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引きこもりの僕がある日突然勇者になった理由(続)
修行
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私の残されたもののために戦う精神で何とか修行を乗り切った。その業績をたたえる人はいない。晴も伊勢谷さんもいないんだ。頼れるのは自分だけ。そうだ。自分だけなんだ。自分を信じるしかできない私に、使命を与えてくれた木山さんももういない。私に生きる希望をくれたケビンだって……私は一人だと思っていた。でも、そこに現れたのは日本支部の仲間たちだった。
三国さん、半蔵、七瀬さん。みんなが私の最後の希望だ。みんなが私の今の生きる道しるべだ。それだけに、みんなを守れなきゃいけない。その力を、リヴァデはくれようとしていた。
「修行、乗り切ったわよ」
「いいでしょう……与えますよ。フーディーニの遺産を」
「え……?」
まさか――リヴァデは悪魔だった? そんなはずは――
「僕が最後の守護悪魔です。どうぞ気のすむままに――倒してください!!」
「!?」
困惑していた。リヴァデももう仲間だと思っていたのに。なのに、悪魔だった。彼は。
「行きますよ!!」
「ま、まって――」
「仲間に頼らず倒して見せなさい!!」
こうして私の最後の試練が始まった。
三国さん、半蔵、七瀬さん。みんなが私の最後の希望だ。みんなが私の今の生きる道しるべだ。それだけに、みんなを守れなきゃいけない。その力を、リヴァデはくれようとしていた。
「修行、乗り切ったわよ」
「いいでしょう……与えますよ。フーディーニの遺産を」
「え……?」
まさか――リヴァデは悪魔だった? そんなはずは――
「僕が最後の守護悪魔です。どうぞ気のすむままに――倒してください!!」
「!?」
困惑していた。リヴァデももう仲間だと思っていたのに。なのに、悪魔だった。彼は。
「行きますよ!!」
「ま、まって――」
「仲間に頼らず倒して見せなさい!!」
こうして私の最後の試練が始まった。
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