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11歳
273 事件?
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「ユリス様います?」
早朝。
ジャンに起こされて、もぞもぞとベッドから出て眠い目を擦っていた時である。本音ではもう少し寝ていたい。だが、いつまでもベッドに潜っているとジャンが悲痛な声をあげるのだ。そんな絶望しなくても。
タイラーは口うるさくて面倒だが、ジャンも放っておくと酷く思い詰めた表情をするから、これはこれで厄介だ。こちらに罪悪感を抱かせて言うこと聞かせる作戦かと疑ってしまう。まぁ、ジャンは素でビクビクしているだけなんだけど。
そんなわけで、ふわぁっと欠伸と共に伸びをする俺に、突然俺の部屋を訪れたタイラーが、険しい顔でそう言った。ロニーに手伝ってもらいながら着替えていた俺は、首を傾げる。
「ユリス? いないけど」
昨夜は、いつも通り白猫エリスちゃんと一緒に寝た。ユリスは自分の部屋で寝たはずだ。けれども、タイラーはなぜか疑いの目を向けてくる。
無言でベッドまで歩み寄った彼は、豪快に布団を剥いで中を確認した。
「……いない」
だからそう言っているだろ。ベッドの中で丸くなっていたエリスちゃんが驚いたように、にゃあにゃあ鳴いている。
「猫いじめないで!」
慌てて白猫を抱え込めば、タイラーが眉を寄せている。なんだその顔は。
「猫に謝れ!」
謝罪を要求すれば、「あー、はいはい。すみませんでした」とやる気のない謝罪があった。なんて奴だ。
「ユリス様、もしかしてお姿がみえないとか?」
俺が脱ぎ散らかした寝間着を回収しながら立ち上がったロニーが、タイラーへと視線を向けている。
先輩であるロニーに、頼るように向き直ったタイラーは「はい」と肯定する。
「朝から姿が見えなくて」
どうやら、先程ユリスを起こしに行ったところ、部屋がもぬけの殻だったらしい。隅々まで室内を捜索したが見当たらない。もしかして、俺の部屋にいるのではとやって来たらしい。
「ルイス様。本当に知りません?」
「知らない」
最後にユリスを見たのは、寝る前。お休みの挨拶ついでに白猫を自慢しに行った時が最後である。その時はタイラーも一緒だった。
だから知らないと伝えるのだが、タイラーはなぜか俺を疑ってくる。
「なんか、ユリス様と結託して余計なことをしようとしていませんか?」
「しないってば」
なんだ余計なことって。
マジで心当たりがないと首を左右に振れば、タイラーが困ったように顎に手を持っていく。もう一度探してきます、と早足に踵を返そうとする彼は、内心でちょっと焦っているらしい。
ユリスは、基本的に早起きが苦手だ。誰かが起こしに行かないと、いつまでも寝ているような奴である。そんなユリスが、勝手に早起きするなんて珍しい。加えて彼は、引きこもりがちな性格でもある。たとえ早起きしたとしても、外に出るとは考えにくい。
季節は秋も終わりに近づいてきた頃である。肌寒くなってきたこの時期に、ユリスが積極的に外出するとは思えない。
そこまで考えて、俺はひとつの可能性を思いつく。
「温室は? 最近、朝は寒いから」
黒猫時代も、ユリスは寒くなると温室に足を向けていた。朝の冷たい空気に嫌気のさした彼が、訪れていてもおかしくはない。
俺の髪を梳いていたロニーが、ドアノブに手をかけるタイラーを呼び止める。次いで、朝食の準備をしているジャンを振り返ると「ルイス様をお願いします」と、勝手に俺のことをジャンにお任せしてしまう。
「ロニー?」
「ちょっと心配なので、私も探してきますね」
「俺も行く」
「ルイス様は朝食を召し上がってお待ちください。大丈夫、すぐに戻りますよ」
にこっと微笑む長髪男子くんに、俺はこくりと頷いておく。
ロニーが大丈夫と言うのならば、大丈夫なのだろう。どうやらタイラーはまだ、ユリスと俺の部屋を確認しただけらしいから、案外そこら辺に居るかもしれない。
「じゃあ、私は温室を確認するから。タイラーはその他をお願いね」
「俺の担当範囲、広過ぎません?」
タイラーの文句を華麗に聞き流して、ロニーは颯爽とユリスの捜索に向かう。
「いってらっしゃーい」
大きく手を振って送り出せば、ロニーは肩越しに微笑んでくれた。
※※※
「ジャン。猫と噴水で遊ぼう」
「それは、えっと」
視線を泳がせるジャンは、どうやら俺の提案に反対らしい。
朝食を済ませて暇を持て余した俺は、エリスちゃんをもふもふする。
猫は水が苦手だとジャンが弱々しく言い聞かせてくるが、もしかしたらエリスちゃんは水が大好きな猫かもしれない。ペットは飼い主に似るとブルース兄様がよく言っているし。であれば、俺と同じく噴水大好きの可能性もある。
普段、猫のお世話は俺がやっているが、お風呂だけはジャンに任せている。俺に任せると部屋中水浸しにしそうとかクソ失礼な理由からである。流石にそこまで豪快なことはしない。
ジャンも桶にためた水と濡らしたタオルを駆使しており、多分だけどエリスちゃんを直接水に入れたことはないと思う。
「猫と噴水で遊べたら、最高」
「そう、ですか」
だから早速遊びに行こうと提案するが、ジャンは乗り気ではない。しかし、ジャンが後ろ向きなのはいつものことである。気にするだけ無駄。
というわけで、勢いよく外に駆け出そうとした俺であったが、思わぬ邪魔が入った。
「おい!」
バタンと荒々しくドアが開け放たれる。前触れのない大きな音に、びくりと肩を揺らす。見れば、ジャンも驚いたように硬直していた。
白猫エリスちゃんも、毛を逆立てている。
「なに。ブルース兄様」
音の原因は、不機嫌そうなブルース兄様である。ただならぬ雰囲気に、おずおずと口を開けば、兄様は室内をぐるりと見回す。
無言で入室してくる兄様は、勝手に俺の部屋を隅々までチェックし始める。
「ユリスは?」
やがて低い声を発した兄様は、ユリスを探しているらしい。いないけど、と答えるが、なぜか睨まれてしまう。
「本当に知らないのか? よからぬことを企んでいるんじゃないだろうな」
だからよからぬことってなんだよ。
そんなことはしない。白猫をぎゅっと抱え込んで、ふるふると無言で首を左右に振っておく。
「最後に見たのはいつだ」
「……昨日の夜。でもさっきタイラーとロニーが探しに行ったよ」
だから心配せずともすぐに見つかる、と眉を下げるが、兄様は眉間に深い皺を寄せる。
「見つからない」
は?
「朝からずっと探しているが、姿が見えない。今、騎士を総動員して探させているが」
え、そんな大事になってんの?
ちょっと探せば見つかるだろうと気楽に考えていた俺は、びっくりしてしまう。ロニーも戻ってこないし、本格的にヤバい状況なのか?
「俺も探しに行く」
こりゃ大変だと、噴水遊びの予定を変更しようとするが、ブルース兄様が制止してくる。
「おまえはジャンと大人しくしていろ」
「でも」
「ユリスを探す途中で、おまえまで迷子になられると迷惑だ」
そんな馬鹿な。いくらなんでも屋敷内で迷子になったりはしない。確かに広いが、いつも行くところだけ見て回るから安心して欲しい。
けれどもブルース兄様は譲らない。とにかく部屋で大人しくしていろと俺に言い聞かせて、苛立ったように出て行ってしまう。
その背中をぼんやりと見送って、白猫をぎゅっとする。
「ユリス、大丈夫かな」
「大丈夫ですよ」
珍しくジャンが即答してくる。
思わず見上げれば、ジャンはいつになく緊張しきった面持ちであった。
「心配せずとも。お兄様方が必ず見つけてきてくださいますよ」
「うん」
あの引きこもりユリスが、遠くへ行くとは思えない。そのうちひょっこり出てくるだろう。
俺を安堵させようと、柄にもなく気丈な振る舞いをするジャンを見て、逆にちょっとだけ心配になったことは、彼には内緒である。
早朝。
ジャンに起こされて、もぞもぞとベッドから出て眠い目を擦っていた時である。本音ではもう少し寝ていたい。だが、いつまでもベッドに潜っているとジャンが悲痛な声をあげるのだ。そんな絶望しなくても。
タイラーは口うるさくて面倒だが、ジャンも放っておくと酷く思い詰めた表情をするから、これはこれで厄介だ。こちらに罪悪感を抱かせて言うこと聞かせる作戦かと疑ってしまう。まぁ、ジャンは素でビクビクしているだけなんだけど。
そんなわけで、ふわぁっと欠伸と共に伸びをする俺に、突然俺の部屋を訪れたタイラーが、険しい顔でそう言った。ロニーに手伝ってもらいながら着替えていた俺は、首を傾げる。
「ユリス? いないけど」
昨夜は、いつも通り白猫エリスちゃんと一緒に寝た。ユリスは自分の部屋で寝たはずだ。けれども、タイラーはなぜか疑いの目を向けてくる。
無言でベッドまで歩み寄った彼は、豪快に布団を剥いで中を確認した。
「……いない」
だからそう言っているだろ。ベッドの中で丸くなっていたエリスちゃんが驚いたように、にゃあにゃあ鳴いている。
「猫いじめないで!」
慌てて白猫を抱え込めば、タイラーが眉を寄せている。なんだその顔は。
「猫に謝れ!」
謝罪を要求すれば、「あー、はいはい。すみませんでした」とやる気のない謝罪があった。なんて奴だ。
「ユリス様、もしかしてお姿がみえないとか?」
俺が脱ぎ散らかした寝間着を回収しながら立ち上がったロニーが、タイラーへと視線を向けている。
先輩であるロニーに、頼るように向き直ったタイラーは「はい」と肯定する。
「朝から姿が見えなくて」
どうやら、先程ユリスを起こしに行ったところ、部屋がもぬけの殻だったらしい。隅々まで室内を捜索したが見当たらない。もしかして、俺の部屋にいるのではとやって来たらしい。
「ルイス様。本当に知りません?」
「知らない」
最後にユリスを見たのは、寝る前。お休みの挨拶ついでに白猫を自慢しに行った時が最後である。その時はタイラーも一緒だった。
だから知らないと伝えるのだが、タイラーはなぜか俺を疑ってくる。
「なんか、ユリス様と結託して余計なことをしようとしていませんか?」
「しないってば」
なんだ余計なことって。
マジで心当たりがないと首を左右に振れば、タイラーが困ったように顎に手を持っていく。もう一度探してきます、と早足に踵を返そうとする彼は、内心でちょっと焦っているらしい。
ユリスは、基本的に早起きが苦手だ。誰かが起こしに行かないと、いつまでも寝ているような奴である。そんなユリスが、勝手に早起きするなんて珍しい。加えて彼は、引きこもりがちな性格でもある。たとえ早起きしたとしても、外に出るとは考えにくい。
季節は秋も終わりに近づいてきた頃である。肌寒くなってきたこの時期に、ユリスが積極的に外出するとは思えない。
そこまで考えて、俺はひとつの可能性を思いつく。
「温室は? 最近、朝は寒いから」
黒猫時代も、ユリスは寒くなると温室に足を向けていた。朝の冷たい空気に嫌気のさした彼が、訪れていてもおかしくはない。
俺の髪を梳いていたロニーが、ドアノブに手をかけるタイラーを呼び止める。次いで、朝食の準備をしているジャンを振り返ると「ルイス様をお願いします」と、勝手に俺のことをジャンにお任せしてしまう。
「ロニー?」
「ちょっと心配なので、私も探してきますね」
「俺も行く」
「ルイス様は朝食を召し上がってお待ちください。大丈夫、すぐに戻りますよ」
にこっと微笑む長髪男子くんに、俺はこくりと頷いておく。
ロニーが大丈夫と言うのならば、大丈夫なのだろう。どうやらタイラーはまだ、ユリスと俺の部屋を確認しただけらしいから、案外そこら辺に居るかもしれない。
「じゃあ、私は温室を確認するから。タイラーはその他をお願いね」
「俺の担当範囲、広過ぎません?」
タイラーの文句を華麗に聞き流して、ロニーは颯爽とユリスの捜索に向かう。
「いってらっしゃーい」
大きく手を振って送り出せば、ロニーは肩越しに微笑んでくれた。
※※※
「ジャン。猫と噴水で遊ぼう」
「それは、えっと」
視線を泳がせるジャンは、どうやら俺の提案に反対らしい。
朝食を済ませて暇を持て余した俺は、エリスちゃんをもふもふする。
猫は水が苦手だとジャンが弱々しく言い聞かせてくるが、もしかしたらエリスちゃんは水が大好きな猫かもしれない。ペットは飼い主に似るとブルース兄様がよく言っているし。であれば、俺と同じく噴水大好きの可能性もある。
普段、猫のお世話は俺がやっているが、お風呂だけはジャンに任せている。俺に任せると部屋中水浸しにしそうとかクソ失礼な理由からである。流石にそこまで豪快なことはしない。
ジャンも桶にためた水と濡らしたタオルを駆使しており、多分だけどエリスちゃんを直接水に入れたことはないと思う。
「猫と噴水で遊べたら、最高」
「そう、ですか」
だから早速遊びに行こうと提案するが、ジャンは乗り気ではない。しかし、ジャンが後ろ向きなのはいつものことである。気にするだけ無駄。
というわけで、勢いよく外に駆け出そうとした俺であったが、思わぬ邪魔が入った。
「おい!」
バタンと荒々しくドアが開け放たれる。前触れのない大きな音に、びくりと肩を揺らす。見れば、ジャンも驚いたように硬直していた。
白猫エリスちゃんも、毛を逆立てている。
「なに。ブルース兄様」
音の原因は、不機嫌そうなブルース兄様である。ただならぬ雰囲気に、おずおずと口を開けば、兄様は室内をぐるりと見回す。
無言で入室してくる兄様は、勝手に俺の部屋を隅々までチェックし始める。
「ユリスは?」
やがて低い声を発した兄様は、ユリスを探しているらしい。いないけど、と答えるが、なぜか睨まれてしまう。
「本当に知らないのか? よからぬことを企んでいるんじゃないだろうな」
だからよからぬことってなんだよ。
そんなことはしない。白猫をぎゅっと抱え込んで、ふるふると無言で首を左右に振っておく。
「最後に見たのはいつだ」
「……昨日の夜。でもさっきタイラーとロニーが探しに行ったよ」
だから心配せずともすぐに見つかる、と眉を下げるが、兄様は眉間に深い皺を寄せる。
「見つからない」
は?
「朝からずっと探しているが、姿が見えない。今、騎士を総動員して探させているが」
え、そんな大事になってんの?
ちょっと探せば見つかるだろうと気楽に考えていた俺は、びっくりしてしまう。ロニーも戻ってこないし、本格的にヤバい状況なのか?
「俺も探しに行く」
こりゃ大変だと、噴水遊びの予定を変更しようとするが、ブルース兄様が制止してくる。
「おまえはジャンと大人しくしていろ」
「でも」
「ユリスを探す途中で、おまえまで迷子になられると迷惑だ」
そんな馬鹿な。いくらなんでも屋敷内で迷子になったりはしない。確かに広いが、いつも行くところだけ見て回るから安心して欲しい。
けれどもブルース兄様は譲らない。とにかく部屋で大人しくしていろと俺に言い聞かせて、苛立ったように出て行ってしまう。
その背中をぼんやりと見送って、白猫をぎゅっとする。
「ユリス、大丈夫かな」
「大丈夫ですよ」
珍しくジャンが即答してくる。
思わず見上げれば、ジャンはいつになく緊張しきった面持ちであった。
「心配せずとも。お兄様方が必ず見つけてきてくださいますよ」
「うん」
あの引きこもりユリスが、遠くへ行くとは思えない。そのうちひょっこり出てくるだろう。
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