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第12号 「琉架と亜衣希に起こった悲劇。」
作戦実行までの道。 その2
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そうしてカフェでの作戦会議も早々に亜衣希は、竹下と別れ一人警察署へと来ていた。
「あの...すみません...。実は...少々お話したいことがありまして...。」
「はい...えっと...とにかくこちらへどうぞ。」
亜衣希は、目の前の警察官に促されて、奥にある部屋へと招かれた。そこで一通り、最近琉架に起こったことをあらかた亜衣希が話終えると、警察官が一言こう言った。
「なるほど...そうですね...。事態が事態なので...私たちもなるべく速く動けるように最前は尽くしますが...。(汗)最低でも一週間は準備に要するかと思われておりまして...。(汗)それでもよろしいでしょうか...??『...一週間ですか...。うーん、分かりました。それまでは、私も気を引き締めてご連絡頂ける時を待つことにします。』...ほんとにすみません...。我々も上の者がいるもので...。(汗)なかなか勝手な行動は取れないんですよね...。(汗)(公務員が楽な仕事って言ったの誰だよ...!!(汗)忙しすぎて...ストレスで死んじまうつうんだよ...!!!(怒))」
こういう警察官に仕方ないといった様子の顔を向けると、亜衣希はその場に立ちあがり、目の前の警察官に深く頭を下げた。
「...すみませんが、これからよろしくお願いします。『いえいえ、私共も最前を尽くさせていただきますよ...。そんな...頭を上げてください...。(汗)(上司に怒られちゃうんだよな~...。(汗)あの人、めんどくさい事...嫌がるから...。(汗)でも...『私の上司が嫌がってるんです。』なーんて...こんな事...目の前の黄金比イケメンさんには口が裂けても言えないけどな...。(笑))』...いえ、せめてこれぐらいはさせて頂かないと...。大切なお時間を頂いている訳ですから...。(悔)」
亜衣希は、目の前の警察官に何度も頭を下げると、『失礼します。』と一声かけて、警察署を出たのだった。
亜衣希は、警察署を出てからぐっと拳を握ると...歩みも止めずにこう独り言を呟いたのだった。
「...はぁ...。なんだって警察はこんなに時間がかかるんだ...。(汗)くそっ...。(悔)琉架を一週間も、不安にさせ続けないといけないのか...。(怒)」
こう言った亜衣希の顔は、酷く苦痛に歪んだものであった。
そうこうしてようやく、亜衣希にとって長いなが~い約一週間がたったある日...いつものようにメイドアリスでモデルの撮影をしていた亜衣希の携帯がうるさく鳴り響いた。
ちょうど写真を撮り終えたところだった亜衣希は、携帯のバイブに気づき、部屋の隅に場所を変えると急いで電話に出た。
「はい、もしもし...『あっ、八神亜衣希さんですか...??こちら、関東の...。』...えっ...はい...。ついに準備が整ったんですね!...えっ...はい、分かりました。今日......今からですか...!??もちろん、伺えます...!(汗)それでは...また後ほど...。はい、よろしくお願いします...!!!失礼します...!!(汗)」
亜衣希は、電話を切るなり早々に警察署へと向かった。
警察署に着くなり、例の警察官が亜衣希の姿を目に捉え、深く頭を下げた。
「...八神さん...。大変お待たせいたしました...。(汗)(あー、この一週間...長かったな~...上司は俺を顎で使うし...なんだって俺はこんなに運がないんだ...!!おっといけないいけない、ついつい本音が...。(汗)...今日はビールでストレス浄化だ...!)...あれから、犯人の女性は...何か仕掛けてきましたか...??『いえ...特には...。それがとても怖い...ですが...。(汗)一体あの女は何を考えているのやら...??』...そうですか...。分かりました。それでは...詳細を説明したいのでこちらへどうぞ。」
警察官に連れられて亜衣希は、前回よりもさらに厳重な取り締まりがされた部屋に通された。
「それでは...早速実行日についてお話致します。実行日は今から2日後です。明日は、ストーカーの女性を呼び出して頂くことと、女性の居場所を突き止めるために、こちらの方に冬月琉架さんとご同行して頂いて、電話をかけていただきたいと思っております。(冬月琉架...琉架と言えば、姫崎るかちゃんだよな~...はぁ、るかちゃん...最近雑誌に載ってる時の顔に疲れが見えてたな...大丈夫かな...。)冬月さんは、女性に電話をかけられる心理状態にありますでしょうか...?(汗)」
「えっ...はい、大丈夫だと思うのですが...。分かりました。明日は、琉架を連れてこちらの方に伺わせて頂きます。」
「はい、それでもしも場所の特定が出来ましたら、あとは警察の方で何とか女を確保いたします...。ですが、万が一にも...場所の特定に失敗した場合は...冬月さんに女をおびき出して頂き...そこで、冬月さんそっくりのダミーの人間を用意して...同じく警察で全力を尽くし、犯人をを捕まえます。...以上が作戦の全てです。...どうなされますか。(できれば...初めの作戦が楽だから初めの作戦で遂行できればいいな~。)」
「...はい...それで大丈夫です。ぜひお願いします...!!(汗)」
亜衣希は、警察官の話を全て聞くと、目に涙を溜めてぐっと頭を下げた。
そんな亜衣希の様子になんだか困った顔の警察官は、慌てて亜衣希に頭を上げさせると、ニコッと微笑み亜衣希を落ち着かせるようにこう言った。
「...そんなに心配なさらなくても大丈夫ですよ。(俺たちの腕を疑ってるのか...??)...これだけお待ち頂いたんですから...。(一週間で準備するの大変だったんだぞ...最終日には目が半分も開かなかった...。(汗))もうこれ以上恐怖を覚える必要はないのですよ...。ですから、どうかそんなに心配そうなお顔をなさらないでください...。(そんな心配そうな顔されたらこっちが不安になってくるじゃねぇかよ...。(汗))」
警察官の表の言葉に、涙腺が崩壊した亜衣希は、警察官の心の声など全く知らず...大粒の涙を流しながら、警察官に何度も頭を下げるのだった。
「あの...すみません...。実は...少々お話したいことがありまして...。」
「はい...えっと...とにかくこちらへどうぞ。」
亜衣希は、目の前の警察官に促されて、奥にある部屋へと招かれた。そこで一通り、最近琉架に起こったことをあらかた亜衣希が話終えると、警察官が一言こう言った。
「なるほど...そうですね...。事態が事態なので...私たちもなるべく速く動けるように最前は尽くしますが...。(汗)最低でも一週間は準備に要するかと思われておりまして...。(汗)それでもよろしいでしょうか...??『...一週間ですか...。うーん、分かりました。それまでは、私も気を引き締めてご連絡頂ける時を待つことにします。』...ほんとにすみません...。我々も上の者がいるもので...。(汗)なかなか勝手な行動は取れないんですよね...。(汗)(公務員が楽な仕事って言ったの誰だよ...!!(汗)忙しすぎて...ストレスで死んじまうつうんだよ...!!!(怒))」
こういう警察官に仕方ないといった様子の顔を向けると、亜衣希はその場に立ちあがり、目の前の警察官に深く頭を下げた。
「...すみませんが、これからよろしくお願いします。『いえいえ、私共も最前を尽くさせていただきますよ...。そんな...頭を上げてください...。(汗)(上司に怒られちゃうんだよな~...。(汗)あの人、めんどくさい事...嫌がるから...。(汗)でも...『私の上司が嫌がってるんです。』なーんて...こんな事...目の前の黄金比イケメンさんには口が裂けても言えないけどな...。(笑))』...いえ、せめてこれぐらいはさせて頂かないと...。大切なお時間を頂いている訳ですから...。(悔)」
亜衣希は、目の前の警察官に何度も頭を下げると、『失礼します。』と一声かけて、警察署を出たのだった。
亜衣希は、警察署を出てからぐっと拳を握ると...歩みも止めずにこう独り言を呟いたのだった。
「...はぁ...。なんだって警察はこんなに時間がかかるんだ...。(汗)くそっ...。(悔)琉架を一週間も、不安にさせ続けないといけないのか...。(怒)」
こう言った亜衣希の顔は、酷く苦痛に歪んだものであった。
そうこうしてようやく、亜衣希にとって長いなが~い約一週間がたったある日...いつものようにメイドアリスでモデルの撮影をしていた亜衣希の携帯がうるさく鳴り響いた。
ちょうど写真を撮り終えたところだった亜衣希は、携帯のバイブに気づき、部屋の隅に場所を変えると急いで電話に出た。
「はい、もしもし...『あっ、八神亜衣希さんですか...??こちら、関東の...。』...えっ...はい...。ついに準備が整ったんですね!...えっ...はい、分かりました。今日......今からですか...!??もちろん、伺えます...!(汗)それでは...また後ほど...。はい、よろしくお願いします...!!!失礼します...!!(汗)」
亜衣希は、電話を切るなり早々に警察署へと向かった。
警察署に着くなり、例の警察官が亜衣希の姿を目に捉え、深く頭を下げた。
「...八神さん...。大変お待たせいたしました...。(汗)(あー、この一週間...長かったな~...上司は俺を顎で使うし...なんだって俺はこんなに運がないんだ...!!おっといけないいけない、ついつい本音が...。(汗)...今日はビールでストレス浄化だ...!)...あれから、犯人の女性は...何か仕掛けてきましたか...??『いえ...特には...。それがとても怖い...ですが...。(汗)一体あの女は何を考えているのやら...??』...そうですか...。分かりました。それでは...詳細を説明したいのでこちらへどうぞ。」
警察官に連れられて亜衣希は、前回よりもさらに厳重な取り締まりがされた部屋に通された。
「それでは...早速実行日についてお話致します。実行日は今から2日後です。明日は、ストーカーの女性を呼び出して頂くことと、女性の居場所を突き止めるために、こちらの方に冬月琉架さんとご同行して頂いて、電話をかけていただきたいと思っております。(冬月琉架...琉架と言えば、姫崎るかちゃんだよな~...はぁ、るかちゃん...最近雑誌に載ってる時の顔に疲れが見えてたな...大丈夫かな...。)冬月さんは、女性に電話をかけられる心理状態にありますでしょうか...?(汗)」
「えっ...はい、大丈夫だと思うのですが...。分かりました。明日は、琉架を連れてこちらの方に伺わせて頂きます。」
「はい、それでもしも場所の特定が出来ましたら、あとは警察の方で何とか女を確保いたします...。ですが、万が一にも...場所の特定に失敗した場合は...冬月さんに女をおびき出して頂き...そこで、冬月さんそっくりのダミーの人間を用意して...同じく警察で全力を尽くし、犯人をを捕まえます。...以上が作戦の全てです。...どうなされますか。(できれば...初めの作戦が楽だから初めの作戦で遂行できればいいな~。)」
「...はい...それで大丈夫です。ぜひお願いします...!!(汗)」
亜衣希は、警察官の話を全て聞くと、目に涙を溜めてぐっと頭を下げた。
そんな亜衣希の様子になんだか困った顔の警察官は、慌てて亜衣希に頭を上げさせると、ニコッと微笑み亜衣希を落ち着かせるようにこう言った。
「...そんなに心配なさらなくても大丈夫ですよ。(俺たちの腕を疑ってるのか...??)...これだけお待ち頂いたんですから...。(一週間で準備するの大変だったんだぞ...最終日には目が半分も開かなかった...。(汗))もうこれ以上恐怖を覚える必要はないのですよ...。ですから、どうかそんなに心配そうなお顔をなさらないでください...。(そんな心配そうな顔されたらこっちが不安になってくるじゃねぇかよ...。(汗))」
警察官の表の言葉に、涙腺が崩壊した亜衣希は、警察官の心の声など全く知らず...大粒の涙を流しながら、警察官に何度も頭を下げるのだった。
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