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第5章 「二人のお仕事。」
さぁ、仕事の時間だ。
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ガタガタと震えるエピーヌをよそに室内では...ラグルとその周りを取り囲む10人程度の人間の姿があった。
「...誰だ!!アンタ!?勝手に入ってきて...。」
と一人の男が言った。
それに対してラグルは鼻で笑うと
「ふんっ。(笑)...そうだな...たしかに勝手に入ったことは、悪かった...。突然だが、お前らにいい話をもってきた。今から俺と戦って俺が目に留めたやつは、特別に外に出られる権利をやる。」
と言って、自分のまわりを囲んでいる男達を見渡した。
男達は、目をギラギラさせて
「...おい、それは本当か...??」
「だとすれば、あんたに勝てば外に出られるんだな...!」
「おし!!一番にここを出るのは、この俺だ!!」
と言って口々に決意をあらわにしだした。
それに答えるようにニヤッと笑い
「あぁ、本当だ。俺が目に留めたやつ5人は、外に出ることが出来る。」
と言って再度彼らを見渡すと、我先にといった様子でラグルに飛びかかってきた。
「うぉら!!喰らえ!!!」
「俺が一番にやつを殺すんだ!!」
「おっと、足ががら空きだぜ!若い兄~ちゃんよ!!(笑)」
と言って次々にラグルへと殴りかかってくる男達に深く息をつくと、ラグルは
「ははっ、貴様ら全員生きて帰れると思うなよ...??(笑)」
と言った次の瞬間、ラグルの目が赤く光を放ち、ラグルが自分に殴りかかってきた男達を次々と手刀と拳で気絶させていった。ものの1分ほどで最後の男を片付けると...ラグルの目から色が消えた。
「...はぁ、全く...。奴らは、手応えがなさすぎる...。これじゃあ、手がなまっちまう...。よくこんなので、犯罪を犯そうと思うよな...。(笑)命知らずな奴らだ...。」
と言って倒れた奴らを、ゆっくり吟味すると5人の人間を選び、選んだ人間の背中に呪文を唱えながら手を添えるとその瞬間、大きな光を放ち、手をかざしたはずの男が消えた。
全てを終えるとエピーヌが待つドアの方へ向かい、ドアノブをひねり外に出た。
外で待っていたエピーヌは、酷く怯えた顔でラグルを見つめていた。
そんなエピーヌに肩をすくめると
「...あー、えっと、仕事終わったからもう帰るぞ...。見張りありがとな...。助かった...。」
と言って、エピーヌの頭を乱暴にクシャと撫でるとさっさと出口に向かって歩き出した。
その後ろ姿を、困った顔で見つめていたエピーヌなのであった。
「...一体...ラグルって...?」
「...誰だ!!アンタ!?勝手に入ってきて...。」
と一人の男が言った。
それに対してラグルは鼻で笑うと
「ふんっ。(笑)...そうだな...たしかに勝手に入ったことは、悪かった...。突然だが、お前らにいい話をもってきた。今から俺と戦って俺が目に留めたやつは、特別に外に出られる権利をやる。」
と言って、自分のまわりを囲んでいる男達を見渡した。
男達は、目をギラギラさせて
「...おい、それは本当か...??」
「だとすれば、あんたに勝てば外に出られるんだな...!」
「おし!!一番にここを出るのは、この俺だ!!」
と言って口々に決意をあらわにしだした。
それに答えるようにニヤッと笑い
「あぁ、本当だ。俺が目に留めたやつ5人は、外に出ることが出来る。」
と言って再度彼らを見渡すと、我先にといった様子でラグルに飛びかかってきた。
「うぉら!!喰らえ!!!」
「俺が一番にやつを殺すんだ!!」
「おっと、足ががら空きだぜ!若い兄~ちゃんよ!!(笑)」
と言って次々にラグルへと殴りかかってくる男達に深く息をつくと、ラグルは
「ははっ、貴様ら全員生きて帰れると思うなよ...??(笑)」
と言った次の瞬間、ラグルの目が赤く光を放ち、ラグルが自分に殴りかかってきた男達を次々と手刀と拳で気絶させていった。ものの1分ほどで最後の男を片付けると...ラグルの目から色が消えた。
「...はぁ、全く...。奴らは、手応えがなさすぎる...。これじゃあ、手がなまっちまう...。よくこんなので、犯罪を犯そうと思うよな...。(笑)命知らずな奴らだ...。」
と言って倒れた奴らを、ゆっくり吟味すると5人の人間を選び、選んだ人間の背中に呪文を唱えながら手を添えるとその瞬間、大きな光を放ち、手をかざしたはずの男が消えた。
全てを終えるとエピーヌが待つドアの方へ向かい、ドアノブをひねり外に出た。
外で待っていたエピーヌは、酷く怯えた顔でラグルを見つめていた。
そんなエピーヌに肩をすくめると
「...あー、えっと、仕事終わったからもう帰るぞ...。見張りありがとな...。助かった...。」
と言って、エピーヌの頭を乱暴にクシャと撫でるとさっさと出口に向かって歩き出した。
その後ろ姿を、困った顔で見つめていたエピーヌなのであった。
「...一体...ラグルって...?」
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