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阿久津ルート(主に秋良目線。)
俺の...写真がない...(汗)
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次の日、俺は朝からあるものを一生懸命に探していた。
...ない......やっぱりない...。
そう...俺の家族写真がどこを探してもないのである...。
俺は、今日も学校があるため仕方なく写真探しを中断してリビングへと降りることにした...。
リビングには、加来(かく)さんと阿久津(あくつ)さん水樹(みずき)くんがいた。
俺は榛名(はるな)さんがいないことに疑問を覚え、朝ごはんを食べていた阿久津さんの前の席につくと
「...阿久津さんおはようございます。榛名さんって何処に...??」
と言って聞くと阿久津さんは
「...あっ、おはよう!...ん??あー、榛名さんは、朝早くから会社で仕事しないといけないみたいで、俺たちが起きてくる頃には、家を出ないといけないらしい...。(笑)」
と言って眠たそうに目を瞬いていた。
俺は、苦笑いしながら阿久津さんに
「...そうなんですね...(笑)......あっ、そう言えば阿久津さん...俺...家族写真なくしちゃったみたいでどこ探してもないんですけど、見たりしてませんか??」
と言って阿久津さんを見ると何故か阿久津さんは、深刻そうな顔をして
「...えっ...家族...写真...がない...??(汗)」
と言って席を立つとウロウロと家の中を歩き回り...そんな阿久津さんの姿に俺は
「...阿久津さん??...もしかして...俺の写真探してくれているんですか??」
と言うと阿久津さんは
「...まぁな...だって...そんな大事なもの...失くしたなんて...一大事だろ??(汗)」
と言ってずっと手を動かして探してくれているようだ。
俺は、他人の写真なのにどうしてこんなに一生懸命に探してくれるのか疑問に思ったが、阿久津さんだけに探させるなんて...と思い、俺も一緒に探しだした...だが、結局見つからず、もう家を出ないと講義に遅刻してしまうということもあり学校に向かうことに...。
阿久津さんは、午後からの講義らしく...俺が家を出た時も一生懸命に俺の家族写真を探し続けてくれていた...。
なんで...あんなに一生懸命に...???
いつものように講義を終えて家に帰り、朝見つからなかった家族写真を探していたが...やっぱり見つからず...。
そんな時、水樹くんが俺の部屋に入ってきて
「...秋良にーちゃん...今日も一緒に寝ていい??」
と言って猫パジャマに枕を持ってドアの前に立っていた。
俺は、置時計を見ると12時を回っている事に気づき、水樹くんを見ると
「...うん、いいよ…もう寝ようかな...。」
と言って今日は眠ることにした。
秋良が眠りについた頃...隣に眠っていた水樹が起き出し...秋良の部屋のものを物色し始めた。
そんな水樹の姿を、部屋の前を通りかかった阿久津が、微かに開いていた部屋のドアの隙間から覗き見てしまった...。
阿久津は、あまりの衝撃に一瞬動きが止まったが、次の瞬間秋良の部屋のドアを思い切り開けると水樹に近づき、胸ぐらをつかむと
「...おい...虎太郎(こたろう)...。お前...何してんだよ!!?(怒)」
と言って水樹を思い切り睨みつけた。
すると水樹は
「...あっ...その...龍(りゅう)にーちゃん...僕...その...(汗)」
と言って明らかに動揺しているようだった...。
そんな阿久津の大声で目を覚ました秋良。
俺は、急に大きな怒鳴り声が聞こえてびっくりして思わず飛び起きてしまった...。
すると目の前には...阿久津さんが水樹くんの胸ぐらを掴み...今にも殴りかかろうとしていたのである...。
俺は、さらにびっくりして咄嗟に二人の間に割って入った。
「...ちょっ...阿久津さんに水樹くん...一体何が...どうしてこんな...(汗)」
と言って理由を聞くと
俺の姿にびっくりしていたが、咄嗟にバツが悪そうな顔になり阿久津さんが
「...こいつが...秋良の宝物をとったんだ...それは...許されることじゃない...、例え、悪ふざけでも......(怒)」
と言って間に入った俺を突き飛ばすと水樹くんを殴ろうと手を振りあげた。
そんな阿久津さんに水樹くんは
「...ごっ...ごめんなさい...(泣)龍にーちゃん...その...僕...(汗)」
と言って涙目で阿久津さんを見つめていた。
そんな水樹くんの様子に、気にも止めず、阿久津さんは、水樹くんを睨みつけると
「ごめんで、済まされるわけがないだろ...!?信じていた相手から裏切られる辛さを知らないからお前は、そんな事が出来るんだ...パシンッ!」
阿久津さんが水樹くんを殴ろうとした瞬間、俺は咄嗟に二人の間に走っていた。
案の定俺は、阿久津さんの手で頬を思い切り平手打ちされることに...。
正直...ものすごく痛かった...(泣)
そんな俺の姿を見た瞬間、阿久津さんの顔から血の気が引いて
「...ごめん...秋良!!(汗)...その...大丈夫か...悪かった...秋良を殴るつもりなんてなかったんだ...。(汗)」
と言って何度も頭を下げてきた。
そんな阿久津さんに俺は
「...大丈夫ですよ(ホントは、すごく痛かったけど...。)...その、阿久津さん...後で2人で話し...しませんか...??」
と言って阿久津さんを見つめた。
だって、普段優しい阿久津さんがこんなに怒るのは、きっとなにか事情があるからだと思うじゃんか...。
そう考えた俺に対して阿久津さんは、
「...えっ...わ...わかった...。」
と呆気にとられているようだった。
そんな阿久津さんを一瞬見た後、俺の後ろにいる水樹くんを振り返ると俺は、泣きじゃくっている水樹くんに
「...水樹くんも...そんなつもりじゃ...なかったんだよね...もうしないって約束して写真返してくれれば、それでいいからさ...!(笑)」
と言って、水樹くんの頭を撫でた俺を見つめて水樹くんは
「...う...うん...ごめんなさい...、秋良にーちゃん......はい...これ...秋良にーちゃんの...宝物...。」
と言って自分の猫パジャマの中から、俺の家族写真を取り出すと渡してきた。
俺は、目を丸くして
「...え...部屋に置いてあるとかじゃなくて...持ち歩いていたの...!?(汗)」
と言って水樹くんにツッコミを入れると水樹くんは、俺の部屋を出ていく前に俺を振り返り
「...えへへ...だって...秋良にーちゃんの...宝物...なんでしょ??(笑)」
と言ってニッコリと微笑むと俺の部屋を出ていった...。
...もしかして...嘘泣き...??(汗)...水樹くんって...ちょっと...裏がある...??
まぁ、いいや...とりあえず今は...。
こう考えると俺は阿久津さんを見て
「...阿久津さん...ちょっと...いいですか...??」
と言って阿久津を見据えた。
...ない......やっぱりない...。
そう...俺の家族写真がどこを探してもないのである...。
俺は、今日も学校があるため仕方なく写真探しを中断してリビングへと降りることにした...。
リビングには、加来(かく)さんと阿久津(あくつ)さん水樹(みずき)くんがいた。
俺は榛名(はるな)さんがいないことに疑問を覚え、朝ごはんを食べていた阿久津さんの前の席につくと
「...阿久津さんおはようございます。榛名さんって何処に...??」
と言って聞くと阿久津さんは
「...あっ、おはよう!...ん??あー、榛名さんは、朝早くから会社で仕事しないといけないみたいで、俺たちが起きてくる頃には、家を出ないといけないらしい...。(笑)」
と言って眠たそうに目を瞬いていた。
俺は、苦笑いしながら阿久津さんに
「...そうなんですね...(笑)......あっ、そう言えば阿久津さん...俺...家族写真なくしちゃったみたいでどこ探してもないんですけど、見たりしてませんか??」
と言って阿久津さんを見ると何故か阿久津さんは、深刻そうな顔をして
「...えっ...家族...写真...がない...??(汗)」
と言って席を立つとウロウロと家の中を歩き回り...そんな阿久津さんの姿に俺は
「...阿久津さん??...もしかして...俺の写真探してくれているんですか??」
と言うと阿久津さんは
「...まぁな...だって...そんな大事なもの...失くしたなんて...一大事だろ??(汗)」
と言ってずっと手を動かして探してくれているようだ。
俺は、他人の写真なのにどうしてこんなに一生懸命に探してくれるのか疑問に思ったが、阿久津さんだけに探させるなんて...と思い、俺も一緒に探しだした...だが、結局見つからず、もう家を出ないと講義に遅刻してしまうということもあり学校に向かうことに...。
阿久津さんは、午後からの講義らしく...俺が家を出た時も一生懸命に俺の家族写真を探し続けてくれていた...。
なんで...あんなに一生懸命に...???
いつものように講義を終えて家に帰り、朝見つからなかった家族写真を探していたが...やっぱり見つからず...。
そんな時、水樹くんが俺の部屋に入ってきて
「...秋良にーちゃん...今日も一緒に寝ていい??」
と言って猫パジャマに枕を持ってドアの前に立っていた。
俺は、置時計を見ると12時を回っている事に気づき、水樹くんを見ると
「...うん、いいよ…もう寝ようかな...。」
と言って今日は眠ることにした。
秋良が眠りについた頃...隣に眠っていた水樹が起き出し...秋良の部屋のものを物色し始めた。
そんな水樹の姿を、部屋の前を通りかかった阿久津が、微かに開いていた部屋のドアの隙間から覗き見てしまった...。
阿久津は、あまりの衝撃に一瞬動きが止まったが、次の瞬間秋良の部屋のドアを思い切り開けると水樹に近づき、胸ぐらをつかむと
「...おい...虎太郎(こたろう)...。お前...何してんだよ!!?(怒)」
と言って水樹を思い切り睨みつけた。
すると水樹は
「...あっ...その...龍(りゅう)にーちゃん...僕...その...(汗)」
と言って明らかに動揺しているようだった...。
そんな阿久津の大声で目を覚ました秋良。
俺は、急に大きな怒鳴り声が聞こえてびっくりして思わず飛び起きてしまった...。
すると目の前には...阿久津さんが水樹くんの胸ぐらを掴み...今にも殴りかかろうとしていたのである...。
俺は、さらにびっくりして咄嗟に二人の間に割って入った。
「...ちょっ...阿久津さんに水樹くん...一体何が...どうしてこんな...(汗)」
と言って理由を聞くと
俺の姿にびっくりしていたが、咄嗟にバツが悪そうな顔になり阿久津さんが
「...こいつが...秋良の宝物をとったんだ...それは...許されることじゃない...、例え、悪ふざけでも......(怒)」
と言って間に入った俺を突き飛ばすと水樹くんを殴ろうと手を振りあげた。
そんな阿久津さんに水樹くんは
「...ごっ...ごめんなさい...(泣)龍にーちゃん...その...僕...(汗)」
と言って涙目で阿久津さんを見つめていた。
そんな水樹くんの様子に、気にも止めず、阿久津さんは、水樹くんを睨みつけると
「ごめんで、済まされるわけがないだろ...!?信じていた相手から裏切られる辛さを知らないからお前は、そんな事が出来るんだ...パシンッ!」
阿久津さんが水樹くんを殴ろうとした瞬間、俺は咄嗟に二人の間に走っていた。
案の定俺は、阿久津さんの手で頬を思い切り平手打ちされることに...。
正直...ものすごく痛かった...(泣)
そんな俺の姿を見た瞬間、阿久津さんの顔から血の気が引いて
「...ごめん...秋良!!(汗)...その...大丈夫か...悪かった...秋良を殴るつもりなんてなかったんだ...。(汗)」
と言って何度も頭を下げてきた。
そんな阿久津さんに俺は
「...大丈夫ですよ(ホントは、すごく痛かったけど...。)...その、阿久津さん...後で2人で話し...しませんか...??」
と言って阿久津さんを見つめた。
だって、普段優しい阿久津さんがこんなに怒るのは、きっとなにか事情があるからだと思うじゃんか...。
そう考えた俺に対して阿久津さんは、
「...えっ...わ...わかった...。」
と呆気にとられているようだった。
そんな阿久津さんを一瞬見た後、俺の後ろにいる水樹くんを振り返ると俺は、泣きじゃくっている水樹くんに
「...水樹くんも...そんなつもりじゃ...なかったんだよね...もうしないって約束して写真返してくれれば、それでいいからさ...!(笑)」
と言って、水樹くんの頭を撫でた俺を見つめて水樹くんは
「...う...うん...ごめんなさい...、秋良にーちゃん......はい...これ...秋良にーちゃんの...宝物...。」
と言って自分の猫パジャマの中から、俺の家族写真を取り出すと渡してきた。
俺は、目を丸くして
「...え...部屋に置いてあるとかじゃなくて...持ち歩いていたの...!?(汗)」
と言って水樹くんにツッコミを入れると水樹くんは、俺の部屋を出ていく前に俺を振り返り
「...えへへ...だって...秋良にーちゃんの...宝物...なんでしょ??(笑)」
と言ってニッコリと微笑むと俺の部屋を出ていった...。
...もしかして...嘘泣き...??(汗)...水樹くんって...ちょっと...裏がある...??
まぁ、いいや...とりあえず今は...。
こう考えると俺は阿久津さんを見て
「...阿久津さん...ちょっと...いいですか...??」
と言って阿久津を見据えた。
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