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引きされEXTRA
暗殺
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『おや、早かったですねぇ』
「お前は……?」
「ミカエル。いやぁ、惜しい人を無くしたものだ。私達も」
「なにっ……!?」
こいつらは、仲間の死をなんとも思っていないようだった。確かに、むかつく奴ではあったが、あいつでも、あいつでも……! ここまでの言われようはカチンと来る。
「始めるぞ」
『そちらの代表はそこの女性で?』
「無論だ」
『ほぉ、大した実力ですねぇ』
「三国さん」
そう言って、エクスカリバーを手渡す。
『へぇ、それがウリエルを殺した……さてさて、私に効くでしょうかねぇ』
「どういう意味だ!」
がっ。
地面をける音とともに、戦いは始まった。
三国さんが1歩押しているように思える。がーー
ざくり。と、三国さんの背後で聞こえた。
え……? その場の誰もが、口にした。
『あっはっは!! だぁれも1人とは言ってませぇぇぇん!』
「てめぇ……ぇぇぇぇ!」
その正体は、ガブリエル。暗殺を得意としているらしい。
だが、ここまで何も音沙汰すらなかったのに、なぜ急に……
『気配があったら暗殺なぞ出来ません』
女……?
高い声で、ガブリエルが言う。
だが、正直いって許せるわけじゃない。許してはいけない。許しを乞うてもいけない。
ただ一つ、許されるとすれば、三國さんだろう。これは、神に逆らった逆鱗ーーという訳では無い。
そもそも、神なんていないに等しいのだから。
『おっと、神がいないなら私達もいませんよ?』
「くっ……!」
今は、この場を切り抜けることだけを考えろ。
天使を殺すにはそれに適した武器がいる。
ウリエルならばエクスカリバー。ガブリエルならーー
「くっ!」
『無理みてぇだなぁ!』
「くそぉぉぉぉ!」
「まだ……だ……!」
瀕死の三国さんが立ち上がる。
ダメだ、そんな傷で動いたらダメだ……!! 今動けば確実に死ぬ。伝えたかった。声に出なかった。苦しかった。伝えたくても伝えられない。その気持ちは、僕が一番わかってる。いやーーヘレンのが分かるかもしれない。
「伊勢谷さん!!」
その時だった。
「ヘレン……!? なんで来た!!」
「これを!!」
渡されたのはーー
「それが、聖剣・レーヴァテインです!」
『なにっ!?』
明らかにガブリエルが動揺しているのが分かった。
行ける……これなら、行ける……!!
「お前は……?」
「ミカエル。いやぁ、惜しい人を無くしたものだ。私達も」
「なにっ……!?」
こいつらは、仲間の死をなんとも思っていないようだった。確かに、むかつく奴ではあったが、あいつでも、あいつでも……! ここまでの言われようはカチンと来る。
「始めるぞ」
『そちらの代表はそこの女性で?』
「無論だ」
『ほぉ、大した実力ですねぇ』
「三国さん」
そう言って、エクスカリバーを手渡す。
『へぇ、それがウリエルを殺した……さてさて、私に効くでしょうかねぇ』
「どういう意味だ!」
がっ。
地面をける音とともに、戦いは始まった。
三国さんが1歩押しているように思える。がーー
ざくり。と、三国さんの背後で聞こえた。
え……? その場の誰もが、口にした。
『あっはっは!! だぁれも1人とは言ってませぇぇぇん!』
「てめぇ……ぇぇぇぇ!」
その正体は、ガブリエル。暗殺を得意としているらしい。
だが、ここまで何も音沙汰すらなかったのに、なぜ急に……
『気配があったら暗殺なぞ出来ません』
女……?
高い声で、ガブリエルが言う。
だが、正直いって許せるわけじゃない。許してはいけない。許しを乞うてもいけない。
ただ一つ、許されるとすれば、三國さんだろう。これは、神に逆らった逆鱗ーーという訳では無い。
そもそも、神なんていないに等しいのだから。
『おっと、神がいないなら私達もいませんよ?』
「くっ……!」
今は、この場を切り抜けることだけを考えろ。
天使を殺すにはそれに適した武器がいる。
ウリエルならばエクスカリバー。ガブリエルならーー
「くっ!」
『無理みてぇだなぁ!』
「くそぉぉぉぉ!」
「まだ……だ……!」
瀕死の三国さんが立ち上がる。
ダメだ、そんな傷で動いたらダメだ……!! 今動けば確実に死ぬ。伝えたかった。声に出なかった。苦しかった。伝えたくても伝えられない。その気持ちは、僕が一番わかってる。いやーーヘレンのが分かるかもしれない。
「伊勢谷さん!!」
その時だった。
「ヘレン……!? なんで来た!!」
「これを!!」
渡されたのはーー
「それが、聖剣・レーヴァテインです!」
『なにっ!?』
明らかにガブリエルが動揺しているのが分かった。
行ける……これなら、行ける……!!
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