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俺と上城の昼休憩...。(都和目線です。)
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上城との、会話も程々に仕事をしていた俺は、今しているパソコンにデータを打ち込む作業を終えてふとオフィスの掛け時計を見ると正午を過ぎようとしているところだった。
俺は、椅子の背もたれに持たれて背伸びをすると隣にいる上城に
「...おい、上城...そろそろお昼食べに行かないか??」
って聞くと上城は、俺の方を見て次に掛け時計を見ると、
「...そうですね。...もうお昼すぎたし、昼ごはん食べに行きますか!!」
なんてニコニコとしながら俺の方を見ると上城は、椅子を立ち上がった。
俺は、苦笑いしながらも上城と社員食堂へと向かった。
社員食堂は、お昼時ということもあり混んでいた。
そのため、席を見つけるだけでも一苦労だったが、運良く目の前の席が3席空いたため俺たちは、そこに腰を下ろした。
「いやー、運良く席が空いてよかったっすね!!さぁー、早く食べましょうよ!」
なんて言ってる上城は...まるで子供のようだった。(笑)なーんて、上城には、言えないけどな...(笑)だって、昼ごはんのメニューもだがオムライスを目の前に目をキラキラさせているのだから。
そんな事を考えている俺はそっちのけで
「...では、いただきます!!!」
と言って先に食べ始めた上城にたまらず笑がこぼれてしまった。まるで、尊を見ているようだったから。
そんなこんなで会話をしながら昼食をとっている時だった。
「...あの~、ここの席って空いてますか...??」
俺は、びっくりして声のした方に顔を向けるとそこには...俺が答える前に上城が、言葉を発した。
「...えっ!?...あっ!!勿論です!!!」
「...おっ、おい...俺はまだ何も...!」
正面に座る上城を見ると明らかに動揺していた。だが、俺も同じぐらい動揺していた。
それもそのはず、目の前にいたのが、社内でも有名なゆるふわ系若手社員の女の子だったからだ。だが、俺はこの女性社員のことは、全く知らなかったから困り果てていた。
そんな俺たちのことは、お構い無しに目の前の女性社員は
「なら、良かったです!...えっと、ご一緒しても大丈夫ですか??」
と言いながらも自分のトレーを空いている席に置いた女性社員は、上城の隣に座ろうとした。
俺は、咄嗟に
「...いや...俺とこいつは今から会議のことで大事な話が『ああああ!!!都和さん!!!何言ってるんすか!?さっき会議の話は、終わったでしょう???』...えっ...いや...でも...。」
上城は、今は余計なことを言わずに話を合わせてほしいという顔で俺を見て、顔の目の前で手を合わせて「お願い!」という仕草をしていた。...ハァ...仕方ないから俺は、それに合わせることにした。
「...あっ...そうだったな...(笑)ごめんごめん...(笑)」
あー、やっぱりこの状況辛すぎ...上城には、言っているはずなんだが俺は、女の子があんまり得意ではなかった...会社にいて仕事をしている時は、これは仕事だと割り切ってやっているから普通に話したり出来るのだが、問題は、仕事時間ではないお昼休憩の時や、会社の行き帰りだ...この時間は、言ってみれば自由時間なため本気で女の子と話したり、コミュニケーションを取ることが出来ない...。
だから、俺は上城に
「...ちょっと...いいか??上城...。...すみません...上城に伝え忘れていた事があるので、少し席を外します。」
と言って同時に隣にいた女性社員にも断りの声をかけた。
「あっ、そうなんですね。分かりました。」
こういって女性社員は、少し寂しそうな顔をして俺を見ていたが、俺はそれどころではなかった。
そんな俺に対して上城は
「...えっ!?それ後でも大丈夫ですよね!??」
って言って困った顔をしていた。困っているのは、俺の方なんだが...。だから、仕方なく俺は上城の腕を掴み強引に引っ張り
「...いいから、ちょっと来いって!」
と言って社員食堂の近くにあるトイレまで連れていった。
トイレにつくと上城は
「...ちょっ...なんてことしてるんすか!?あの美人で有名なゆるふわ系女性社員 久我 小春(くが こはる)ちゃんを知らないんすか!??知らないはずないっすよね??(笑)向こうから声をかけてきて、これはお近づきになるチャンスだとは思わないんすか???」
こういっている上城は、珍しく真剣な眼差しを俺に向けていた。
俺は
「それは、こっちのセリフだ!!なんてことしているんだ!!俺が、お前に話したこと覚えてないのか??俺は...女の子苦手なんだよ...上城は、その美人の久我さんとお近づきになりたかったのかもしれない...悪いが...俺は、久我さんのことも知らなかったし、お近づきになる気もない...。」
なんて言った俺に対して
「...えっ...マジで言ってるんすか...あの久我ちゃん知らないとか...先輩...もういい年なのに...そんなんじゃ宝の持ち腐れっすよ!?(泣)」
うわー、また泣きついてきやがった...もうここまで来ると、俺も...限界...。泣きたいのは、こっちだよ!!(怒)
俺は、言葉を飲み込み
「...もういい年って...お前と俺は2年しか変わらないだろうが!...しかも宝の持ち腐れって何だ!??」
って言って泣きついて来た上城を振り払ってやった。すると上城は
「...2年も違うんすよ!!...顔良くて背が高くて手足長くておまけに仕事できちゃう天然って...宝の持ち腐れっすよ!!!もう一度よく目の前にあるトイレの鏡で自分の顔みて欲しいくらいっす...。(泣)」
「...たった2年だし...鏡だって毎朝死ぬほど見てるよ...。」
俺は、怒鳴る気力を無くして上城をみた。
すると、上城は
「...じゃあ、言わせてもらいますけど、今どきBLも分からなかった都和さんってなんなんですか??俺の世代は、みんな知ってるじょーしきワードなんすよ!!」
って言って俺に追い打ちをかけた。
俺は...なんにもいうことが出来なかった...。
「...分かった...上城...悪かった...上城が、それだけ俺に対して考えていることを、汲み取ってやれなかった俺の責任だ...ほんとに...悪かった。」
俺は、いつも何も言えなくなると自分が折れるようにしていた。だから、今回も上城の久我さんに対する思いを知ってしまったから、俺が折れることにしたんだ。
そしたら、上城は
「...いや...俺の方こそなんか熱くなって...すみませんでした...都和さんが、かっこよすぎて...つい嫉妬してしまってたんす...我ながら、恥ずかしいところ見せちゃいました...ほんとすみませんでした...。」
俺の前で、頭を下げる様子に
「...いや...それよりも俺が我慢してやるんだから...ちゃんと久我さん、振り向かせて見せろよ??(笑)」
こう言って俺は、目の前で頭を上げた上城の髪をクシャッとひと撫でした。
だって、上城がなんだか弟みたいで可愛かったから...(笑)
そんな俺を少し真っ赤になりながら上城は
「...うっ...都和さんのこういうところやっぱりなれないっす...(笑)でも、そういうところ大好きっす!!(泣)」
なんて泣きながら言って上城は、また抱きついてきた。そんな様子にまた苦笑いがこぼれた。
「...よし、戻るか!」
俺は、こう言って上城とトイレをあとにした。
戻ってきた俺たちに久我さんは
「...おかえりなさい...遅かったですね。もうすぐお昼の時間終わっちゃいますよ??」
こう言ってる久我さんは、俺に対して言葉を発しているようで...一言で言うと怖かったが、仕事の一環と思うようにして
「...あぁ、ちょっと意見の食い違いがあって...少し長くなってしまったんだ...。(笑)」
と苦笑いを含みながら言ったんだ。
すると久我さんは、何故か少し頬を赤らめて
「...それは大変でしたね...お疲れ様でした。」
なんて言ってくるから、一瞬違和感を覚えたが、あんまり気にせずに俺は、頷いていた。
その時に、久我が恐ろしい計画を立てていることなんて知らない都和なのであった。
俺は、椅子の背もたれに持たれて背伸びをすると隣にいる上城に
「...おい、上城...そろそろお昼食べに行かないか??」
って聞くと上城は、俺の方を見て次に掛け時計を見ると、
「...そうですね。...もうお昼すぎたし、昼ごはん食べに行きますか!!」
なんてニコニコとしながら俺の方を見ると上城は、椅子を立ち上がった。
俺は、苦笑いしながらも上城と社員食堂へと向かった。
社員食堂は、お昼時ということもあり混んでいた。
そのため、席を見つけるだけでも一苦労だったが、運良く目の前の席が3席空いたため俺たちは、そこに腰を下ろした。
「いやー、運良く席が空いてよかったっすね!!さぁー、早く食べましょうよ!」
なんて言ってる上城は...まるで子供のようだった。(笑)なーんて、上城には、言えないけどな...(笑)だって、昼ごはんのメニューもだがオムライスを目の前に目をキラキラさせているのだから。
そんな事を考えている俺はそっちのけで
「...では、いただきます!!!」
と言って先に食べ始めた上城にたまらず笑がこぼれてしまった。まるで、尊を見ているようだったから。
そんなこんなで会話をしながら昼食をとっている時だった。
「...あの~、ここの席って空いてますか...??」
俺は、びっくりして声のした方に顔を向けるとそこには...俺が答える前に上城が、言葉を発した。
「...えっ!?...あっ!!勿論です!!!」
「...おっ、おい...俺はまだ何も...!」
正面に座る上城を見ると明らかに動揺していた。だが、俺も同じぐらい動揺していた。
それもそのはず、目の前にいたのが、社内でも有名なゆるふわ系若手社員の女の子だったからだ。だが、俺はこの女性社員のことは、全く知らなかったから困り果てていた。
そんな俺たちのことは、お構い無しに目の前の女性社員は
「なら、良かったです!...えっと、ご一緒しても大丈夫ですか??」
と言いながらも自分のトレーを空いている席に置いた女性社員は、上城の隣に座ろうとした。
俺は、咄嗟に
「...いや...俺とこいつは今から会議のことで大事な話が『ああああ!!!都和さん!!!何言ってるんすか!?さっき会議の話は、終わったでしょう???』...えっ...いや...でも...。」
上城は、今は余計なことを言わずに話を合わせてほしいという顔で俺を見て、顔の目の前で手を合わせて「お願い!」という仕草をしていた。...ハァ...仕方ないから俺は、それに合わせることにした。
「...あっ...そうだったな...(笑)ごめんごめん...(笑)」
あー、やっぱりこの状況辛すぎ...上城には、言っているはずなんだが俺は、女の子があんまり得意ではなかった...会社にいて仕事をしている時は、これは仕事だと割り切ってやっているから普通に話したり出来るのだが、問題は、仕事時間ではないお昼休憩の時や、会社の行き帰りだ...この時間は、言ってみれば自由時間なため本気で女の子と話したり、コミュニケーションを取ることが出来ない...。
だから、俺は上城に
「...ちょっと...いいか??上城...。...すみません...上城に伝え忘れていた事があるので、少し席を外します。」
と言って同時に隣にいた女性社員にも断りの声をかけた。
「あっ、そうなんですね。分かりました。」
こういって女性社員は、少し寂しそうな顔をして俺を見ていたが、俺はそれどころではなかった。
そんな俺に対して上城は
「...えっ!?それ後でも大丈夫ですよね!??」
って言って困った顔をしていた。困っているのは、俺の方なんだが...。だから、仕方なく俺は上城の腕を掴み強引に引っ張り
「...いいから、ちょっと来いって!」
と言って社員食堂の近くにあるトイレまで連れていった。
トイレにつくと上城は
「...ちょっ...なんてことしてるんすか!?あの美人で有名なゆるふわ系女性社員 久我 小春(くが こはる)ちゃんを知らないんすか!??知らないはずないっすよね??(笑)向こうから声をかけてきて、これはお近づきになるチャンスだとは思わないんすか???」
こういっている上城は、珍しく真剣な眼差しを俺に向けていた。
俺は
「それは、こっちのセリフだ!!なんてことしているんだ!!俺が、お前に話したこと覚えてないのか??俺は...女の子苦手なんだよ...上城は、その美人の久我さんとお近づきになりたかったのかもしれない...悪いが...俺は、久我さんのことも知らなかったし、お近づきになる気もない...。」
なんて言った俺に対して
「...えっ...マジで言ってるんすか...あの久我ちゃん知らないとか...先輩...もういい年なのに...そんなんじゃ宝の持ち腐れっすよ!?(泣)」
うわー、また泣きついてきやがった...もうここまで来ると、俺も...限界...。泣きたいのは、こっちだよ!!(怒)
俺は、言葉を飲み込み
「...もういい年って...お前と俺は2年しか変わらないだろうが!...しかも宝の持ち腐れって何だ!??」
って言って泣きついて来た上城を振り払ってやった。すると上城は
「...2年も違うんすよ!!...顔良くて背が高くて手足長くておまけに仕事できちゃう天然って...宝の持ち腐れっすよ!!!もう一度よく目の前にあるトイレの鏡で自分の顔みて欲しいくらいっす...。(泣)」
「...たった2年だし...鏡だって毎朝死ぬほど見てるよ...。」
俺は、怒鳴る気力を無くして上城をみた。
すると、上城は
「...じゃあ、言わせてもらいますけど、今どきBLも分からなかった都和さんってなんなんですか??俺の世代は、みんな知ってるじょーしきワードなんすよ!!」
って言って俺に追い打ちをかけた。
俺は...なんにもいうことが出来なかった...。
「...分かった...上城...悪かった...上城が、それだけ俺に対して考えていることを、汲み取ってやれなかった俺の責任だ...ほんとに...悪かった。」
俺は、いつも何も言えなくなると自分が折れるようにしていた。だから、今回も上城の久我さんに対する思いを知ってしまったから、俺が折れることにしたんだ。
そしたら、上城は
「...いや...俺の方こそなんか熱くなって...すみませんでした...都和さんが、かっこよすぎて...つい嫉妬してしまってたんす...我ながら、恥ずかしいところ見せちゃいました...ほんとすみませんでした...。」
俺の前で、頭を下げる様子に
「...いや...それよりも俺が我慢してやるんだから...ちゃんと久我さん、振り向かせて見せろよ??(笑)」
こう言って俺は、目の前で頭を上げた上城の髪をクシャッとひと撫でした。
だって、上城がなんだか弟みたいで可愛かったから...(笑)
そんな俺を少し真っ赤になりながら上城は
「...うっ...都和さんのこういうところやっぱりなれないっす...(笑)でも、そういうところ大好きっす!!(泣)」
なんて泣きながら言って上城は、また抱きついてきた。そんな様子にまた苦笑いがこぼれた。
「...よし、戻るか!」
俺は、こう言って上城とトイレをあとにした。
戻ってきた俺たちに久我さんは
「...おかえりなさい...遅かったですね。もうすぐお昼の時間終わっちゃいますよ??」
こう言ってる久我さんは、俺に対して言葉を発しているようで...一言で言うと怖かったが、仕事の一環と思うようにして
「...あぁ、ちょっと意見の食い違いがあって...少し長くなってしまったんだ...。(笑)」
と苦笑いを含みながら言ったんだ。
すると久我さんは、何故か少し頬を赤らめて
「...それは大変でしたね...お疲れ様でした。」
なんて言ってくるから、一瞬違和感を覚えたが、あんまり気にせずに俺は、頷いていた。
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