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「キツーいお仕置き...始動中!」
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秋良が、変な夢から目を覚まして暫くすると、玄関の扉が開く音がして、リビングに虎太郎が入ってきた。
「ただいま~、って...あれ??秋良だけ??...鈴斗さんは??」
「あー、おかえり虎太郎。うーん、多分だけど今日は、仕事だって言ってたような気がする。...でも、もうすぐ帰ってくるんじゃないのかな??」
「ふーん、そうなんだね...で!...何??大学の講義って、そんな変な勉強もしないといけないの???」
こう声をかけてきた虎太郎は、リビングの机で日本史の教科書を広げていた秋良に近づくと、教科書を覗き込み、半笑いをしていた。
そんな虎太郎に、さっき自分が見ていた夢の内容を思い出し、顔を青ざめさせた秋良は、虎太郎にこう言葉を返したのだった。
「まあね、やっておかないと...みんなが...女の子になっちゃうから...。」
「えっ!?女の子!?ぷっ!!...何それ...秋良、疲れてるんじゃないの???ねぇ~...そんな勉強どうでもいいから、俺に秋良を落とす勉強させて欲しいなぁ~!」
虎太郎は、秋良が開いている日本史の教科書を片手で閉じると、残ったほうの手で秋良の顎に指を当て、自分の方を向かせた。
そんな虎太郎に秋良は、焦った顔をして、咄嗟に顔を背けた。
「...ねぇ、秋良??...ほら、今みんないないし...たまには、俺だけの秋良になるっていうのも、いいんじゃない??...ダメ??」
「いや、でもね、虎ちゃん...その、ほら!やっぱり勉強しないと...って、あっ...ちょっと虎ちゃん!?...ダメだよ!!...いやいや、待って!!慣れた手つきで服のボタン開けてくのやめよ!!!ねぇ、ほんとに、君の高校生活が心配になるよ!?...ヤダー!!!ほんと...虎ちゃん...やめよ??...やっぱりダメだかっ『うるさい、少し黙って??...こんなによく喋る口は、こうして大人しくさせないとね??』...虎ちゃん...何っ...んっ...。」
虎太郎は、秋良の背後に回ると後ろから秋良の上着のボタンを慣れた手つきで外していった。
そんな虎太郎の行動に秋良は、こうなった時は、大抵...犯されることを知っていたため、まずいと思い、必死に虎太郎を止めようとしていた。
だが秋良の様子に虎太郎は、特に気にした様子もなく、それどころか秋良のよく喋る口を自らの口で塞いだのだった。
秋良は、必死に抵抗したが、どんどん深くなる口付けに、だんだんと身体の力が入らなくなり、椅子にもたれかかるような体勢になってしまった。
「ちょっと、秋良...それ、凄くいい...エロすぎ...。...凄く、色っぽくて...ほんと...秋良は、俺を煽るのが上手い。じゃあ、オレもその期待にしっかりと応えないとね??」
「やっ...別にあおってる訳じゃ...って、ちょっと虎太郎!!さすがにダメ!!!...やっ、やばい...真面目に身体に力入らなっ!!...虎ちゃん...俺...やばい...はぁ...はぁ...あっ...『秋良...可愛すぎ♡...こんな姿...龍にーや、青にー、鈴斗さんにまで見せてると思うと、凄く妬ける。ねぇ秋良??...俺だけの秋良でいて??こんな姿見せるのも、俺だけの前にして??』...ん...んん...あっ...虎ちゃん...俺もう...はぁ...はぁ...はぁ...あっ!!」
秋良は、虎太郎にされるがままで終わりを迎えたのは言うまでもない。
「もう!!虎ちゃん??次にあんなことやったら、一生口聞かないからね!!」
「えー!!なんで???...あんなに可愛かったし...俺にイかされたときとか...!!!『ちょっ!!!』」
「おい、虎太郎!お前、よくも俺の秋良に昼間から手ぇ出したな??今からでも、お前をあの世に送ってやるよ??」
リビングで虎太郎が秋良を翻弄させている時、玄関の扉が開いたかと思ったら、リビングに龍が入ってきた事により、龍が虎太郎を半殺しにしたのは、言うまでもなく...しばらく経った今でも、龍は虎太郎に殺意を剥き出しにしていた。
そんな虎太郎と龍の様子に呆れた顔の鈴斗は、キッチンでオーブンを見ていたが、喧嘩に収集が着きそうもなかったため、ため息をひとつつくと、虎太郎と龍にこう声をかけた。
「ほーら、二人とも喧嘩しないの!!...全く、龍もいい加減機嫌直しなさい??...それから、虎太郎は...シェアハウスの規則違反したから、明日から一ヶ月間、シェアハウスの掃除よろしくね???『はぁ!?...おい、鈴斗さん...俺そんなの聞いてないし!!!...規則違反ってなんだよ!!!』...ん??...あー、それはね~はい!これ!!」
鈴斗は、こう言うと目の前で目を丸くしている虎太郎に、シェアハウスの規則書を差し出したのだった。
規則書には、こう書かれていた。
『シェアハウスでの規則!!』
・自分のものは、自分の部屋に。
・風呂やトイレ、部屋の掃除は、当番制なので、随時ボードを見ておくこと。(サボりは...仲間からのキツーいお仕置きが待っているのでそのつもりで。)
・夜、12時以降は、静かにすること。
・基本的に共同で使うところは、自由に使ってよし。
・部屋代は、毎月集金するので忘れずに。
・部屋に友達を連れてくる時は、事前に誰が来るのかを仲間に言うこと。
・冷蔵庫の中身...たまに喧嘩になるから自分のモノには、名前を書いておくこと!(名前が書いてあるのに食べた者は、仲間からのキツーいお仕置きが待っているのでそのつもりで。)
・家族みたいな感じでリラックスして生活出来ればベスト!
おっとっと...忘れるところだった。これも書いとかなきゃ!!
※追加事項!!
・秋良に無断で手を出した場合、仲間からのきつーいお仕置きと一ヶ月間、シェアハウスの全部屋の掃除がおまけでついてくるから、そのつもりでね??特に...虎太郎。しっかり肝に銘じておくこと!
こんなもんかな??by加来
って...俺が全部作ったんじゃないんだけどね...(笑)
「って事だから...青ちゃん帰ってきたら、2階の例の部屋に行こうねぇ???...いや~、久々にあの部屋のあれを使うから...上手く起動するといいけど...。」
「おー、鈴斗さんこんなの作ってたんだな!!知らなかった!!...と言うよりも、あの罰は...一週間、まともに歩けなくなるし...虎太郎...ドンマイ...そして、お疲れ様。さすがに、お前に同情するよ。」
「ヤダ...あの罰だけは受けたくない!!!ヤダ!!!秋良...助けて!!!!俺、ヤダよ!!!!」
虎太郎は、青ざめた顔をして手に持ってた紙を床に滑り落とすと、目に涙をためて体を震わせながら、次の瞬間、走って家から飛び出して行ったのだった。
その様子に、少しほほ笑みを浮かべていた鈴斗は、龍とこんな話をしていた。
「ほんとに...虎太郎は、こういう所が可愛いんだから。」
「それにしても鈴斗さんも、結構意地悪だよな。なぁ...あの部屋...防音対策してるんだっけ??」
「ん??...そうだな~、あっ、でも以前、虎太郎にやった時は、外まで音聞こえなかったから大丈夫だと思うよ??」
「あー、虎太郎...一週間分の体力持ってかれるのか...。まぁ、自業自得だけど。」
こう言って龍は自室に、鈴斗はキッチンに戻っていった。
リビングに残された秋良は、ひとり...さっきの話を思い出し、キツいお仕置きとは何なのかを必死に考えていたのだった。
「キツいお仕置って...一体...??」
「ただいま~、って...あれ??秋良だけ??...鈴斗さんは??」
「あー、おかえり虎太郎。うーん、多分だけど今日は、仕事だって言ってたような気がする。...でも、もうすぐ帰ってくるんじゃないのかな??」
「ふーん、そうなんだね...で!...何??大学の講義って、そんな変な勉強もしないといけないの???」
こう声をかけてきた虎太郎は、リビングの机で日本史の教科書を広げていた秋良に近づくと、教科書を覗き込み、半笑いをしていた。
そんな虎太郎に、さっき自分が見ていた夢の内容を思い出し、顔を青ざめさせた秋良は、虎太郎にこう言葉を返したのだった。
「まあね、やっておかないと...みんなが...女の子になっちゃうから...。」
「えっ!?女の子!?ぷっ!!...何それ...秋良、疲れてるんじゃないの???ねぇ~...そんな勉強どうでもいいから、俺に秋良を落とす勉強させて欲しいなぁ~!」
虎太郎は、秋良が開いている日本史の教科書を片手で閉じると、残ったほうの手で秋良の顎に指を当て、自分の方を向かせた。
そんな虎太郎に秋良は、焦った顔をして、咄嗟に顔を背けた。
「...ねぇ、秋良??...ほら、今みんないないし...たまには、俺だけの秋良になるっていうのも、いいんじゃない??...ダメ??」
「いや、でもね、虎ちゃん...その、ほら!やっぱり勉強しないと...って、あっ...ちょっと虎ちゃん!?...ダメだよ!!...いやいや、待って!!慣れた手つきで服のボタン開けてくのやめよ!!!ねぇ、ほんとに、君の高校生活が心配になるよ!?...ヤダー!!!ほんと...虎ちゃん...やめよ??...やっぱりダメだかっ『うるさい、少し黙って??...こんなによく喋る口は、こうして大人しくさせないとね??』...虎ちゃん...何っ...んっ...。」
虎太郎は、秋良の背後に回ると後ろから秋良の上着のボタンを慣れた手つきで外していった。
そんな虎太郎の行動に秋良は、こうなった時は、大抵...犯されることを知っていたため、まずいと思い、必死に虎太郎を止めようとしていた。
だが秋良の様子に虎太郎は、特に気にした様子もなく、それどころか秋良のよく喋る口を自らの口で塞いだのだった。
秋良は、必死に抵抗したが、どんどん深くなる口付けに、だんだんと身体の力が入らなくなり、椅子にもたれかかるような体勢になってしまった。
「ちょっと、秋良...それ、凄くいい...エロすぎ...。...凄く、色っぽくて...ほんと...秋良は、俺を煽るのが上手い。じゃあ、オレもその期待にしっかりと応えないとね??」
「やっ...別にあおってる訳じゃ...って、ちょっと虎太郎!!さすがにダメ!!!...やっ、やばい...真面目に身体に力入らなっ!!...虎ちゃん...俺...やばい...はぁ...はぁ...あっ...『秋良...可愛すぎ♡...こんな姿...龍にーや、青にー、鈴斗さんにまで見せてると思うと、凄く妬ける。ねぇ秋良??...俺だけの秋良でいて??こんな姿見せるのも、俺だけの前にして??』...ん...んん...あっ...虎ちゃん...俺もう...はぁ...はぁ...はぁ...あっ!!」
秋良は、虎太郎にされるがままで終わりを迎えたのは言うまでもない。
「もう!!虎ちゃん??次にあんなことやったら、一生口聞かないからね!!」
「えー!!なんで???...あんなに可愛かったし...俺にイかされたときとか...!!!『ちょっ!!!』」
「おい、虎太郎!お前、よくも俺の秋良に昼間から手ぇ出したな??今からでも、お前をあの世に送ってやるよ??」
リビングで虎太郎が秋良を翻弄させている時、玄関の扉が開いたかと思ったら、リビングに龍が入ってきた事により、龍が虎太郎を半殺しにしたのは、言うまでもなく...しばらく経った今でも、龍は虎太郎に殺意を剥き出しにしていた。
そんな虎太郎と龍の様子に呆れた顔の鈴斗は、キッチンでオーブンを見ていたが、喧嘩に収集が着きそうもなかったため、ため息をひとつつくと、虎太郎と龍にこう声をかけた。
「ほーら、二人とも喧嘩しないの!!...全く、龍もいい加減機嫌直しなさい??...それから、虎太郎は...シェアハウスの規則違反したから、明日から一ヶ月間、シェアハウスの掃除よろしくね???『はぁ!?...おい、鈴斗さん...俺そんなの聞いてないし!!!...規則違反ってなんだよ!!!』...ん??...あー、それはね~はい!これ!!」
鈴斗は、こう言うと目の前で目を丸くしている虎太郎に、シェアハウスの規則書を差し出したのだった。
規則書には、こう書かれていた。
『シェアハウスでの規則!!』
・自分のものは、自分の部屋に。
・風呂やトイレ、部屋の掃除は、当番制なので、随時ボードを見ておくこと。(サボりは...仲間からのキツーいお仕置きが待っているのでそのつもりで。)
・夜、12時以降は、静かにすること。
・基本的に共同で使うところは、自由に使ってよし。
・部屋代は、毎月集金するので忘れずに。
・部屋に友達を連れてくる時は、事前に誰が来るのかを仲間に言うこと。
・冷蔵庫の中身...たまに喧嘩になるから自分のモノには、名前を書いておくこと!(名前が書いてあるのに食べた者は、仲間からのキツーいお仕置きが待っているのでそのつもりで。)
・家族みたいな感じでリラックスして生活出来ればベスト!
おっとっと...忘れるところだった。これも書いとかなきゃ!!
※追加事項!!
・秋良に無断で手を出した場合、仲間からのきつーいお仕置きと一ヶ月間、シェアハウスの全部屋の掃除がおまけでついてくるから、そのつもりでね??特に...虎太郎。しっかり肝に銘じておくこと!
こんなもんかな??by加来
って...俺が全部作ったんじゃないんだけどね...(笑)
「って事だから...青ちゃん帰ってきたら、2階の例の部屋に行こうねぇ???...いや~、久々にあの部屋のあれを使うから...上手く起動するといいけど...。」
「おー、鈴斗さんこんなの作ってたんだな!!知らなかった!!...と言うよりも、あの罰は...一週間、まともに歩けなくなるし...虎太郎...ドンマイ...そして、お疲れ様。さすがに、お前に同情するよ。」
「ヤダ...あの罰だけは受けたくない!!!ヤダ!!!秋良...助けて!!!!俺、ヤダよ!!!!」
虎太郎は、青ざめた顔をして手に持ってた紙を床に滑り落とすと、目に涙をためて体を震わせながら、次の瞬間、走って家から飛び出して行ったのだった。
その様子に、少しほほ笑みを浮かべていた鈴斗は、龍とこんな話をしていた。
「ほんとに...虎太郎は、こういう所が可愛いんだから。」
「それにしても鈴斗さんも、結構意地悪だよな。なぁ...あの部屋...防音対策してるんだっけ??」
「ん??...そうだな~、あっ、でも以前、虎太郎にやった時は、外まで音聞こえなかったから大丈夫だと思うよ??」
「あー、虎太郎...一週間分の体力持ってかれるのか...。まぁ、自業自得だけど。」
こう言って龍は自室に、鈴斗はキッチンに戻っていった。
リビングに残された秋良は、ひとり...さっきの話を思い出し、キツいお仕置きとは何なのかを必死に考えていたのだった。
「キツいお仕置って...一体...??」
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