118 / 147
第16号 「動き出した日々...1ヶ月の猶予。」
愛を込めまくります。By翔真
しおりを挟む
琉架は困った顔をして、とぼとぼとコンビニに立ち寄っていた。
現在は、冬ということもあり、ホットのミルクティーを買うと、自らの外気で冷えた手を温めながら、帰路へとついていた。
家に帰り、昨日と同じように、翔真にギューっと抱きしめられ解放されると、自室に入りベッドに倒れ込んだ。
「はぁ...どうしよう...。向こうが拒んでいるんじゃ...。俺から声をかけるなんてこと...そんな事、出来るわけないじゃないか...。なんで...竹下さんは、あんなに嫌っていたメイドアリスに、俺を寄越すようになったんだろうか...。あー!!!!考えたら、お腹すいてきた...。くそっ...腹の虫には勝てないな。一階に降りて、何か食べるか...。」
琉架は、ゴロゴロとベットで寝返りをうつと、ムクっと起きだし、自らの空腹を満たすために、一階へと向かった。
キッチンに行くとそこには、置き手紙とラップのかけてある、まだほのかに温かいおかずが、机の上に置いてあった。
手紙には...『お仕事お疲れ様!!って言っても、兄ちゃんもこれから、ファンタジアの持ってるラジオ番組の収録あるから、行かないといけないんだよー...マネージャーの鬼...。23時頃に配信予定だから、俺のいない寂しさを、ラジオを聞いて満たしてくれると嬉しいな~ってね!!ご飯...冷めてたら温めてお食べ!! by 偉大なるにぃちゃんより!P.S愛をこめてハート♡』
「...兄貴...仕事がんばれよ。それから...仕方ないからラジオ...聴いてやる...。きっと視聴者少ないだろうし...。...って、なんだよ...。追伸で、わざわざ愛を込めなくてもいいっての...。しかも、よくみたらハートに後ろにハートマーク付けて...どれだけ愛をこめたら気が済むんだか...。まぁ...今は、そんな兄貴の性格が有り難すぎるくらいだけど...。」
こう言うと、照れくさそうに笑う琉架は、ご飯茶碗に、炊きたてのお米を入れて、ファンタジアのラジオを携帯で流しながら、大分遅めの...それでいて久しぶりに、どこか落ち着いた夕飯を口にするのだった。
現在は、冬ということもあり、ホットのミルクティーを買うと、自らの外気で冷えた手を温めながら、帰路へとついていた。
家に帰り、昨日と同じように、翔真にギューっと抱きしめられ解放されると、自室に入りベッドに倒れ込んだ。
「はぁ...どうしよう...。向こうが拒んでいるんじゃ...。俺から声をかけるなんてこと...そんな事、出来るわけないじゃないか...。なんで...竹下さんは、あんなに嫌っていたメイドアリスに、俺を寄越すようになったんだろうか...。あー!!!!考えたら、お腹すいてきた...。くそっ...腹の虫には勝てないな。一階に降りて、何か食べるか...。」
琉架は、ゴロゴロとベットで寝返りをうつと、ムクっと起きだし、自らの空腹を満たすために、一階へと向かった。
キッチンに行くとそこには、置き手紙とラップのかけてある、まだほのかに温かいおかずが、机の上に置いてあった。
手紙には...『お仕事お疲れ様!!って言っても、兄ちゃんもこれから、ファンタジアの持ってるラジオ番組の収録あるから、行かないといけないんだよー...マネージャーの鬼...。23時頃に配信予定だから、俺のいない寂しさを、ラジオを聞いて満たしてくれると嬉しいな~ってね!!ご飯...冷めてたら温めてお食べ!! by 偉大なるにぃちゃんより!P.S愛をこめてハート♡』
「...兄貴...仕事がんばれよ。それから...仕方ないからラジオ...聴いてやる...。きっと視聴者少ないだろうし...。...って、なんだよ...。追伸で、わざわざ愛を込めなくてもいいっての...。しかも、よくみたらハートに後ろにハートマーク付けて...どれだけ愛をこめたら気が済むんだか...。まぁ...今は、そんな兄貴の性格が有り難すぎるくらいだけど...。」
こう言うと、照れくさそうに笑う琉架は、ご飯茶碗に、炊きたてのお米を入れて、ファンタジアのラジオを携帯で流しながら、大分遅めの...それでいて久しぶりに、どこか落ち着いた夕飯を口にするのだった。
0
お気に入りに追加
36
あなたにおすすめの小説
ずっと女の子になりたかった 男の娘の私
ムーワ
BL
幼少期からどことなく男の服装をして学校に通っているのに違和感を感じていた主人公のヒデキ。
ヒデキは同級生の女の子が履いているスカートが自分でも履きたくて仕方がなかったが、母親はいつもズボンばかりでスカートは買ってくれなかった。
そんなヒデキの幼少期から大人になるまでの成長を描いたLGBT(ジェンダーレス作品)です。
工事会社OLの奮闘記
wan
BL
佐藤美咲は可愛らしい名前だが、男の子だった。
毎朝スカートスーツに身を包み、ハイヒールを履い て会社に向かう。彼女の職場は工事会社で、事務仕事を担当してい る。美咲は、バッチリメイクをしてデスクに座り、パソコンに向か って仕事を始める。
しかし、美咲の仕事はデスクワークだけではない。工具や材料の 在庫を調べるために、埃だらけで蒸し暑い倉庫に入らなければな らないのだ。倉庫に入ると、スーツが埃まみれになり、汗が滲んで くる。それでも、美咲は綺麗好き。笑顔を絶やさず、仕事に取り組 む。
後の祭りの後で
SF
BL
※親父×小学生(エロはなし)
今年47になる道雄は、体調を崩して休職し地元に帰ってきた。
青年団の仕事で屋台を出せば、そこにかつての幼馴染、勝也が現れる。
しかし勝也は道雄とともに過ごした頃の、小学生の姿のままだった。
あの頃と今が交錯する、夏の夜の行方はーーーー
・Twitterの企画で書かせていただきました。
課題・親父×小学生
キーワード・惚れた弱み
学祭で女装してたら一目惚れされた。
ちろこ
BL
目の前に立っているこの無駄に良い顔のこの男はなんだ?え?俺に惚れた?男の俺に?え?女だと思った?…な、なるほど…え?俺が本当に好き?いや…俺男なんだけど…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる