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水樹ルート (主に水樹目線。)
俺は...何でこんな事に...。
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写真の1件があってから、ずっと秋良さんのことばっかり考えるようになっていた...。一体なんなんだよ...なんであいつは、俺の考えにまで出てくるようになったんだよ...くそっ...。
あー、イライラする...家に帰っても秋良さんは、いっつも龍にーちゃんや、加来さんと仲良くしていて...人間なんて...絶対に裏を持っている生き物だと思っていたのに...何で...??...秋良さんには、裏があるように見えない...それは...何で...??...俺に持ってない何かを持っているのは、確かなのに...それが分からない...分からないんだよ...。
暫くたったある日、俺は、秋良さんに聞いてみることにした...もう...この人には、適わない...俺がここで築き上げてきた...立ち位置も...もうやつに取られてしまった...だから、今は、いっつも1人...。もう失うものは...何も無い...何も無いんだよ...だから、俺は、聞いてみることにした。
秋良さんの部屋の前に来た...コンコンッとドアをノックすると、中から秋良さんが、時間差で出てきた。
俺を見ると
「水樹くん...??どうしたの??」
と言って首をかしげていたから俺は
「...あのね...ちょっと相談したいことがあるんだ...。」
と言って秋良さんの目をじっと見つめた。
すると秋良さんは、俺にニコッと笑いかけて...どうぞ。と部屋の中に入るように促した...。やっぱりよく分からない...その笑顔は...本物...??
俺は、息を呑むと秋良さんの部屋に入った。
秋良さんが、ベットに腰を下ろしたのを見て、俺は、床に腰を下ろした。
俺をじっと見つめると秋良さんは
「...で、相談って...どうしたの??...いつも元気な水樹くんが...珍しいね...??」
と言って俺を見つめてきた。
俺は、秋良さんを見つめてひと呼吸置くと口を開いた。
「秋良にーちゃん...何で...僕が、写真盗って怒られた時に、僕の代わりに殴られたの...どうして...僕を庇ってくれたの...??」
と聞くと秋良さんは、一瞬困った顔をして
「うーん、何でかな......、でも、阿久津さんの手を汚したくなかったから...かもしれない...俺のことで、阿久津さんが誰かを傷つけるようなこと...絶対にさせたくないと思ったから...それに...水樹くんも悪気なかったんだと思ったし...きっとなにか理由があったんだよね...??...だったら...『秋良にーちゃんの言ってること...やっぱり...理解できない...。』。」
と言って俺は、秋良さんが話しているのも構わずに、口を挟んでしまった...だって、本当に分からなかったから...。
分からない...理解できない...もどかしさから秋良さんを睨みつけていた。
すると秋良さんは、困った顔を続けて「...うーん...でも、水樹くんも、自分のことで人が傷つくのは、嫌でしょ...??」といって俺に尋ねてきた...。もう...俺には、その言葉の意味が全く理解出来なかった...。
「...俺ね...本当に分からないんだ...人の気持ちが...。」
と言ったら秋良さんが俺をじっと見つめて
「...俺って...えっ!?...水樹くん...??...どうしたの??...いつもの水樹くんらしくない...。」
と言って目を丸くしていた。それを見た瞬間、俺の中で何かが壊れた...。
「...俺らしくないって...??...これが、本当の俺だよ...(怒)。...ニコニコ笑っていたら、皆ころっと騙されるし、平穏な日常が手に入るんだ...。だから、俺は、小さい頃からずっと俺という人間を殺して...そうだよ!!...小さい頃に俺という人間は、死んだんだ...。...だから、人の気持ちなんて考えたことなんてなかった...。」
と言った俺を見ていた秋良さんの顔は、酷く歪んでいた。
そして、俺の口もまたもうブレーキをかけることを忘れた暴走車のように...止まらなかった...誰にも話したことのない...俺の...心の思い出...鍵をかけてしまいこんでいた...忘れていたかった...辛い過去の事を...。
「...え...水樹くん...そ『...俺さ...秋良にーちゃんになら、本当のこという...俺...俺ね...小さい頃...孤児...だったんだ...。その時から、ずっと孤独だった...その頃から家族がいる奴らを恨んで生きてきた...家族がいるのに...死のうとしている奴の代わりになりたいとどれだけ思ったことか...。そんなある日...俺の唯一...思い出の...俺と俺の母親を繋ぐたった一つの宝物だったブランケット...俺が捨てられた時に...俺が包まれていたブランケット...そんな大切なものを...孤児院の親友だと思っていたやつに...裏切られて...ブランケット...ボロボロに...切り刻まれて...ゴミ箱に...捨てられてた...それを見つめていた俺を...その親友は...周りの子と一緒に...笑っていたんだ...俺の宝物だったのに...俺と両親を繋ぐ...たった一つのかけがえのないものだったのに...それを...ボロボロにされた...その日から、ますます人について分からなくなった...。...だから俺は、その日から自分の物は、肌身離さずに持っておくようになったんだ...もう、誰も信じたくなかった...いいや、信用出来なかったから...。』。」
こういった俺を、無言で秋良さんは、抱き締めてきた。
そして次の瞬間
「...俺が...水樹くんの...家族になってもいいかな...お願い...俺に...水樹くんの家族に...ならせて欲しい...。」
と言ってきた。俺は、びっくりして
「...はっ??...俺と家族...??...こんな表裏ある奴だし...人の心なんて...全く分からないんだぞ...。」
と言って秋良さんを見つめた。
すると、秋良さんは
「...ううん...水樹くんは...ちゃんと人の気持ちが分かってる...じゃないと...俺が水樹くんを庇って阿久津さんに殴られた理由だって聞かないでしょ??...だから、水樹くんは...。」
その瞬間...俺は...何でか...涙が止まらなかった...クソ悔しかった...。こんな事で、泣くなんて...とうに人の気持ちなんて捨てたつもりだったのに...あの頃の水樹虎太郎は、捨てたつもりだったのに...。
あー、イライラする...家に帰っても秋良さんは、いっつも龍にーちゃんや、加来さんと仲良くしていて...人間なんて...絶対に裏を持っている生き物だと思っていたのに...何で...??...秋良さんには、裏があるように見えない...それは...何で...??...俺に持ってない何かを持っているのは、確かなのに...それが分からない...分からないんだよ...。
暫くたったある日、俺は、秋良さんに聞いてみることにした...もう...この人には、適わない...俺がここで築き上げてきた...立ち位置も...もうやつに取られてしまった...だから、今は、いっつも1人...。もう失うものは...何も無い...何も無いんだよ...だから、俺は、聞いてみることにした。
秋良さんの部屋の前に来た...コンコンッとドアをノックすると、中から秋良さんが、時間差で出てきた。
俺を見ると
「水樹くん...??どうしたの??」
と言って首をかしげていたから俺は
「...あのね...ちょっと相談したいことがあるんだ...。」
と言って秋良さんの目をじっと見つめた。
すると秋良さんは、俺にニコッと笑いかけて...どうぞ。と部屋の中に入るように促した...。やっぱりよく分からない...その笑顔は...本物...??
俺は、息を呑むと秋良さんの部屋に入った。
秋良さんが、ベットに腰を下ろしたのを見て、俺は、床に腰を下ろした。
俺をじっと見つめると秋良さんは
「...で、相談って...どうしたの??...いつも元気な水樹くんが...珍しいね...??」
と言って俺を見つめてきた。
俺は、秋良さんを見つめてひと呼吸置くと口を開いた。
「秋良にーちゃん...何で...僕が、写真盗って怒られた時に、僕の代わりに殴られたの...どうして...僕を庇ってくれたの...??」
と聞くと秋良さんは、一瞬困った顔をして
「うーん、何でかな......、でも、阿久津さんの手を汚したくなかったから...かもしれない...俺のことで、阿久津さんが誰かを傷つけるようなこと...絶対にさせたくないと思ったから...それに...水樹くんも悪気なかったんだと思ったし...きっとなにか理由があったんだよね...??...だったら...『秋良にーちゃんの言ってること...やっぱり...理解できない...。』。」
と言って俺は、秋良さんが話しているのも構わずに、口を挟んでしまった...だって、本当に分からなかったから...。
分からない...理解できない...もどかしさから秋良さんを睨みつけていた。
すると秋良さんは、困った顔を続けて「...うーん...でも、水樹くんも、自分のことで人が傷つくのは、嫌でしょ...??」といって俺に尋ねてきた...。もう...俺には、その言葉の意味が全く理解出来なかった...。
「...俺ね...本当に分からないんだ...人の気持ちが...。」
と言ったら秋良さんが俺をじっと見つめて
「...俺って...えっ!?...水樹くん...??...どうしたの??...いつもの水樹くんらしくない...。」
と言って目を丸くしていた。それを見た瞬間、俺の中で何かが壊れた...。
「...俺らしくないって...??...これが、本当の俺だよ...(怒)。...ニコニコ笑っていたら、皆ころっと騙されるし、平穏な日常が手に入るんだ...。だから、俺は、小さい頃からずっと俺という人間を殺して...そうだよ!!...小さい頃に俺という人間は、死んだんだ...。...だから、人の気持ちなんて考えたことなんてなかった...。」
と言った俺を見ていた秋良さんの顔は、酷く歪んでいた。
そして、俺の口もまたもうブレーキをかけることを忘れた暴走車のように...止まらなかった...誰にも話したことのない...俺の...心の思い出...鍵をかけてしまいこんでいた...忘れていたかった...辛い過去の事を...。
「...え...水樹くん...そ『...俺さ...秋良にーちゃんになら、本当のこという...俺...俺ね...小さい頃...孤児...だったんだ...。その時から、ずっと孤独だった...その頃から家族がいる奴らを恨んで生きてきた...家族がいるのに...死のうとしている奴の代わりになりたいとどれだけ思ったことか...。そんなある日...俺の唯一...思い出の...俺と俺の母親を繋ぐたった一つの宝物だったブランケット...俺が捨てられた時に...俺が包まれていたブランケット...そんな大切なものを...孤児院の親友だと思っていたやつに...裏切られて...ブランケット...ボロボロに...切り刻まれて...ゴミ箱に...捨てられてた...それを見つめていた俺を...その親友は...周りの子と一緒に...笑っていたんだ...俺の宝物だったのに...俺と両親を繋ぐ...たった一つのかけがえのないものだったのに...それを...ボロボロにされた...その日から、ますます人について分からなくなった...。...だから俺は、その日から自分の物は、肌身離さずに持っておくようになったんだ...もう、誰も信じたくなかった...いいや、信用出来なかったから...。』。」
こういった俺を、無言で秋良さんは、抱き締めてきた。
そして次の瞬間
「...俺が...水樹くんの...家族になってもいいかな...お願い...俺に...水樹くんの家族に...ならせて欲しい...。」
と言ってきた。俺は、びっくりして
「...はっ??...俺と家族...??...こんな表裏ある奴だし...人の心なんて...全く分からないんだぞ...。」
と言って秋良さんを見つめた。
すると、秋良さんは
「...ううん...水樹くんは...ちゃんと人の気持ちが分かってる...じゃないと...俺が水樹くんを庇って阿久津さんに殴られた理由だって聞かないでしょ??...だから、水樹くんは...。」
その瞬間...俺は...何でか...涙が止まらなかった...クソ悔しかった...。こんな事で、泣くなんて...とうに人の気持ちなんて捨てたつもりだったのに...あの頃の水樹虎太郎は、捨てたつもりだったのに...。
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