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阿久津ルート(主に秋良目線。)
悪夢の作戦...
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作戦会議をした1週間後の夜、俺と水樹くんは、リビングで遊んでいた...。正確には、じゃれあいと題した...イチャつきなのだが...。
俺は、心配になってきて俺のことを抱きしめる水樹くんに
「...ねぇ、水樹くん...こんなので本当に上手くいくのかな...??」
と言った。そんな俺に対して水樹くんは、
「...何...今更...やめるとか言わないでよ...??」
と言って俺の首を抱きしめた腕で絞めてきた...俺が苦しさのあまり声を上げると...ガチャッと玄関の開く音がした。その途端水樹くんが、耳元で
「...あとは、作戦通りに...じゃれあいだけど...いかにも、イケないことしてる風を装って...!」
と言ってきたから、俺は大きくうなづいた。
玄関からリビングで何やら声が聞こえるのが、気になったのか俺らが居るリビングに顔を出した龍が、じゃれ合う俺たちを見て
「お前ら...何してんの...??」
と言った。そんな龍の目は、笑ってはいなかった...むしろ怒っているようだった...。
そんな龍に水樹くんは、
「ん??あ~、知らなかったよね...龍にー...僕と秋良は...付き合うことになったんだ~!!」
と言って俺を見つめてきた。そんな水樹くんに俺は、頬を赤らめ
「...ちょっ...虎太郎...まだ、言ってないんだから...そんな...大声で言うなよな...。(照)」
と言った。(よし!我ながら、なかなかうまいこと言えたぞ!!)と内心思って龍を見つめた。
すると龍は、呆気に取られた顔をして
「...えっ...秋良...おまえ...そ...そんな...。」
明らかに動揺している龍にさらに追い打ちをかけるように水樹くんは
「...龍にー...。僕と秋良は...今いいところだったんだから...。はぁ、ねぇ、秋良...秋良の部屋で続きしよ??」
と言って俺に手を差し出した水樹くんの手を取って自室に向かおうとした時
「...いいわけねぇ~だろが~!!(怒)...てめぇ、虎太郎...今すぐ俺の秋良から離れろ!!(怒)秋良は、俺のものだ!!てめぇが、気安く触れていいものじゃねぇーんだぞ!!!(怒)」
こう言って水樹くんの胸ぐらに飛びかかった龍に水樹くんは、火に油を注ぐことを言った。
「...ふ~ん、でも僕...秋良から、別れたって聞いて...その日...秋良が可愛くて仕方なかったから、秋良の部屋で秋良と...シちゃったんだよね...??(笑)」
と言った水樹くんに次の瞬間鬼のような形相をした龍が、殴りかかった。
俺は、流石にまずいと思い...咄嗟に龍の腕を掴んで
「...ちょ...龍...もうやめて...ごめん...全部嘘なんだ...俺...龍が、俺と別れてから元気ないって...水樹くんに聞いて...それで、水樹くんに協力してもらって...。」
と言った瞬間、龍の手が止まりじっとただ俺の目を見つめて
「...えっ...秋良...それ...って...『...あー、もう...さっさと気づけばいいのにさ...だから、僕と秋良にーは、恋人同士のフリしてたってだけ...だから、シちゃったってのも嘘...。...そういうことだから、いい加減この胸ぐら掴んでる手を離してくれないかな...苦しいんだけど...。』。」
と言った水樹くんに龍は、慌てて手を離すと
「...いや、その...ごめん...虎太郎...俺てっきり...『そんなこと言うんだったら始めっから、手放さなきゃよかったのに...龍にーも僕によく言ってるけど、宝物は、絶対に手放したらいけないって...それ...そっくりそのまま龍にーに返すね...。(笑)』。」
と言った水樹くんに龍は、ただ一言...「...ありがとう...。」と言って頭を下げた。
そして、頭をあげた龍が俺をいきなり抱きしめてきた。そして、そのまま静かに話し出した。
「...秋良...俺...心臓が止まりそうだった...おまえが...虎太郎と付き合ったって聞いて...俺...やっぱりおまえじゃないと駄目みたい...。」
俺は、心配になってきて俺のことを抱きしめる水樹くんに
「...ねぇ、水樹くん...こんなので本当に上手くいくのかな...??」
と言った。そんな俺に対して水樹くんは、
「...何...今更...やめるとか言わないでよ...??」
と言って俺の首を抱きしめた腕で絞めてきた...俺が苦しさのあまり声を上げると...ガチャッと玄関の開く音がした。その途端水樹くんが、耳元で
「...あとは、作戦通りに...じゃれあいだけど...いかにも、イケないことしてる風を装って...!」
と言ってきたから、俺は大きくうなづいた。
玄関からリビングで何やら声が聞こえるのが、気になったのか俺らが居るリビングに顔を出した龍が、じゃれ合う俺たちを見て
「お前ら...何してんの...??」
と言った。そんな龍の目は、笑ってはいなかった...むしろ怒っているようだった...。
そんな龍に水樹くんは、
「ん??あ~、知らなかったよね...龍にー...僕と秋良は...付き合うことになったんだ~!!」
と言って俺を見つめてきた。そんな水樹くんに俺は、頬を赤らめ
「...ちょっ...虎太郎...まだ、言ってないんだから...そんな...大声で言うなよな...。(照)」
と言った。(よし!我ながら、なかなかうまいこと言えたぞ!!)と内心思って龍を見つめた。
すると龍は、呆気に取られた顔をして
「...えっ...秋良...おまえ...そ...そんな...。」
明らかに動揺している龍にさらに追い打ちをかけるように水樹くんは
「...龍にー...。僕と秋良は...今いいところだったんだから...。はぁ、ねぇ、秋良...秋良の部屋で続きしよ??」
と言って俺に手を差し出した水樹くんの手を取って自室に向かおうとした時
「...いいわけねぇ~だろが~!!(怒)...てめぇ、虎太郎...今すぐ俺の秋良から離れろ!!(怒)秋良は、俺のものだ!!てめぇが、気安く触れていいものじゃねぇーんだぞ!!!(怒)」
こう言って水樹くんの胸ぐらに飛びかかった龍に水樹くんは、火に油を注ぐことを言った。
「...ふ~ん、でも僕...秋良から、別れたって聞いて...その日...秋良が可愛くて仕方なかったから、秋良の部屋で秋良と...シちゃったんだよね...??(笑)」
と言った水樹くんに次の瞬間鬼のような形相をした龍が、殴りかかった。
俺は、流石にまずいと思い...咄嗟に龍の腕を掴んで
「...ちょ...龍...もうやめて...ごめん...全部嘘なんだ...俺...龍が、俺と別れてから元気ないって...水樹くんに聞いて...それで、水樹くんに協力してもらって...。」
と言った瞬間、龍の手が止まりじっとただ俺の目を見つめて
「...えっ...秋良...それ...って...『...あー、もう...さっさと気づけばいいのにさ...だから、僕と秋良にーは、恋人同士のフリしてたってだけ...だから、シちゃったってのも嘘...。...そういうことだから、いい加減この胸ぐら掴んでる手を離してくれないかな...苦しいんだけど...。』。」
と言った水樹くんに龍は、慌てて手を離すと
「...いや、その...ごめん...虎太郎...俺てっきり...『そんなこと言うんだったら始めっから、手放さなきゃよかったのに...龍にーも僕によく言ってるけど、宝物は、絶対に手放したらいけないって...それ...そっくりそのまま龍にーに返すね...。(笑)』。」
と言った水樹くんに龍は、ただ一言...「...ありがとう...。」と言って頭を下げた。
そして、頭をあげた龍が俺をいきなり抱きしめてきた。そして、そのまま静かに話し出した。
「...秋良...俺...心臓が止まりそうだった...おまえが...虎太郎と付き合ったって聞いて...俺...やっぱりおまえじゃないと駄目みたい...。」
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