寝たらすぐに帰るかと思っていた。
本を閉じた兄様は、こちらに身を乗り出して、おでこに手を置いてくる。ひんやりと冷たい手は、心地よい。
「ちょっとはマシになったな」
「うん」
自分ではよくわからないが、頷いておく。まだお菓子は食べられそうにない。俺のお菓子を目で確認して、兄様が食べていないことにホッと胸を撫で下ろす。
そんな時である。またもや顔を出したユリスは、俺とブルース兄様を見比べて、ふっと意地の悪い笑みを浮かべる。
「風邪をひいたことに気が付けるくらいには、賢くなったのか? よかったな」
こいつ。マジでなんの用だよ。
ブルース兄様が追い返そうとするが、「なんでブルースはよくて、僕はダメなんだ」と不機嫌になってしまう。
「うつったらどうする」
「おまえもな」
「俺はいいんだよ」
無茶苦茶だと騒ぐユリス。正直うるさい。頭に響くからやめてほしい。先程までの、ブルース兄様とふたりきりの空間が名残惜しい。
はやくこのお子様を追い出さねば。突然生じた使命感から、俺は頑張って口を開く。
「ブルース兄様は。あの、あれだから。脳筋だから。うつんないよ」
「俺も出て行ってもいいんだぞ」
なぜか俺を見捨てようとしてくる兄様は、酷いと思う。やめて、俺をひとりにしないでと縋れば、兄様が「冗談だ」と素っ気なく返す。
「……なるほど。ブルースも馬鹿の部類に属するから風邪はひかないというわけか」
ひとり納得するユリスに、ブルース兄様が苦い顔をしている。
「ほら、おまえは出て行け」
「僕は馬鹿ではないからな。風邪がうつったら困るからな」
「わかった。もうそういうことでいいから。はよ出て行け」
ユリスの相手が面倒になったのだろう。適当に頷いてユリスを追い出すことに成功したブルース兄様は、やれやれとため息をつく。
「……ユリスは意地悪」
ぽつりと呟く俺に、兄様は「あいつも心配なんだろ」と言ってくる。
そうかな。ユリスは心配しているのではなく、楽しんでいると思う。その証拠に、ずっとにやにやしている。
「ブルース兄様」
「なんだ」
「兄様は、結婚しないの」
「なんだ突然」
変な顔をした兄様は、考えるように顎に手を持っていく。
ブルース兄様は、常日頃からオーガス兄様に遠慮している。オーガス兄様はプライド高いから。先に結婚するのは許さないと堂々と言っちゃうくらいには器の小さい長男だから。
だから今すぐにブルース兄様が結婚することはないと思うけど、エリックだって突然結婚してしまった。兄様たちが結婚したらどうなるのだろうか。もしかして家を出て行ったりするのだろうか。オーガス兄様は跡継ぎとか言っていたから、ヴィアン家を出て行くことはないと思う。でもブルース兄様は?
「結婚したら家、出て行くの?」
「出て行かない。兄上の補佐があるからな」
ならいっか。ちょっと安心した。
へへっと笑っていると、ブルース兄様が「おまえはどうなんだ」と予想外の問いかけをしてくる。
「どうって?」
「将来的には、うちを出て行くのか?」
「……?」
出て行ってどうするんだよ。俺、ひとりじゃ生きていけないぞ。
「いや、いい。おまえはおまえの好きなようにすればいいさ」
「うん?」
俺は今でも割と好き勝手にやっていると思うけどな。
でも、兄様たちがずっと家にいるというのは安心である。熱のせいで体はだるいが、心はぽかぽかしているから大丈夫だ。もしかしたら薬が効いてきたのかもしれない。再び重くなる瞼に、抗うことはしなかった。
「なんで悪化してるんですか?」
冷たいことを言うタイラーは、呆れたと肩をすくめてみせる。
翌日。ここまでくれば、流石に俺でもわかる。風邪ひいた。
ベッドに潜り込んだまま、喉痛い気がする、頭痛いとぶつぶつ文句を言う俺に、タイラーが「はいはい」と適当に返事をしてくる。
ロニーは、ちょっと席を外すと言って部屋を出て行った。たぶん、ブルース兄様あたりに相談に行ったと思われる。ジャンも大慌てでどこかへ行ってしまった。こちらはおそらく、氷嚢かなにかを準備しに行ったのだろう。
そうしてひとり寝込んでいた俺のもとに、入れかわりで姿を見せたタイラーは、「昨日はなにしてたんですか」と訊いてくる。
「大人しくしててくださいって言いましたよね」
「してたよ。部屋にいたもん」
「お部屋でなにしてたんですか」
「猫を追いかけて遊んでた」
「全然大人しくしていない。なんでですか」
なんでって言われてもな。昨日はマジでなんともなかったんだもん。部屋で大人しく座っているなんて無理だった。でも、ロニーが外に行ってはダメと言うから。妥協した俺は、部屋の中でひたすら猫と遊んだ。
ロニーが何度も「走ったらダメですよ」と注意してきたのだが、「はーい」とその場しのぎの返事をしてやり過ごした。
そうしてめっちゃ遊びまわった結果、なんか体調が悪化した。
朝から起き上がることなく、ベッドにふせる俺。
俺が遊ぶからという理由で、白猫エリスちゃんを抱えたタイラーは、そのままユリスの部屋へと戻ってしまった。ユリスが猫をいじめないかすごく心配。せめてオーガス兄様かブルース兄様に預けてくれよ。
そうして起き上がる元気もない俺のもとへ。
なぜか頻繁にユリスがやって来る。昨日は一度も顔を見に来なかったのに。俺がふせっていると聞いた途端に、にやにやと見学に訪れるようになった。
おそらくタイラーの目を盗んで訪れているらしいユリスは、ノックもなしにドアを開けると、かつかつと寄ってきて、ベッドに横たわる俺の顔を覗き込む。
「馬鹿は風邪ひかないというが。正しくは、馬鹿は風邪ひいても気が付かない、だな」
そんなことを楽しそうに吐き捨てて、すぐに部屋を出ていくユリス。
なんやあのお子様。まさか嫌味だけ言いにきたのかよ。すげぇ嫌な奴だ。言い返す気力もない俺は、せめてもの抵抗に弱々しく睨み付けておく。
その後、ブルース兄様が呼んでくれたお医者さんが来てくれたが、普通に風邪だと告げて帰っていった。なんか薬も渡されたのだが、苦そうなので飲みたくないと頑張って駄々をこねたところ、飲んだらお菓子食べていいとブルース兄様が言うので、頑張って飲んだ。
それなのに。
「……なんか、食べる気しない」
「そうか」
普通に食欲がない。今食べたらなんか吐きそう。
「騙したなぁ。ブルース兄様めぇ」
「騙してはいないだろ」
すごく騙された。俺のお菓子。食べていいと言われたのに、食べることができないなんて。悔しくて泣けば、ブルース兄様が顔を引き攣らせていた。
「どんだけ食い意地張ってんだよ。治ったら食っていいから。泣くなよ」
「うぅ……」
そうして、めそめそ泣いていたところ、ひょっこり顔を出したユリスが、鼻で笑ってきた。
「夏風邪は馬鹿がひくそうだぞ」
またしても嫌味を言ってくるユリスであったが、今回はすぐさまブルース兄様によって追い出されていた。
「なにしに来たんだ、あいつは」
「ユリスね。さっきから、何回も来てから俺を馬鹿にしてくる」
三十分置きくらいにやってくるのだ。多分、弱っている俺を見るのが楽しくてたまらないのだろう。嫌な奴。
やり返せないことが悔しくて、再び涙を流す。ベッドに寝転んだまま、ジタバタ暴れてやるが、頭痛が酷くなってすぐにやめた。
「……頭いたい」
「ば、大人しくしてろ」
今、明らかに馬鹿と言おうとしたブルース兄様を睨みつけてやる気力もない。
「俺、このまま死んだらどうしよう」
「ただの風邪だ。死にはしないから安心しろ」
「もう一生お菓子食べられないかもしれない」
「そんなわけないだろ。なんだ。なぜ急に後ろ向きになる。いつものお気楽さはどうした」
大丈夫だと口にするブルース兄様の言うことは、いまいち信用できない。先程、薬の一件で騙されたばかりだ。
ぐすぐすと泣いていれば、ブルース兄様が困ったように眉尻を下げていることがわかった。
ロニーとジャンに退出するようにと言い付けた兄様は、椅子を抱えてくるとベッド横に置いて腰掛けた。
どうやら部屋に居てくれるらしい。
「……仕事は?」
「一日くらい構わないだろ」
素っ気なく答えた兄様は、一度立ち上がると備え付けの本棚へと寄っていく。そうして適当に見繕ってきた本を抱えて、再び腰掛けた。
「おまえ、俺が用意してやった本。全然読んでないだろ」
読むわけないだろ。あとその話、今じゃないとダメか?
ぶつぶつ言っているブルース兄様。俺への小言をずっと吐き出しているが、隣に兄様が居ることが目を閉じていてもわかるから、なんだか落ち着く。
たまに俺への暴言を吐いているが、別にいいや。今だけは許してやろうと思う。
そうして、子守唄にしてはちょっと物騒な兄様の独り言を聞きながら、うとうとと眠りに落ちていった。
※※※
目を覚ますと、ブルース兄様がまだいた。
「なにしてるの」
「起きたのか?」
俺の質問に答えない兄様は、退屈そうに本を読んでいた。てっきり俺が寝たらすぐに帰るかと思っていた。
本を閉じた兄様は、こちらに身を乗り出して、おでこに手を置いてくる。ひんやりと冷たい手は、心地よい。
「ちょっとはマシになったな」
「うん」
自分ではよくわからないが、頷いておく。まだお菓子は食べられそうにない。俺のお菓子を目で確認して、兄様が食べていないことにホッと胸を撫で下ろす。
そんな時である。またもや顔を出したユリスは、俺とブルース兄様を見比べて、ふっと意地の悪い笑みを浮かべる。
「風邪をひいたことに気が付けるくらいには、賢くなったのか? よかったな」
こいつ。マジでなんの用だよ。
ブルース兄様が追い返そうとするが、「なんでブルースはよくて、僕はダメなんだ」と不機嫌になってしまう。
「うつったらどうする」
「おまえもな」
「俺はいいんだよ」
無茶苦茶だと騒ぐユリス。正直うるさい。頭に響くからやめてほしい。先程までの、ブルース兄様とふたりきりの空間が名残惜しい。
はやくこのお子様を追い出さねば。突然生じた使命感から、俺は頑張って口を開く。
「ブルース兄様は。あの、あれだから。脳筋だから。うつんないよ」
「俺も出て行ってもいいんだぞ」
なぜか俺を見捨てようとしてくる兄様は、酷いと思う。やめて、俺をひとりにしないでと縋れば、兄様が「冗談だ」と素っ気なく返す。
「……なるほど。ブルースも馬鹿の部類に属するから風邪はひかないというわけか」
ひとり納得するユリスに、ブルース兄様が苦い顔をしている。
「ほら、おまえは出て行け」
「僕は馬鹿ではないからな。風邪がうつったら困るからな」
「わかった。もうそういうことでいいから。はよ出て行け」
ユリスの相手が面倒になったのだろう。適当に頷いてユリスを追い出すことに成功したブルース兄様は、やれやれとため息をつく。
「……ユリスは意地悪」
ぽつりと呟く俺に、兄様は「あいつも心配なんだろ」と言ってくる。
そうかな。ユリスは心配しているのではなく、楽しんでいると思う。その証拠に、ずっとにやにやしている。
「ブルース兄様」
「なんだ」
「兄様は、結婚しないの」
「なんだ突然」
変な顔をした兄様は、考えるように顎に手を持っていく。
ブルース兄様は、常日頃からオーガス兄様に遠慮している。オーガス兄様はプライド高いから。先に結婚するのは許さないと堂々と言っちゃうくらいには器の小さい長男だから。
だから今すぐにブルース兄様が結婚することはないと思うけど、エリックだって突然結婚してしまった。兄様たちが結婚したらどうなるのだろうか。もしかして家を出て行ったりするのだろうか。オーガス兄様は跡継ぎとか言っていたから、ヴィアン家を出て行くことはないと思う。でもブルース兄様は?
「結婚したら家、出て行くの?」
「出て行かない。兄上の補佐があるからな」
ならいっか。ちょっと安心した。
へへっと笑っていると、ブルース兄様が「おまえはどうなんだ」と予想外の問いかけをしてくる。
「どうって?」
「将来的には、うちを出て行くのか?」
「……?」
出て行ってどうするんだよ。俺、ひとりじゃ生きていけないぞ。
「いや、いい。おまえはおまえの好きなようにすればいいさ」
「うん?」
俺は今でも割と好き勝手にやっていると思うけどな。
でも、兄様たちがずっと家にいるというのは安心である。熱のせいで体はだるいが、心はぽかぽかしているから大丈夫だ。もしかしたら薬が効いてきたのかもしれない。再び重くなる瞼に、抗うことはしなかった。
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