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五人はきっと
ふたつの誓い
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しばらくしてから俺は介青と出会った。介青は俺と同じく裏路地で不良をやっていたグループのひとりだった。だが、俺と違うところが一つだけ。それはこいつは頭がいいということだ。
様々な事象に倫理的に考え、結論を出せる介青はメカンジャーの頭脳としてその後は活躍してくれる。なくてはならない存在だ。
それ故に敵に一番回したくない男でもある。彼を味方に付けるかどうか。それが大きく今後に関わるだろう。戦争をするためにはどうしても司令塔のポジションが必要である。そしてその枠にこいつがいるなら俺たちは安心して背中を預けられるだろう。策士なのだ。この男は。
考え、結論を出してくれるのは構わない。だが間違った選択だけはして欲しくない。俺だって介青のことは仲間だと思ってるし、大事だ。だけど間違った答えを聞いてしまえば戦わざるを得ない。倒すしかない。ヒーローがヒーローを倒す。そんな展開はゴメンだ。……まあそうなる可能性を止める為に動いているんだが。
ピトフィニアとオクロアが組めばそれだけ強大な戦力になる。それに緑沢たちの動きがないのも気になる。
「ジャキアラってどんな国なの?」
「はい。灼熱におおわれた国です」
「灼熱か……」
一概に灼熱と言われてもしっくり来なかった。だが話によると灼熱に囲まれているからこそ他の国が攻めこむことが出来ないんだと。それほどまでに強力な灼熱なのか……あまりピンと来ないが。それに本来は多分俺がその国にいるべきだったんだろう。だけど居ない。その理由も気になる。ジャキアラという国は気をつけないといけないし、今後なにか起こる度にここに警戒して行かないといけないのか……
様々な事象に倫理的に考え、結論を出せる介青はメカンジャーの頭脳としてその後は活躍してくれる。なくてはならない存在だ。
それ故に敵に一番回したくない男でもある。彼を味方に付けるかどうか。それが大きく今後に関わるだろう。戦争をするためにはどうしても司令塔のポジションが必要である。そしてその枠にこいつがいるなら俺たちは安心して背中を預けられるだろう。策士なのだ。この男は。
考え、結論を出してくれるのは構わない。だが間違った選択だけはして欲しくない。俺だって介青のことは仲間だと思ってるし、大事だ。だけど間違った答えを聞いてしまえば戦わざるを得ない。倒すしかない。ヒーローがヒーローを倒す。そんな展開はゴメンだ。……まあそうなる可能性を止める為に動いているんだが。
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「灼熱か……」
一概に灼熱と言われてもしっくり来なかった。だが話によると灼熱に囲まれているからこそ他の国が攻めこむことが出来ないんだと。それほどまでに強力な灼熱なのか……あまりピンと来ないが。それに本来は多分俺がその国にいるべきだったんだろう。だけど居ない。その理由も気になる。ジャキアラという国は気をつけないといけないし、今後なにか起こる度にここに警戒して行かないといけないのか……
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