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加来ルート(主に加来目線と秋良目線。)
秋良...さよなら...(加来目線。)
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夏美の家へ近づく度...過去のトラウマが蘇(よみがえ)り...立ち止まりそうになる足を、必死で動かして...やっとの思いで夏美のマンションまでたどり着いた。
夏美の部屋のドアは、開いていた...俺は、急いで部屋に入りリビングへと向かった...。
リビングには...手足を縛られた...秋良の姿が...しかも...夏美が、そんな秋良に馬乗りになってナイフを振り下ろそうとしていた。
俺は、咄嗟に夏美の持っているナイフを素手で掴むと
「おい!!...お前...これ以上...他人を傷つけるな!!(怒)」
と言い、荒ぶる夏美をなんとか落ち着かせようと必死だった...。夏美は、俺が握っているナイフを秋良に振り下ろそうと力一杯俺の手からナイフを抜こうとしている...そのため俺の手からは...どんどんとちが滲んで...夏美の手を真っ赤に染めていった。
そんな俺に夏美は
「...離せ...離せよ!!(怒)元はと言えば、お前が悪いんだろ??私以外に...大切な人を作ったお前が!!(怒)」
と言って刃を掴む俺を振り返り、睨みつけた。そして、次の瞬間...ナイフを思い切り俺の方に押し...俺がナイフの刃を離し、背後に倒れると同時に夏美は、ナイフを持ち直し...秋良の顔にゆっくりと近づけた。
俺は、立ち上がり秋良に近づこうとしたが
「来るな!!!(怒)来たら、あなたの可愛い秋良くんの命はないと思え!...何も出来ずに...ただ突っ立って私が、あなたの愛おしい秋良くんを、傷つけるところをじっと見ていろ!(怒)」
と言って秋良に向き直ると秋良の頬にナイフを突き立て...すっと線を引いた。...すると、秋良の頬からは、血が一筋流れ出した...。
夏美は、楽しそうに
「...うふふ、綺麗な頬に1本の線が入ったわ(笑)...次は...そうねぇ、その憎たらしい目を抉(えぐ)りとってやろうかしら...そうしたら、もう私だけの鈴斗を見ることもないものねぇ~(笑)」
と言って、秋良の目の下にナイフを突き立てようとした時...俺は、耐えきれなくなって
「...頼む...俺...お前の所に戻るから...だから、もう秋良に...秋良を傷つけないでくれ...頼む...。」
と言って両膝をついて土下座した俺に...笑いながら夏美は
「...ふーん、戻ってきてくれるんだ~。...じゃあ、はい!...このナイフで...あなたの可愛い可愛い...秋良くんを傷つけて...??...できるわよね...??...だって、私のお願いなんだものね...(笑)」
と言って秋良の上からどくと、俺に真っ赤に染まったナイフを差し出してきた...夏美の目は...笑っていた...。
そんな俺に秋良が焦った様子で
「...ちょっと...鈴斗さん...やめてよ...ねぇ??冗談だよね??...こんなクソ女のところに戻るなんて...ねぇ...鈴斗さん!!!(汗)」
泣きじゃくる秋良に何度も何度も心の中でごめん...ごめんと謝りながら、1歩また1歩と秋良に近づくと、秋良の横にしゃがみこみ...目に涙を溜めて、秋良の腹部に一刺し...ナイフを突き立てた。
秋良が、気を失うと...俺は、秋良の額にそっと口付け、耳元で「...さよなら...そして...こんな弱い...俺で...ごめん。」
と言って夏美に向き直った...。
もうあの温かな温もりのあるシェアハウスには、二度と帰れない...。そう俺は、心に留めて夏美の元に帰った...。
夏美の部屋のドアは、開いていた...俺は、急いで部屋に入りリビングへと向かった...。
リビングには...手足を縛られた...秋良の姿が...しかも...夏美が、そんな秋良に馬乗りになってナイフを振り下ろそうとしていた。
俺は、咄嗟に夏美の持っているナイフを素手で掴むと
「おい!!...お前...これ以上...他人を傷つけるな!!(怒)」
と言い、荒ぶる夏美をなんとか落ち着かせようと必死だった...。夏美は、俺が握っているナイフを秋良に振り下ろそうと力一杯俺の手からナイフを抜こうとしている...そのため俺の手からは...どんどんとちが滲んで...夏美の手を真っ赤に染めていった。
そんな俺に夏美は
「...離せ...離せよ!!(怒)元はと言えば、お前が悪いんだろ??私以外に...大切な人を作ったお前が!!(怒)」
と言って刃を掴む俺を振り返り、睨みつけた。そして、次の瞬間...ナイフを思い切り俺の方に押し...俺がナイフの刃を離し、背後に倒れると同時に夏美は、ナイフを持ち直し...秋良の顔にゆっくりと近づけた。
俺は、立ち上がり秋良に近づこうとしたが
「来るな!!!(怒)来たら、あなたの可愛い秋良くんの命はないと思え!...何も出来ずに...ただ突っ立って私が、あなたの愛おしい秋良くんを、傷つけるところをじっと見ていろ!(怒)」
と言って秋良に向き直ると秋良の頬にナイフを突き立て...すっと線を引いた。...すると、秋良の頬からは、血が一筋流れ出した...。
夏美は、楽しそうに
「...うふふ、綺麗な頬に1本の線が入ったわ(笑)...次は...そうねぇ、その憎たらしい目を抉(えぐ)りとってやろうかしら...そうしたら、もう私だけの鈴斗を見ることもないものねぇ~(笑)」
と言って、秋良の目の下にナイフを突き立てようとした時...俺は、耐えきれなくなって
「...頼む...俺...お前の所に戻るから...だから、もう秋良に...秋良を傷つけないでくれ...頼む...。」
と言って両膝をついて土下座した俺に...笑いながら夏美は
「...ふーん、戻ってきてくれるんだ~。...じゃあ、はい!...このナイフで...あなたの可愛い可愛い...秋良くんを傷つけて...??...できるわよね...??...だって、私のお願いなんだものね...(笑)」
と言って秋良の上からどくと、俺に真っ赤に染まったナイフを差し出してきた...夏美の目は...笑っていた...。
そんな俺に秋良が焦った様子で
「...ちょっと...鈴斗さん...やめてよ...ねぇ??冗談だよね??...こんなクソ女のところに戻るなんて...ねぇ...鈴斗さん!!!(汗)」
泣きじゃくる秋良に何度も何度も心の中でごめん...ごめんと謝りながら、1歩また1歩と秋良に近づくと、秋良の横にしゃがみこみ...目に涙を溜めて、秋良の腹部に一刺し...ナイフを突き立てた。
秋良が、気を失うと...俺は、秋良の額にそっと口付け、耳元で「...さよなら...そして...こんな弱い...俺で...ごめん。」
と言って夏美に向き直った...。
もうあの温かな温もりのあるシェアハウスには、二度と帰れない...。そう俺は、心に留めて夏美の元に帰った...。
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