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第10章 「お別れのその後...」
別に...嬉しくなんかねぇ〜からな...。
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エピーヌから、魔石でニーソンが帰ってきたとの連絡を受け、ラグルは、両界警察の仕事をそうそうに済ませ、家に帰ってきた。
「おい!!ニーソンが帰ってきたって本当か!???(汗)」
こう言って、勢いよく家のドアを開けたラグルにエピーヌとニーソンは、ソファに座りラグルの方を見て、目を丸くしていた。
「あっ、噂をすれば...ラグルじゃない!(笑)おかえりなさい...。(笑)」
と言ってニヤニヤするエピーヌに訝しげな顔をしたラグルだったが、ニーソンの姿を目に留めると
「...ニーソン...。...お前なぁ、帰ってくるのが遅いんだ!!!お前が居なかった期間ずーっと...エピーヌが、毎日カレーしか作らないから飽き飽きしていたんだ!!『...えっ、ちょっと...何よ!!!料理が出来ないラグルよりは、ましよ!!!この間だって...ハンバーグ作ろうとして、チョコレートを砕いてハンバーグの中に包もうとして...ふぐっ!??...ひょっと!??...えをはあしあさいほ(手を離しなさいよ)!????(汗)』...へぇ、エピーヌのくせに言うようになったな~。なぁ、俺が...なんだって???(笑)」
と言ってエピーヌは、ラグルの極秘情報をニーソンに喋ろうとしたので、慌ててラグルは、エピーヌの口を背後から手で覆い、エピーヌに喋らせないように...脅し出した。
そんなふたりの様子を見ていたニーソンは、声を上げて笑っていた。
そうして、何とか二人の喧嘩が終わり、みんなでソファに座り、他愛もない話をしている時...ニーソンはラグルの方を向き、おもむろに話し出した。
「...ラグル。さっきの返事...今更って感じもするけど...ただいま。俺が...帰ってきた理由...いきなりだけど、話させてほしいんだ。実は、あの事件のあと、天界の私の主様がね...罪の償いとして...地上で人間と同じように死ぬまで生きて...死というものと、しっかり向き合ってこいって...いうような命令がでてね...。(笑)...それで、帰ってき『お~、まぁ...なんだ...おかえり。(笑)...その...俺とエピーヌだけだと寂しいし...?...だから、やっぱりお前がいないとな...。(照)』」
と言ったラグルの顔は、ほのかに赤く染まっていた。
そんなラグルにニーソンは、ソファを立ち上がり、ラグルの目の前に行くと、ラグルをぎゅっと抱きしめ
「...こんな俺だけど...これからも、よろしくね...。」
と言って、抱きしめる手に力を込めると...ラグルが叫びだした。
「お前な...俺は、そういう趣味じゃねぇ~って!!...いーかげん、その寂しがり屋なところなんとかしろよ!!(怒)」
と言ってニーソンの腕を必死に解こうと、悪戦苦闘しているラグルたちの様子を見て、エピーヌは、頬を赤く染めていた。
「...きゃー!!なになに!!!この胸のキュンキュンくるのは...!!!一体...この感情は何なのかしら!!!(笑)」
と言ってニヤニヤしているエピーヌを見たラグルは、はっ!!とした顔をしてニーソンを投げ飛ばした。
見事に床に背中から倒れたニーソンは、頭を打ったため、自らの頭を擦りながら立ち上がると、ラグル見つめ
「...ったー!!ラグル!!痛いじゃないか!!!何も、投げ飛ばすことないだろ!!ちょっとしたジョークなのに...。」
と言って不満そうな顔をするニーソンにラグルは
「はぁ!??あれのどこがジョークなんだよ!!!笑えねぇーよ!!!!エピーヌも、今見たことは...忘れろ!!でないと、お前の好きなキャットショコラのクッキーも買ってきてやらねぇーからな...!!!」
と言って、エピーヌを見つめるラグルにニーソンは
「えー!ラグル??それは、可愛そうだよ...。大丈夫だよ!!エピーヌ!!俺が、買ってあげるから!!だから、今度一緒にお買い物に『...あー!!!わーったよ!!!買ってくればいいんだろ!!!買ってきてやるから、俺だけ仲間はずれにすんなって...!!(照)』...はははっ、単純。(笑)」
そんな言い合う二人の様子を、静かに見つめていたエピーヌは、心の中で
「ふふふっ!!キャットショコラのクッキーも好きだけど...。私は、このふたりの笑顔が甘酸っぱくて...とても好きよ!!!(笑)そんなこと、恥ずかしすぎて口にできないけど...。(笑)そうだわ!!!今度は、みんなでキャットショコラにお買い物に行こうっと!!」
と考えて、独りクスリと微笑むのだった。
「おい!!ニーソンが帰ってきたって本当か!???(汗)」
こう言って、勢いよく家のドアを開けたラグルにエピーヌとニーソンは、ソファに座りラグルの方を見て、目を丸くしていた。
「あっ、噂をすれば...ラグルじゃない!(笑)おかえりなさい...。(笑)」
と言ってニヤニヤするエピーヌに訝しげな顔をしたラグルだったが、ニーソンの姿を目に留めると
「...ニーソン...。...お前なぁ、帰ってくるのが遅いんだ!!!お前が居なかった期間ずーっと...エピーヌが、毎日カレーしか作らないから飽き飽きしていたんだ!!『...えっ、ちょっと...何よ!!!料理が出来ないラグルよりは、ましよ!!!この間だって...ハンバーグ作ろうとして、チョコレートを砕いてハンバーグの中に包もうとして...ふぐっ!??...ひょっと!??...えをはあしあさいほ(手を離しなさいよ)!????(汗)』...へぇ、エピーヌのくせに言うようになったな~。なぁ、俺が...なんだって???(笑)」
と言ってエピーヌは、ラグルの極秘情報をニーソンに喋ろうとしたので、慌ててラグルは、エピーヌの口を背後から手で覆い、エピーヌに喋らせないように...脅し出した。
そんなふたりの様子を見ていたニーソンは、声を上げて笑っていた。
そうして、何とか二人の喧嘩が終わり、みんなでソファに座り、他愛もない話をしている時...ニーソンはラグルの方を向き、おもむろに話し出した。
「...ラグル。さっきの返事...今更って感じもするけど...ただいま。俺が...帰ってきた理由...いきなりだけど、話させてほしいんだ。実は、あの事件のあと、天界の私の主様がね...罪の償いとして...地上で人間と同じように死ぬまで生きて...死というものと、しっかり向き合ってこいって...いうような命令がでてね...。(笑)...それで、帰ってき『お~、まぁ...なんだ...おかえり。(笑)...その...俺とエピーヌだけだと寂しいし...?...だから、やっぱりお前がいないとな...。(照)』」
と言ったラグルの顔は、ほのかに赤く染まっていた。
そんなラグルにニーソンは、ソファを立ち上がり、ラグルの目の前に行くと、ラグルをぎゅっと抱きしめ
「...こんな俺だけど...これからも、よろしくね...。」
と言って、抱きしめる手に力を込めると...ラグルが叫びだした。
「お前な...俺は、そういう趣味じゃねぇ~って!!...いーかげん、その寂しがり屋なところなんとかしろよ!!(怒)」
と言ってニーソンの腕を必死に解こうと、悪戦苦闘しているラグルたちの様子を見て、エピーヌは、頬を赤く染めていた。
「...きゃー!!なになに!!!この胸のキュンキュンくるのは...!!!一体...この感情は何なのかしら!!!(笑)」
と言ってニヤニヤしているエピーヌを見たラグルは、はっ!!とした顔をしてニーソンを投げ飛ばした。
見事に床に背中から倒れたニーソンは、頭を打ったため、自らの頭を擦りながら立ち上がると、ラグル見つめ
「...ったー!!ラグル!!痛いじゃないか!!!何も、投げ飛ばすことないだろ!!ちょっとしたジョークなのに...。」
と言って不満そうな顔をするニーソンにラグルは
「はぁ!??あれのどこがジョークなんだよ!!!笑えねぇーよ!!!!エピーヌも、今見たことは...忘れろ!!でないと、お前の好きなキャットショコラのクッキーも買ってきてやらねぇーからな...!!!」
と言って、エピーヌを見つめるラグルにニーソンは
「えー!ラグル??それは、可愛そうだよ...。大丈夫だよ!!エピーヌ!!俺が、買ってあげるから!!だから、今度一緒にお買い物に『...あー!!!わーったよ!!!買ってくればいいんだろ!!!買ってきてやるから、俺だけ仲間はずれにすんなって...!!(照)』...はははっ、単純。(笑)」
そんな言い合う二人の様子を、静かに見つめていたエピーヌは、心の中で
「ふふふっ!!キャットショコラのクッキーも好きだけど...。私は、このふたりの笑顔が甘酸っぱくて...とても好きよ!!!(笑)そんなこと、恥ずかしすぎて口にできないけど...。(笑)そうだわ!!!今度は、みんなでキャットショコラにお買い物に行こうっと!!」
と考えて、独りクスリと微笑むのだった。
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