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「さぁ、これが最期だ。」
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「...で、俺は狩人の親玉を出させるために、アイツらにわざと捕まったふりをすればいいんだな??...くそっ!わざとでも、あんな胸糞わりいヤツらに捕まるとか死んでも嫌なんだけど...。」
こう言った俺に対して、十希は両手を顔の前で合わせて『なんとか頼むよ!!』ってお願いしてきた。
そんな可愛いことされたら、断れないじゃん...。(汗)
俺は仕方なく十希に頷くと、大学に行き、奴らに会うために...携帯で連絡を入れた。
内容はこうだ。
~狩人に告ぐ~
神楽の二人...神代秋良と阿久津龍を、別れさせることに成功した。奴らには、神楽のルールを破った罰を受けてもらうため、狩人のアジトへと連れていく。狩人は、全員アジトに来るように。(咲季さんも今回は顔を出してくださるようにお願い致します。少々お話したいことがありまして。)以上
~奎佐木 叶芽~
とまぁ、こんな感じだ。
そうして俺は、今狩人のアジトにいる。
咲季に会うのは正直怖かったが、ここで決着をつけるためだと自分に言い聞かせ、奴らが来るのを待っていた。
俺も、わざと捕まる気で来ているから、半ばビクビクしてるんだけどな...。
こんなことを考えていると背後から、急に体を羽交い締めにされ、腕と足を縄で縛られてしまった。
床に身動きが取れず倒れ込んでいる俺を、にやにやした笑みで見つめているのは、ゆりちゃんとさえちゃんだった。
俺は、彼女たちにいつもの調子で話しかけた。
「いきなり縛りプレイとか...結構物好きだね~君たちも。(笑)それで、俺を縄で縛って一体何しようっていうの??」
...縛りプレイとか出来れば、十希とやってみたいかも。
なんて考えていることを十希に言ったら、もう一生口聞いてくれなくなりそうだな...。
こんな呑気なことを考えながら、俺は目の前の二人にニヤッとした笑みを向けた。
すると彼女たちは、次の瞬間、思いっきり俺の腹を蹴りけつけてきた。
「もう、いつまでもそんな胡散臭い猿芝居なんてしなくていいのよ???...と言うより、叶芽...あなたどういうつもり???狩人側の人間のくせして、ルールを破った神楽に手を貸すなんて...。」
「っ!!...いきなり蹴るとか...フェアじゃないね...。女の子でも、さすがに...って思ったけど...。そっかー...もうバレていたのか...なら好都合!そうだよ~!俺が、神楽同士で付き合っている人達見逃していた張本人だよ~!!だっておかしいでしょ??どうして赤の他人に、自分の好きな人まで、とやかく言われなくちゃいけないの???...そんな制度おかしいでしょ??」
こう言った俺に、激しく逆上した彼女たちは、身動きの取れない俺をいいことに、多量の暴行を働いてくれた。
はい!これで暴行罪!!警察署行きけってーい!(笑)...かなり痛かったが、内心こんなことを考えていた。
彼女たちは、気が済むと...俺に、咲季自ら罰を与えるということから、そそくさと咲季を呼びに行った。
俺は、この後咲季の新の企みを知ることとなる。
こう言った俺に対して、十希は両手を顔の前で合わせて『なんとか頼むよ!!』ってお願いしてきた。
そんな可愛いことされたら、断れないじゃん...。(汗)
俺は仕方なく十希に頷くと、大学に行き、奴らに会うために...携帯で連絡を入れた。
内容はこうだ。
~狩人に告ぐ~
神楽の二人...神代秋良と阿久津龍を、別れさせることに成功した。奴らには、神楽のルールを破った罰を受けてもらうため、狩人のアジトへと連れていく。狩人は、全員アジトに来るように。(咲季さんも今回は顔を出してくださるようにお願い致します。少々お話したいことがありまして。)以上
~奎佐木 叶芽~
とまぁ、こんな感じだ。
そうして俺は、今狩人のアジトにいる。
咲季に会うのは正直怖かったが、ここで決着をつけるためだと自分に言い聞かせ、奴らが来るのを待っていた。
俺も、わざと捕まる気で来ているから、半ばビクビクしてるんだけどな...。
こんなことを考えていると背後から、急に体を羽交い締めにされ、腕と足を縄で縛られてしまった。
床に身動きが取れず倒れ込んでいる俺を、にやにやした笑みで見つめているのは、ゆりちゃんとさえちゃんだった。
俺は、彼女たちにいつもの調子で話しかけた。
「いきなり縛りプレイとか...結構物好きだね~君たちも。(笑)それで、俺を縄で縛って一体何しようっていうの??」
...縛りプレイとか出来れば、十希とやってみたいかも。
なんて考えていることを十希に言ったら、もう一生口聞いてくれなくなりそうだな...。
こんな呑気なことを考えながら、俺は目の前の二人にニヤッとした笑みを向けた。
すると彼女たちは、次の瞬間、思いっきり俺の腹を蹴りけつけてきた。
「もう、いつまでもそんな胡散臭い猿芝居なんてしなくていいのよ???...と言うより、叶芽...あなたどういうつもり???狩人側の人間のくせして、ルールを破った神楽に手を貸すなんて...。」
「っ!!...いきなり蹴るとか...フェアじゃないね...。女の子でも、さすがに...って思ったけど...。そっかー...もうバレていたのか...なら好都合!そうだよ~!俺が、神楽同士で付き合っている人達見逃していた張本人だよ~!!だっておかしいでしょ??どうして赤の他人に、自分の好きな人まで、とやかく言われなくちゃいけないの???...そんな制度おかしいでしょ??」
こう言った俺に、激しく逆上した彼女たちは、身動きの取れない俺をいいことに、多量の暴行を働いてくれた。
はい!これで暴行罪!!警察署行きけってーい!(笑)...かなり痛かったが、内心こんなことを考えていた。
彼女たちは、気が済むと...俺に、咲季自ら罰を与えるということから、そそくさと咲季を呼びに行った。
俺は、この後咲季の新の企みを知ることとなる。
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