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第1章 「俺たちの出会い。」
俺たちの目に映るのは...。
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「おじさん!!!...やっぱり俺...信じられな...っ!??」
「ハァ...ハァ...ッ、ちょっと虎雅!!!...待ってって言ったじゃん!!全く...『来るな!!!!翔真...コッチに来るな!!!』...えっ...なんで???『何でもいいから来るな!!!!!』...っ...(ったく!!なんだよ!!!何処までも自分勝手だな!!)。」
全く何なんだよ。
なんで俺は、バックヤードに入ったら行けないんだよ。
俺は、虎雅の後を必死に追って気がついた時には、さっきまで俺達がいたおじさんのお店に戻ってきていた。
俺は、虎雅の意図がわからず、首をかしげながら虎雅の後を追って店の中に入った。
そしたら、虎雅がバックヤードに入っていくのを見たから、何だか腹が立っちゃって虎雅に不平不満を言いながら、バックヤードに入ろうとしたんだ。
そしたら...虎雅の焦った声が聞こえてきて、ますます意味がわからなくなったから、虎雅に聞き返したら、今度は半ば怒り口調で俺の事を拒絶したんだ。
でも、虎雅が声を荒らげている時は大概何かあるときだから...俺は、イライラしながらも、大人しくその指示に従うことにした。
暫くその場にじっとしていたら、虎雅が顔を伏せた状態でバックヤードから出てきて、沈黙のまま俺の方に歩み寄ってきたんだ。
俺は気になって、恐る恐る虎雅に声をかけた。
「虎雅???...ねぇ、虎雅???(汗)...大丈夫??...はっ!!たっ...虎雅!????」
「...♪~♪♪~...♪~♪♪♪~♪♪~...『虎雅...なんで、ずっと音階を口ずさんでいるの??...ねぇ、虎雅!?...』...♪...♪♪♪♪~♪♪♪~♪~♪~♪♪~...『...もう、虎雅!!!古びた昭和の...CDデッキじゃないんだから!!!昭和にCDデッキってあるのかな...じゃなくって、気持ち悪い!!!!(怒)』...♪~♪♪♪~♪♪~♪♪~♪...いっ...いった!???」
俺は、様子のおかしい虎雅に声をかけたのだが...。虎雅は、ずっと何かのリズムを口ずさんでいて、俺の言うことに全く聞く耳を持ってくれなかった。
なんだかその様子が、ロボットみたいで......めちゃくちゃ気持ち悪くなって、つい...拳で虎雅のほっぺたを思いっきり、殴っちゃったんだよね...。(笑)
でも、殴った衝撃で、それまで虚ろ虚ろしていた虎雅目が元に戻り...俺が次の一声をあげようとした瞬間、虎雅は俺の腕を引いて急いで店を駆け出したんだ。
全くもって...今日の虎雅は、おかしな所が多すぎて...。
そうしてやっと足を止めたのは...大学の自販機横にあるベンチの前だった。
「...ねぇ、虎雅??...突然走り出したり...来るな!!って怒鳴ったり...一体何が『悪かった...翔真...。その...おじさんの言っていたことは...本当だった...。...おじさんは、俺がバックヤードに入った時...ずっとピアノに向かっていて...口と手を一心に動かして...『まだだ...まだダメなんだよ...なぁ、どうすれば上手く弾ける??...はははっ、あぁ、心地がいいねぇ...。(笑)ハハハッ、アァ、楽しいねぇ...ユカイダネェ...。』...って言いながら...でも、弾いている指は、怒りを孕んでいて...声は笑っているのに...目も口も笑ってなくて...ずっと苦しそうな顔をしている...俺の知らないおじさんが、ピアノを弾いていたんだ...。』...えっ。(汗)」
虎雅の目を見てみると...虎雅は、今にも泣きそうな...恐怖に満ちた顔で、がたがたと小刻みに震えていた。
俺は、そんな虎雅を見た事がなかったため...びっくりして、気が付けば咄嗟に虎雅を抱きしめていたんだ。
自分でも何やってるんだろうって思った。
でも、そうでもしないと...虎雅は、今にも発狂してしまいそうな表情を...。
抱きしめた俺を、最初は戸惑ったように見つめていたが、暫くすると虎雅は小さく息を吐いて、震える声でこう一言呟いたんだ。
「...悪魔の曲は存在する。」
俺は...この時、もう何も言えなくて、ただただ虎雅の背中を、優しくさすっていたことしか覚えていない...それ程までに...俺たちは、あの曲の恐ろしさを知ってしまったのだろう。
もう二度と...悪魔の曲を自分から聴こうなんて、微塵も考えないだろう。
君たちは...救われてよかったねぇ~。でも今も...悪魔の曲は...ひっそりと息を潜めて、次にくる獲物をヒシヒシとまちかまえているだろうねぇ。
ねぇ、今目の前で馬鹿にしている君??そう、キミだよ!!...キミが...次の獲物になるかい??※※※※※は、いつでも大歓迎だそうだよ。まぁ、せいぜい...キミの行きつけの店で、この曲が流れていないことを願うんだネ...忠告はしたよ...あとは、キミシダイダ。
「ハァ...ハァ...ッ、ちょっと虎雅!!!...待ってって言ったじゃん!!全く...『来るな!!!!翔真...コッチに来るな!!!』...えっ...なんで???『何でもいいから来るな!!!!!』...っ...(ったく!!なんだよ!!!何処までも自分勝手だな!!)。」
全く何なんだよ。
なんで俺は、バックヤードに入ったら行けないんだよ。
俺は、虎雅の後を必死に追って気がついた時には、さっきまで俺達がいたおじさんのお店に戻ってきていた。
俺は、虎雅の意図がわからず、首をかしげながら虎雅の後を追って店の中に入った。
そしたら、虎雅がバックヤードに入っていくのを見たから、何だか腹が立っちゃって虎雅に不平不満を言いながら、バックヤードに入ろうとしたんだ。
そしたら...虎雅の焦った声が聞こえてきて、ますます意味がわからなくなったから、虎雅に聞き返したら、今度は半ば怒り口調で俺の事を拒絶したんだ。
でも、虎雅が声を荒らげている時は大概何かあるときだから...俺は、イライラしながらも、大人しくその指示に従うことにした。
暫くその場にじっとしていたら、虎雅が顔を伏せた状態でバックヤードから出てきて、沈黙のまま俺の方に歩み寄ってきたんだ。
俺は気になって、恐る恐る虎雅に声をかけた。
「虎雅???...ねぇ、虎雅???(汗)...大丈夫??...はっ!!たっ...虎雅!????」
「...♪~♪♪~...♪~♪♪♪~♪♪~...『虎雅...なんで、ずっと音階を口ずさんでいるの??...ねぇ、虎雅!?...』...♪...♪♪♪♪~♪♪♪~♪~♪~♪♪~...『...もう、虎雅!!!古びた昭和の...CDデッキじゃないんだから!!!昭和にCDデッキってあるのかな...じゃなくって、気持ち悪い!!!!(怒)』...♪~♪♪♪~♪♪~♪♪~♪...いっ...いった!???」
俺は、様子のおかしい虎雅に声をかけたのだが...。虎雅は、ずっと何かのリズムを口ずさんでいて、俺の言うことに全く聞く耳を持ってくれなかった。
なんだかその様子が、ロボットみたいで......めちゃくちゃ気持ち悪くなって、つい...拳で虎雅のほっぺたを思いっきり、殴っちゃったんだよね...。(笑)
でも、殴った衝撃で、それまで虚ろ虚ろしていた虎雅目が元に戻り...俺が次の一声をあげようとした瞬間、虎雅は俺の腕を引いて急いで店を駆け出したんだ。
全くもって...今日の虎雅は、おかしな所が多すぎて...。
そうしてやっと足を止めたのは...大学の自販機横にあるベンチの前だった。
「...ねぇ、虎雅??...突然走り出したり...来るな!!って怒鳴ったり...一体何が『悪かった...翔真...。その...おじさんの言っていたことは...本当だった...。...おじさんは、俺がバックヤードに入った時...ずっとピアノに向かっていて...口と手を一心に動かして...『まだだ...まだダメなんだよ...なぁ、どうすれば上手く弾ける??...はははっ、あぁ、心地がいいねぇ...。(笑)ハハハッ、アァ、楽しいねぇ...ユカイダネェ...。』...って言いながら...でも、弾いている指は、怒りを孕んでいて...声は笑っているのに...目も口も笑ってなくて...ずっと苦しそうな顔をしている...俺の知らないおじさんが、ピアノを弾いていたんだ...。』...えっ。(汗)」
虎雅の目を見てみると...虎雅は、今にも泣きそうな...恐怖に満ちた顔で、がたがたと小刻みに震えていた。
俺は、そんな虎雅を見た事がなかったため...びっくりして、気が付けば咄嗟に虎雅を抱きしめていたんだ。
自分でも何やってるんだろうって思った。
でも、そうでもしないと...虎雅は、今にも発狂してしまいそうな表情を...。
抱きしめた俺を、最初は戸惑ったように見つめていたが、暫くすると虎雅は小さく息を吐いて、震える声でこう一言呟いたんだ。
「...悪魔の曲は存在する。」
俺は...この時、もう何も言えなくて、ただただ虎雅の背中を、優しくさすっていたことしか覚えていない...それ程までに...俺たちは、あの曲の恐ろしさを知ってしまったのだろう。
もう二度と...悪魔の曲を自分から聴こうなんて、微塵も考えないだろう。
君たちは...救われてよかったねぇ~。でも今も...悪魔の曲は...ひっそりと息を潜めて、次にくる獲物をヒシヒシとまちかまえているだろうねぇ。
ねぇ、今目の前で馬鹿にしている君??そう、キミだよ!!...キミが...次の獲物になるかい??※※※※※は、いつでも大歓迎だそうだよ。まぁ、せいぜい...キミの行きつけの店で、この曲が流れていないことを願うんだネ...忠告はしたよ...あとは、キミシダイダ。
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