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「...俺はどうするべきだった??」
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秋良の事を無視してしまった...。
そんなつもり無かったのに...本当は、声を掛けたかった。
でも、昨日の秋良の顔を思い出したら...声が掛けれなかった。
そんな複雑そうな顔をしていた俺を気にしていた同期の友(ゆう)は、俺の顔を覗き込むと、心配そうな顔をして、こう言ってきた。
「...ねぇ、秋良くんと何かあったの??...なんだか、浮かない顔してるけど...。」
「ん??...いや、別に...って、おい!!何すんだよ!!!...馬鹿!!...俺の携帯返せよ!!!プライバシーの侵害だぞ!!」
「...あー、やっぱり何かあったんだね...。ロック画と待ち受けは、可愛い秋良くんの寝顔だし...通話アプリのトップ画は、やっぱり秋良くんとのツーショットだし...しかも、携帯ケースにまで2人のプリクラ貼りまくって......って、痛いっ!!!」
俺は、恥ずかしさのあまり友の頭を力いっぱい殴っていた...。
俺のパンチをくらった友は、痛さのあまり悶絶(もんぜつ)していたが、次の瞬間、ニッコリと微笑むと俺の肩に手を置いてこう言ってきた。
「なんだ...元気あるじゃん。良かったぁ~。殴る元気もないのかと思った!...もし、話せることであれば...相談乗るよ??」
俺は、内心嬉しい気持ちでいっぱいだったが、軽く頭を下げると
「...ごめん。...ありがとう。でも、これは俺の問題だから...もうしばらく一人で考えたいんだ。...ほんとにごめんな...。」
と言った俺の背中をバシッと叩き、ケラケラと笑い、友はこういった。
「...はははっ、なんで謝るんだよ!...大丈夫!何かあれば、直ぐに言ってくれて構わないから!!俺たち...そういう仲だろ???」
「...ほんとにありがとう。友のその言葉に何度救われたかわからないな...。」
「ほら、そんなこと言わずに...売店行こうぜ!!...俺おなかすいちゃってさ~、二限もたねぇーわ!」
「...はははっ、お前ってほんと食いしん坊だよな!!...まるで、秋良みたっ...!...すまん、今のは忘れてくれ。そうだな、俺も甘い物食べたいし、行くか!」
やっぱり...持つべきものは友達だよな...。
俺を救ってくれるのは...いつだって...秋良だったのに...。
俺は...あの時...昨日の夜...どうするべきだった??
...あいつを信じてやればよかったのか??
でも、あんな決定的な写真まであるのにか...??
いや、無理だろ???
...はぁ、出来ることなら秋良を手放したくないな...。
ほんと...俺はどうしたらいいんだろう...。
そんなつもり無かったのに...本当は、声を掛けたかった。
でも、昨日の秋良の顔を思い出したら...声が掛けれなかった。
そんな複雑そうな顔をしていた俺を気にしていた同期の友(ゆう)は、俺の顔を覗き込むと、心配そうな顔をして、こう言ってきた。
「...ねぇ、秋良くんと何かあったの??...なんだか、浮かない顔してるけど...。」
「ん??...いや、別に...って、おい!!何すんだよ!!!...馬鹿!!...俺の携帯返せよ!!!プライバシーの侵害だぞ!!」
「...あー、やっぱり何かあったんだね...。ロック画と待ち受けは、可愛い秋良くんの寝顔だし...通話アプリのトップ画は、やっぱり秋良くんとのツーショットだし...しかも、携帯ケースにまで2人のプリクラ貼りまくって......って、痛いっ!!!」
俺は、恥ずかしさのあまり友の頭を力いっぱい殴っていた...。
俺のパンチをくらった友は、痛さのあまり悶絶(もんぜつ)していたが、次の瞬間、ニッコリと微笑むと俺の肩に手を置いてこう言ってきた。
「なんだ...元気あるじゃん。良かったぁ~。殴る元気もないのかと思った!...もし、話せることであれば...相談乗るよ??」
俺は、内心嬉しい気持ちでいっぱいだったが、軽く頭を下げると
「...ごめん。...ありがとう。でも、これは俺の問題だから...もうしばらく一人で考えたいんだ。...ほんとにごめんな...。」
と言った俺の背中をバシッと叩き、ケラケラと笑い、友はこういった。
「...はははっ、なんで謝るんだよ!...大丈夫!何かあれば、直ぐに言ってくれて構わないから!!俺たち...そういう仲だろ???」
「...ほんとにありがとう。友のその言葉に何度救われたかわからないな...。」
「ほら、そんなこと言わずに...売店行こうぜ!!...俺おなかすいちゃってさ~、二限もたねぇーわ!」
「...はははっ、お前ってほんと食いしん坊だよな!!...まるで、秋良みたっ...!...すまん、今のは忘れてくれ。そうだな、俺も甘い物食べたいし、行くか!」
やっぱり...持つべきものは友達だよな...。
俺を救ってくれるのは...いつだって...秋良だったのに...。
俺は...あの時...昨日の夜...どうするべきだった??
...あいつを信じてやればよかったのか??
でも、あんな決定的な写真まであるのにか...??
いや、無理だろ???
...はぁ、出来ることなら秋良を手放したくないな...。
ほんと...俺はどうしたらいいんだろう...。
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