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114 怪しい人
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「みてロニー。猫!」
「可愛いですね」
アロンの居なくなった屋敷は平和だった。セドリックは忙しいようで最近は全然姿をみせなくなった。代わりにロニーがちょいちょい顔を見せに来てくれるので俺はハッピーだ。このまま彼が俺の護衛騎士になってくれたらいいのに。そしたら俺はめちゃめちゃハッピーになれる。
「アロンの妹に会ったことある?」
「ないですね」
「ロニーは兄弟いる? 俺は兄がふたりいる」
存じておりますよ、と苦笑したロニーは兄がいると教えてくれた。
「ロニーも弟なんだ」
「お揃いですね」
くすくす笑うロニーと遊ぶのはとても楽しい。ティアンはお子様のくせに俺とまったく遊んでくれない。ジャンもオドオドするだけで遊んでくれない。セドリックも無関心で遊んでくれない。アロンは遊んでくれるけど根がクソなので、最終的に誰かに怒られる羽目になる。
その点ロニーは優しい。ちゃんと遊んでくれるし、誰かに怒られるような変な遊び方はしないし平和だ。
今は俺の部屋に落ちている黒猫ユリスをふたりで眺めているところである。
『だから誰なんだ、こいつは』
ロニーに興味がないらしい黒猫ユリスは呑気に欠伸をしている。ふさふさの毛を撫で回していると、ロニーが窓の外をじっと見つめていることに気がついた。
「ロニー?」
「あ、すみません」
にこっと笑ったロニーは「可愛い猫ちゃんですね」と黒猫ユリスを褒め始める。窓の外に何かあったのかと訊いてもはぐらかされてしまった。なんだったんだろう。
※※※
午後。なんとティアンが来なかった。
用事があるとかなんとか言っていたが、俺と遊ぶことより大事な用事ってなんだろう。あのお気楽なお子様にそんな大層な用事があるとは思えない。
かくして暇を持て余した俺はひとり庭を走り回っていた。黒猫ユリスは『寒い』といって庭遊びには付き合ってくれない。俺に厚手のジャケットを着せてマフラーを巻いて手袋を装着させたジャンだけが付き添ってくれる。
雪が降ればもっと楽しく遊べるのに。生憎そこまでは寒くない。
ちょっと前までひとり時間が欲しいと策を練っていたのが懐かしい。なんだか屋敷がひっそりしているようで寂しい気がする。
誰も俺と遊んでくれなくて酷い。
とぼとぼ歩いているうちにジャンまで見失ってしまった。どこ行ったんだ、あいつ。
だがここは屋敷内。いつもうろうろしている庭である。そのうち出てくるだろうと気楽に考えた俺は思いついた。
これは! 噴水で遊ぶチャンス!
だって口煩いティアンも、ここぞという時には妙な行動力を発揮するジャンもいない。これはチャンスだ。
ジャンは気弱なくせに俺から隠しお菓子を取り上げたり、噴水遊びを妨害したりする際だけ妙な行動力をみせる。おそらく後でブルース兄様あたりに怒られるのが嫌なのだろう。
いそいそと噴水へ駆け出した俺。
お目当ての噴水は本日も勢いよく水を噴き上げており非常にテンションが上がる。先日、冬の間は噴水を止めようかとブルース兄様が嫌なことを言いだしたので苦労した。
周囲を観察してジャンがいないことを確かめた俺は、そろそろと噴水に近付く。そうして溜まっている水に手を突っ込もうとしたところ、背後から待ったがかかった。
「冷たいですよ。風邪ひいたら大変」
びっくりして振り返ると、見知らぬお兄さんが立っていた。おかしい。さっき確認した時は誰もいなかったのに。
細いけど背が高い。ハンチング帽を目深に被っており顔はよく見えないが口元がにやりと笑っている。
なんだかどこかで見覚えのある顔だな。いやよく見えないけど。なんかこう、雰囲気に覚えがあるような気がする。
しかしそんなモヤモヤとした思考は、お兄さんの頭を見た瞬間に吹っ飛んだ。なんと赤みがかった髪を後ろでお団子状に束ねているではないか!
新たな長髪男子くんの出現に俺は固まった。髪が長いのは嬉しい。すごく嬉しい。でもお団子はちょっと違う。そんな凝った髪型にせずとも、もっとこう普通に括るだけでいいのに。
嬉しさと、なんか違うという複雑な思いを抱える俺に、お兄さんは膝を曲げて視線を合わせてくる。
帽子の影から涼しげな目元が覗いた。
「本当に噴水がお好きなんですね」
「お兄さんも好き?」
「うーん。僕はあんまり」
そうか、あんまりなのか。一緒に遊んでくれるのかと一瞬期待したのに。しょんぼりする俺に、しかしお兄さんは「今は寒いですからね。夏になったら遊びましょうね」と言ってくれた。これで噴水で一緒に遊んでくれる噴水仲間その2を手に入れたことになる。その1はアロンだ。あいつも遊んでくれると言った。俺はしっかり覚えている。
俺と話す間も妙に周囲を気にしていたお兄さんは、帽子に手をかけて「そろそろマズイかな」と意味深なことを呟く。
「マズイってなにが?」
「従者が来てしまうでしょう? 見つかったらマズイのでそろそろ帰りますね」
従者とはジャンのことだ。
どうやらこの人はジャンに見つかるとマズイタイプのお兄さんらしい。どんなお兄さんだ。
不審に思っていると、お兄さんが「僕と会ったことは内緒ですよ?」と口止めしてきた。すかさず右手を差し出せば怪訝な様子で首を傾げてくる。
「口止め料をよこせ」
「うわぁ。すごい要求をされてしまった」
うんうんと考え始めたお兄さんは上着の内ポケットを漁り始める。やがて取り出したキャンディーをひとつよこした。
「これで勘弁してください」
「まあいいだろう」
さっそく口に放り込めば「毒見とか気にしない人ですか?」と言われてびっくりした。え、これ毒なの?
「いえ流石にそんなわけは。ただちょっと無防備だなと思って」
「お兄さん怪しい人なの?」
「うーん。まぁ概ね怪しい人ですね」
概ねってなに。てか怪しい人なの?
困惑する俺に構わず、お兄さんは去って行った。口の中でキャンディーを転がしていた俺は、戻ってきたジャンが「なにを食べているんですか?」と眉を顰めたので「怪しいお兄さんにもらったキャンディー」と教えてやった。
その後、顔を青くしたジャンが俺の口からキャンディーを吐き出させようとしてきたので滅茶苦茶びっくりした。なにすんだよ、こいつ。
「可愛いですね」
アロンの居なくなった屋敷は平和だった。セドリックは忙しいようで最近は全然姿をみせなくなった。代わりにロニーがちょいちょい顔を見せに来てくれるので俺はハッピーだ。このまま彼が俺の護衛騎士になってくれたらいいのに。そしたら俺はめちゃめちゃハッピーになれる。
「アロンの妹に会ったことある?」
「ないですね」
「ロニーは兄弟いる? 俺は兄がふたりいる」
存じておりますよ、と苦笑したロニーは兄がいると教えてくれた。
「ロニーも弟なんだ」
「お揃いですね」
くすくす笑うロニーと遊ぶのはとても楽しい。ティアンはお子様のくせに俺とまったく遊んでくれない。ジャンもオドオドするだけで遊んでくれない。セドリックも無関心で遊んでくれない。アロンは遊んでくれるけど根がクソなので、最終的に誰かに怒られる羽目になる。
その点ロニーは優しい。ちゃんと遊んでくれるし、誰かに怒られるような変な遊び方はしないし平和だ。
今は俺の部屋に落ちている黒猫ユリスをふたりで眺めているところである。
『だから誰なんだ、こいつは』
ロニーに興味がないらしい黒猫ユリスは呑気に欠伸をしている。ふさふさの毛を撫で回していると、ロニーが窓の外をじっと見つめていることに気がついた。
「ロニー?」
「あ、すみません」
にこっと笑ったロニーは「可愛い猫ちゃんですね」と黒猫ユリスを褒め始める。窓の外に何かあったのかと訊いてもはぐらかされてしまった。なんだったんだろう。
※※※
午後。なんとティアンが来なかった。
用事があるとかなんとか言っていたが、俺と遊ぶことより大事な用事ってなんだろう。あのお気楽なお子様にそんな大層な用事があるとは思えない。
かくして暇を持て余した俺はひとり庭を走り回っていた。黒猫ユリスは『寒い』といって庭遊びには付き合ってくれない。俺に厚手のジャケットを着せてマフラーを巻いて手袋を装着させたジャンだけが付き添ってくれる。
雪が降ればもっと楽しく遊べるのに。生憎そこまでは寒くない。
ちょっと前までひとり時間が欲しいと策を練っていたのが懐かしい。なんだか屋敷がひっそりしているようで寂しい気がする。
誰も俺と遊んでくれなくて酷い。
とぼとぼ歩いているうちにジャンまで見失ってしまった。どこ行ったんだ、あいつ。
だがここは屋敷内。いつもうろうろしている庭である。そのうち出てくるだろうと気楽に考えた俺は思いついた。
これは! 噴水で遊ぶチャンス!
だって口煩いティアンも、ここぞという時には妙な行動力を発揮するジャンもいない。これはチャンスだ。
ジャンは気弱なくせに俺から隠しお菓子を取り上げたり、噴水遊びを妨害したりする際だけ妙な行動力をみせる。おそらく後でブルース兄様あたりに怒られるのが嫌なのだろう。
いそいそと噴水へ駆け出した俺。
お目当ての噴水は本日も勢いよく水を噴き上げており非常にテンションが上がる。先日、冬の間は噴水を止めようかとブルース兄様が嫌なことを言いだしたので苦労した。
周囲を観察してジャンがいないことを確かめた俺は、そろそろと噴水に近付く。そうして溜まっている水に手を突っ込もうとしたところ、背後から待ったがかかった。
「冷たいですよ。風邪ひいたら大変」
びっくりして振り返ると、見知らぬお兄さんが立っていた。おかしい。さっき確認した時は誰もいなかったのに。
細いけど背が高い。ハンチング帽を目深に被っており顔はよく見えないが口元がにやりと笑っている。
なんだかどこかで見覚えのある顔だな。いやよく見えないけど。なんかこう、雰囲気に覚えがあるような気がする。
しかしそんなモヤモヤとした思考は、お兄さんの頭を見た瞬間に吹っ飛んだ。なんと赤みがかった髪を後ろでお団子状に束ねているではないか!
新たな長髪男子くんの出現に俺は固まった。髪が長いのは嬉しい。すごく嬉しい。でもお団子はちょっと違う。そんな凝った髪型にせずとも、もっとこう普通に括るだけでいいのに。
嬉しさと、なんか違うという複雑な思いを抱える俺に、お兄さんは膝を曲げて視線を合わせてくる。
帽子の影から涼しげな目元が覗いた。
「本当に噴水がお好きなんですね」
「お兄さんも好き?」
「うーん。僕はあんまり」
そうか、あんまりなのか。一緒に遊んでくれるのかと一瞬期待したのに。しょんぼりする俺に、しかしお兄さんは「今は寒いですからね。夏になったら遊びましょうね」と言ってくれた。これで噴水で一緒に遊んでくれる噴水仲間その2を手に入れたことになる。その1はアロンだ。あいつも遊んでくれると言った。俺はしっかり覚えている。
俺と話す間も妙に周囲を気にしていたお兄さんは、帽子に手をかけて「そろそろマズイかな」と意味深なことを呟く。
「マズイってなにが?」
「従者が来てしまうでしょう? 見つかったらマズイのでそろそろ帰りますね」
従者とはジャンのことだ。
どうやらこの人はジャンに見つかるとマズイタイプのお兄さんらしい。どんなお兄さんだ。
不審に思っていると、お兄さんが「僕と会ったことは内緒ですよ?」と口止めしてきた。すかさず右手を差し出せば怪訝な様子で首を傾げてくる。
「口止め料をよこせ」
「うわぁ。すごい要求をされてしまった」
うんうんと考え始めたお兄さんは上着の内ポケットを漁り始める。やがて取り出したキャンディーをひとつよこした。
「これで勘弁してください」
「まあいいだろう」
さっそく口に放り込めば「毒見とか気にしない人ですか?」と言われてびっくりした。え、これ毒なの?
「いえ流石にそんなわけは。ただちょっと無防備だなと思って」
「お兄さん怪しい人なの?」
「うーん。まぁ概ね怪しい人ですね」
概ねってなに。てか怪しい人なの?
困惑する俺に構わず、お兄さんは去って行った。口の中でキャンディーを転がしていた俺は、戻ってきたジャンが「なにを食べているんですか?」と眉を顰めたので「怪しいお兄さんにもらったキャンディー」と教えてやった。
その後、顔を青くしたジャンが俺の口からキャンディーを吐き出させようとしてきたので滅茶苦茶びっくりした。なにすんだよ、こいつ。
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