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第13号 「歪み出した日々。」
「中谷と紗知...それと怪しい女...。」
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「確保...!!!!(汗)」
「いや...何よ!!!(怒)...私の可愛い可愛い琉架くんはどこなの!???(汗)...ねぇ、冬月琉架ちゃん!!!!(汗)『...来ないよ...やっぱりお前か...紗知...。(怒)』...っ...大馳(だいち)...いいえ...だいちゃん...???なんで...ここに...。(汗)」
中谷は、琉架のストーカーである女を捕まえるために、琉架と女の待ち合わせ日時に...琉架の家に他の何人かの警察官と張り込みをしていた。暫くして時刻は16時を10分ほど過ぎた時...そう...中谷のよく知る......元カノである紗知が目の前に現れたのだった。中谷は、彼女の顔を見た瞬間...一瞬声を発することをためらったが、ぐっと手を握りしめると大きな声で周りにいた部下の警官に紗知を捕まえるように声をかけたのだった...。紗知は、中谷を見た途端目の色を変え、懐かしむような...苦しむような...いろんな感情を含んだ表情をしていた。
そんな紗知に中谷は、一瞬だけ表情を緩めたが、直ぐに他の警官が居ることを思い出し、ぐっと表情を引き締めると...彼女とはそれ以上何も話さず...警察署へと連行したのだった。
警察署に着き、彼女の取調べをやる事になったのは、上司からの命令で強制的に中谷となった。
中谷は、大きく息を吸い込むと気持ちを落ち着かせた。そして、扉の前で直立している部下に一声かけ、会釈すると彼女が待っている取調室へと入ったのだった。
取調室に入ると、中谷はどこか遠くを見つめる紗知が目に入った。そんな紗知に中谷は、咳払いをひとつすると...紗知の向かいにある椅子に腰をかけ、彼女にこう声をかけた。
「...久しぶりだな...紗知...。元気には...してないよな...。(笑)......会って早々だが、取り調べ中だ...。単刀直入に聞く...何故、冬月琉架に付きまとったり...変な手紙を書いたりしたんだ??(汗)」
「...だいちゃん.........いいえ、中谷...私はあなたのことが大嫌いよ...!!!(怒)今更なんなの!??(怒)...冬月琉架に付きまとった理由......???...あなたには...分からなかったのね...。そうよ...分かるわけないのよ...。だって...冬月琉架は姫崎るかちゃんなんだから...。(笑)」
紗知の言葉に中谷は、状況が全く理解出来ず、首を大きく傾げていた。
「...冬月琉架さんが...姫崎るかちゃん???...とはどいういことだ...???(汗)『そのままよ??...冬月琉架は...女装して姫崎るかちゃんになってたんだもの。(笑)』...そんな...まさか...そんなこと許されるわけ...。(汗)」
俺はここまで言って気がついた...。彼女が今回...この騒動を引き起こしたのは...俺が彼女の言っていることを何一つ信じてあげなかったからだと...。(汗)彼女が人に迷惑をかけるようになってしまったのは、1番近くにいた俺が...彼女のことを何ひとつ信じてあげなかったのが...原因なんだと...。俺は気が付けば...涙を流していた。そんな俺の様子に、目の前の紗知は、昔を懐かしむ顔をして、俺に優しく声をかけた。
「...ふふっ...あなたは昔とちっとも変わってないわ。(笑)...すぐに泣くところ...こんなに憎いのに、守ってあげたくなる...。(笑)...なーんてね...あなたは昔から強がりだったから、誰にも頼ろうとしなかったもの...そんな心配は不要よね。(笑)...はぁ、私の悪あがきもここまでかな.........。もう黙ってても仕方ないし...あのね中谷...私と...グルの女がもうひとりいるわ...。」
紗知の最後の言葉に中谷は、目を見開いて大声を上げた。
「......グルの女だと!???(汗)...それは...誰だ...!!!(汗)」
中谷の大声に眉間にシワを寄せた紗知は、中谷に軽くガンを飛ばすと、ニコッと微笑み一言こう言った。
「...美桜ちゃんよ。(笑)」
「みお......美桜って...俺の...『えぇ、そうよ。(笑)貴方の......妹さんで...モデルの...中谷...美桜。」
紗知は、これだけ言うと近くにいた警察官に声を掛けて、部屋を出ていった。
俺は独りになった取り調べ室で頭を抱えざる負えなかった。
「...美桜が.........紗知と美桜がグル...まさか、姫崎さんだけじゃなくて...八神さんにまでなにか仕掛けるんじゃ...だとしたら...まずい、止めないと...。(汗)」
「いや...何よ!!!(怒)...私の可愛い可愛い琉架くんはどこなの!???(汗)...ねぇ、冬月琉架ちゃん!!!!(汗)『...来ないよ...やっぱりお前か...紗知...。(怒)』...っ...大馳(だいち)...いいえ...だいちゃん...???なんで...ここに...。(汗)」
中谷は、琉架のストーカーである女を捕まえるために、琉架と女の待ち合わせ日時に...琉架の家に他の何人かの警察官と張り込みをしていた。暫くして時刻は16時を10分ほど過ぎた時...そう...中谷のよく知る......元カノである紗知が目の前に現れたのだった。中谷は、彼女の顔を見た瞬間...一瞬声を発することをためらったが、ぐっと手を握りしめると大きな声で周りにいた部下の警官に紗知を捕まえるように声をかけたのだった...。紗知は、中谷を見た途端目の色を変え、懐かしむような...苦しむような...いろんな感情を含んだ表情をしていた。
そんな紗知に中谷は、一瞬だけ表情を緩めたが、直ぐに他の警官が居ることを思い出し、ぐっと表情を引き締めると...彼女とはそれ以上何も話さず...警察署へと連行したのだった。
警察署に着き、彼女の取調べをやる事になったのは、上司からの命令で強制的に中谷となった。
中谷は、大きく息を吸い込むと気持ちを落ち着かせた。そして、扉の前で直立している部下に一声かけ、会釈すると彼女が待っている取調室へと入ったのだった。
取調室に入ると、中谷はどこか遠くを見つめる紗知が目に入った。そんな紗知に中谷は、咳払いをひとつすると...紗知の向かいにある椅子に腰をかけ、彼女にこう声をかけた。
「...久しぶりだな...紗知...。元気には...してないよな...。(笑)......会って早々だが、取り調べ中だ...。単刀直入に聞く...何故、冬月琉架に付きまとったり...変な手紙を書いたりしたんだ??(汗)」
「...だいちゃん.........いいえ、中谷...私はあなたのことが大嫌いよ...!!!(怒)今更なんなの!??(怒)...冬月琉架に付きまとった理由......???...あなたには...分からなかったのね...。そうよ...分かるわけないのよ...。だって...冬月琉架は姫崎るかちゃんなんだから...。(笑)」
紗知の言葉に中谷は、状況が全く理解出来ず、首を大きく傾げていた。
「...冬月琉架さんが...姫崎るかちゃん???...とはどいういことだ...???(汗)『そのままよ??...冬月琉架は...女装して姫崎るかちゃんになってたんだもの。(笑)』...そんな...まさか...そんなこと許されるわけ...。(汗)」
俺はここまで言って気がついた...。彼女が今回...この騒動を引き起こしたのは...俺が彼女の言っていることを何一つ信じてあげなかったからだと...。(汗)彼女が人に迷惑をかけるようになってしまったのは、1番近くにいた俺が...彼女のことを何ひとつ信じてあげなかったのが...原因なんだと...。俺は気が付けば...涙を流していた。そんな俺の様子に、目の前の紗知は、昔を懐かしむ顔をして、俺に優しく声をかけた。
「...ふふっ...あなたは昔とちっとも変わってないわ。(笑)...すぐに泣くところ...こんなに憎いのに、守ってあげたくなる...。(笑)...なーんてね...あなたは昔から強がりだったから、誰にも頼ろうとしなかったもの...そんな心配は不要よね。(笑)...はぁ、私の悪あがきもここまでかな.........。もう黙ってても仕方ないし...あのね中谷...私と...グルの女がもうひとりいるわ...。」
紗知の最後の言葉に中谷は、目を見開いて大声を上げた。
「......グルの女だと!???(汗)...それは...誰だ...!!!(汗)」
中谷の大声に眉間にシワを寄せた紗知は、中谷に軽くガンを飛ばすと、ニコッと微笑み一言こう言った。
「...美桜ちゃんよ。(笑)」
「みお......美桜って...俺の...『えぇ、そうよ。(笑)貴方の......妹さんで...モデルの...中谷...美桜。」
紗知は、これだけ言うと近くにいた警察官に声を掛けて、部屋を出ていった。
俺は独りになった取り調べ室で頭を抱えざる負えなかった。
「...美桜が.........紗知と美桜がグル...まさか、姫崎さんだけじゃなくて...八神さんにまでなにか仕掛けるんじゃ...だとしたら...まずい、止めないと...。(汗)」
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