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28 酷い誤解
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「ダメだった。もうダメだ。なにを言っても信じてもらえない」
「なんか本当にすみません」
がばりと頭を下げてくる雪音ちゃんを横目に、俺は盛大に天を仰ぐ。だってもう、こんなのどうしようもないじゃんか。
マルセルは頑固だった。俺が人間であると決して認めようとはしなかった。ここまで頑なだと、もしかしてマルセルって神様である俺が好きなだけであって、人間の俺には興味ない感じ? と不安な気持ちになってくる。俺が一体なにをしたって言うんだ。
だが、雪音ちゃん相手に文句を言ったところでどうにもならない。彼女のおかげで俺が命拾いしたのは紛れもない事実である。
そんなこんなで、どうやってマルセルに俺が人間だと理解させるか。毎日のように雪音ちゃんと顔を突き合わせて、議論していた。しかし一向に進展はない。毎度、根気強く主張しましょう、という結論になって終わる。だってそれ以外に方法がないもん。マルセルめ。
こうして実りのない話し合いも、本日で一体何度目だろうか。もはやただのお茶会へと成り下がった話し合いの場にて、雪音ちゃんは美味しそうにお菓子を頬張っている。
「雪音ちゃんがマルセルと結婚すればいいのでは?」
「カミ様がついに壊れた」
ぽかんと口を開ける雪音ちゃんは、クソ失礼な事を口走る。
「なんかもう、マルセルの事を延々と考え続けることに疲れた」
「それは」
困ったように眉を寄せる雪音ちゃんは、「でもすみません。私、マルセル殿下のことはタイプじゃないです」と神妙な顔で頭を下げてくる。マルセルが聖女に振られた。可哀想。
「俺の方がマルセルのこと好きだよ」
「変化球で惚気るのやめてもらえません?」
言葉通り、ちょっと嫌そうな顔をした雪音ちゃんは、すっかりこの世界に馴染んでいた。聖女としての仕事にも慣れたらしい。もはや実家に居るかのようなくつろぎ具合である。
進展がないのは俺だけか。
ため息を吐いて、代わりに美味しいお菓子を口に放り込んでおく。
そうして雪音ちゃんと普段通りにダラダラしていた時である。突然、廊下が騒がしくなった。
部屋の外にはイアンと、雪音ちゃんのお世話係的な人が控えているはずである。いつもと違う雰囲気を感じ取って、雪音ちゃんとふたりで顔を見合わせる。
「なんでしょうね?」
「なんだろね。雪音ちゃんにお客さんじゃない?」
だったら俺のことはお気になさらず。そろそろ部屋に戻るね、と腰を浮かせたその時であった。
ガチャリ、と扉が開いた。
おいおい。今は俺が一緒とはいえ、ここは一応聖女の部屋だぞ。うら若き乙女の部屋にノックもなしに立ち入るとは何事だ。
雪音ちゃんも呆然としている。と思いきや、呑気にお茶を飲んでいる。強いな。
仕方がないので、俺だけでも警戒しておくことにする。出来ることなんてなにもないけど。けれども、顔を見せたのは危険人物ではなかった。
「ミナト様」
「マルセル?」
なんでこいつがここに。
いや、そういやマルセルは王太子なる立場だった。聖女と仕事の話でもあるのだろう。それなら雪音ちゃんの緩い態度にも納得である。
「じゃあ俺はここで」
流石に仕事の邪魔をするわけにもいかない。軽く雪音ちゃんに片手を上げて挨拶をした俺は、そのまま自室に戻ろうと一歩踏み出す。けれども、それを阻止する者があった。
マルセルである。
「ミナト様」
なにやら難しい顔をしたマルセルは、俺の進路を塞ぐように仁王立ちとなる。え、何事?
雪音ちゃんを振り返ると、なにやら楽しそうにニヤニヤしていた。どういうことだよ。どうせ俺とマルセルが一緒に居ることを楽しんでいるのだろう。雪音ちゃんは、そういう子だ。
「……聖女と仲がよろしいのですね」
は?
突然、俺と雪音ちゃんを見比べるマルセルは、なんだか剣呑な雰囲気だった。だが、仲良しなのは事実である。俺の唯一の味方である。「そうだよ」と頷けば、マルセルが怖い顔になる。どうしたん。君らも聖女のことは大事にしてたやん。
意味がわからなくて立ち尽くす俺の手を、マルセルが前触れなく掴んでくる。そのままグイッと引かれて、思わずたたらを踏む。
なにするんだ、と抗議しようとして。
ようやく気がついた。なんか、マルセルがキレとる。
「あ、あの?」
ピリつく雰囲気がおっかなくて、おずおずと様子を伺うが、マルセルは眼光を鋭くするばかりで口を開かない。そんな中、雪音ちゃんが口元を押さえて俯いてしまった。
「雪音ちゃん?」
まさかマルセルに怯えているのか? 慌てて雪音ちゃんに駆け寄ろうとするが、マルセルが手を放してくれない。戸惑っていると、雪音ちゃんが「ふっ」と短く噴き出した。
「す、すみません。なんか自分がすごいベタな当て馬みたいで。ちょっと面白くなっちゃいました」
言葉通り、くすくす笑う雪音ちゃんは、やがて腹を抱えて笑い始めた。「もうダメだ」と手を叩いて笑っている。よくわからんが、俺のことを笑っているのはわかった。大変失礼である。
大袈裟に深呼吸をして、呼吸と整えた雪音ちゃんは、「マルセル殿下」とキリッとした表情を作ろうとして失敗していた。顔がニヤけている。
「あの、私とカミ様はなんともないですよ」
「……左様で」
納得いっていないような顔で応じたマルセルは、なんか雪音ちゃんとバチバチしていた。なんでや。大事な聖女様じゃないんか。
「単にお喋りしてただけです。あれです、女子会ってやつです」
「女子会ではない」
俺は男だ。けれども雪音ちゃんは気にしない。「私、女子会好きなんですよね」とマジでどうでもいい情報をよこしてくる。
「……本当に?」
「ん?」
マルセルに顔を覗き込まれて、息を呑む。
「本当に。聖女とはなにも?」
執拗に確認してくるマルセルに、目を瞬く。なんなんだ、これ。
「なんか本当にすみません」
がばりと頭を下げてくる雪音ちゃんを横目に、俺は盛大に天を仰ぐ。だってもう、こんなのどうしようもないじゃんか。
マルセルは頑固だった。俺が人間であると決して認めようとはしなかった。ここまで頑なだと、もしかしてマルセルって神様である俺が好きなだけであって、人間の俺には興味ない感じ? と不安な気持ちになってくる。俺が一体なにをしたって言うんだ。
だが、雪音ちゃん相手に文句を言ったところでどうにもならない。彼女のおかげで俺が命拾いしたのは紛れもない事実である。
そんなこんなで、どうやってマルセルに俺が人間だと理解させるか。毎日のように雪音ちゃんと顔を突き合わせて、議論していた。しかし一向に進展はない。毎度、根気強く主張しましょう、という結論になって終わる。だってそれ以外に方法がないもん。マルセルめ。
こうして実りのない話し合いも、本日で一体何度目だろうか。もはやただのお茶会へと成り下がった話し合いの場にて、雪音ちゃんは美味しそうにお菓子を頬張っている。
「雪音ちゃんがマルセルと結婚すればいいのでは?」
「カミ様がついに壊れた」
ぽかんと口を開ける雪音ちゃんは、クソ失礼な事を口走る。
「なんかもう、マルセルの事を延々と考え続けることに疲れた」
「それは」
困ったように眉を寄せる雪音ちゃんは、「でもすみません。私、マルセル殿下のことはタイプじゃないです」と神妙な顔で頭を下げてくる。マルセルが聖女に振られた。可哀想。
「俺の方がマルセルのこと好きだよ」
「変化球で惚気るのやめてもらえません?」
言葉通り、ちょっと嫌そうな顔をした雪音ちゃんは、すっかりこの世界に馴染んでいた。聖女としての仕事にも慣れたらしい。もはや実家に居るかのようなくつろぎ具合である。
進展がないのは俺だけか。
ため息を吐いて、代わりに美味しいお菓子を口に放り込んでおく。
そうして雪音ちゃんと普段通りにダラダラしていた時である。突然、廊下が騒がしくなった。
部屋の外にはイアンと、雪音ちゃんのお世話係的な人が控えているはずである。いつもと違う雰囲気を感じ取って、雪音ちゃんとふたりで顔を見合わせる。
「なんでしょうね?」
「なんだろね。雪音ちゃんにお客さんじゃない?」
だったら俺のことはお気になさらず。そろそろ部屋に戻るね、と腰を浮かせたその時であった。
ガチャリ、と扉が開いた。
おいおい。今は俺が一緒とはいえ、ここは一応聖女の部屋だぞ。うら若き乙女の部屋にノックもなしに立ち入るとは何事だ。
雪音ちゃんも呆然としている。と思いきや、呑気にお茶を飲んでいる。強いな。
仕方がないので、俺だけでも警戒しておくことにする。出来ることなんてなにもないけど。けれども、顔を見せたのは危険人物ではなかった。
「ミナト様」
「マルセル?」
なんでこいつがここに。
いや、そういやマルセルは王太子なる立場だった。聖女と仕事の話でもあるのだろう。それなら雪音ちゃんの緩い態度にも納得である。
「じゃあ俺はここで」
流石に仕事の邪魔をするわけにもいかない。軽く雪音ちゃんに片手を上げて挨拶をした俺は、そのまま自室に戻ろうと一歩踏み出す。けれども、それを阻止する者があった。
マルセルである。
「ミナト様」
なにやら難しい顔をしたマルセルは、俺の進路を塞ぐように仁王立ちとなる。え、何事?
雪音ちゃんを振り返ると、なにやら楽しそうにニヤニヤしていた。どういうことだよ。どうせ俺とマルセルが一緒に居ることを楽しんでいるのだろう。雪音ちゃんは、そういう子だ。
「……聖女と仲がよろしいのですね」
は?
突然、俺と雪音ちゃんを見比べるマルセルは、なんだか剣呑な雰囲気だった。だが、仲良しなのは事実である。俺の唯一の味方である。「そうだよ」と頷けば、マルセルが怖い顔になる。どうしたん。君らも聖女のことは大事にしてたやん。
意味がわからなくて立ち尽くす俺の手を、マルセルが前触れなく掴んでくる。そのままグイッと引かれて、思わずたたらを踏む。
なにするんだ、と抗議しようとして。
ようやく気がついた。なんか、マルセルがキレとる。
「あ、あの?」
ピリつく雰囲気がおっかなくて、おずおずと様子を伺うが、マルセルは眼光を鋭くするばかりで口を開かない。そんな中、雪音ちゃんが口元を押さえて俯いてしまった。
「雪音ちゃん?」
まさかマルセルに怯えているのか? 慌てて雪音ちゃんに駆け寄ろうとするが、マルセルが手を放してくれない。戸惑っていると、雪音ちゃんが「ふっ」と短く噴き出した。
「す、すみません。なんか自分がすごいベタな当て馬みたいで。ちょっと面白くなっちゃいました」
言葉通り、くすくす笑う雪音ちゃんは、やがて腹を抱えて笑い始めた。「もうダメだ」と手を叩いて笑っている。よくわからんが、俺のことを笑っているのはわかった。大変失礼である。
大袈裟に深呼吸をして、呼吸と整えた雪音ちゃんは、「マルセル殿下」とキリッとした表情を作ろうとして失敗していた。顔がニヤけている。
「あの、私とカミ様はなんともないですよ」
「……左様で」
納得いっていないような顔で応じたマルセルは、なんか雪音ちゃんとバチバチしていた。なんでや。大事な聖女様じゃないんか。
「単にお喋りしてただけです。あれです、女子会ってやつです」
「女子会ではない」
俺は男だ。けれども雪音ちゃんは気にしない。「私、女子会好きなんですよね」とマジでどうでもいい情報をよこしてくる。
「……本当に?」
「ん?」
マルセルに顔を覗き込まれて、息を呑む。
「本当に。聖女とはなにも?」
執拗に確認してくるマルセルに、目を瞬く。なんなんだ、これ。
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