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第二景
6、もう西暦何年かもわからないゲームキッズたち
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「……買っちゃおうかな。いやでもな…。でも安いな。でも…。ポイント10倍か。どうせポイントで買うんだし」
「シフォさん」
「なに?あー」
詩帆がスマホで激安大容量讃岐ひやむぎを買おうか悩んでいると、シャオちゃんがタブレットで何かを見せてきた。
例によってストリップ劇場のサイトだ。
デザインなどから、ネット創世記に作られたのかという古臭いサイト。
また前の観劇から少し間が開いてしまった。そろそろ催促が来るかなと思っていたが。
「ンデ、ついでにチェックイン回ル。ココ、ここら辺にないお店いっぱい」
以前やっていたウォーキングゲームはもう飽きてしまったらしい。
折りたたみ自転車じゃあれだからと、わざわざミニセグウェイまで買ったというのに。
今は来店チェックインアプリに夢中だった。
提携しているお店の指定場所に行き、アプリを起動するとお買い物などに使えるポイントが貯まるというものだった。
その気になれば億単位で金が動かせる身分なのに、なぜそんな10ポイント20ポイントで熱くなるのか不思議だった。
そういうところから富を成すのかなとも思ったが。
「次、アッチ」
「えー?まだ行くの?」
お目当てのストリップ劇場 シアター柳 がある街は、駅中心にスーパーや電機屋が多く、シャオちゃんからすればチェックイン天国だった。
あっちのスーパーの肉売り場、こっちの電機屋のパソコン売り場、あそこのCD屋の洋楽コーナーと買い物もせず次から次へと店を回る。
これだけ歩き回っても100ポイントそこらにしかならないのに、と思いつつ、まあ劇場に行ってもどうせずっと座ってるだけなのでいい運動にはなるかと詩帆は手を引かれながら歩いた。
そして、そこそこ歩き疲れて劇場へとやって来た。
ロビーにはスタンプラリーはこちら、と目立つように台が設置されていた。
雑な扱いの劇場もあったのに、ほんとうに様々だ。しかし、
「フウン?」
シャオちゃんが不思議そうな声を出す。
珍しく20~30代くらいの客が多かった。ちらほらとだが女性客もいた。
椅子に座った女性客と、缶コーヒーを手に壁に寄りかかった男性客が話している。
だが一緒に来たというよりは、へえーそうなんだ、らしいですよ、と久しぶりに会って情報交換してるような雰囲気だ。
スタンプラリー目当てでは決して無い。それは断言出来た。
何かあるのかだろうかと、ゃなぎ というスタンプを押しながら詩帆も考えてみる。
が、二人は見落としていた。
劇場のサイトには『本日 RG Day』という文字があったことを。
場内に入ると、すでに暗くなった足元を光が照らしていた。
見ると並んだ客席の下あたりにライトがついている。
元は小さな映画館だったというだけあって、椅子もふかふかだった。
「Oh!オシリにヤサシイ」
シャオちゃんがふかふか具合を手で触って調べてみる。
潰れた劇場を調査している時もそういった劇場があると詩帆達も聞いていたが、サイズ的に再利用にはちょうどいいのか。
そんなことを考えつつ、詩帆が手探りで椅子を引き倒すと、
バコーン!
「ヒッ!」
バネ式かと勢いをつけて倒したらそうではなく、周囲に響き渡るほど大きい音を出してしまった。
びっくりして声も出てしまったが、
「…ゴメナサーイ」
シャオちゃんが代わりに周囲に詫びてくれた。カタコト日本語で。それに対し、
「ダイジョーブヨォー」
前の方に座ったノリのいい男性客がカタコト日本語で応えてくれた。
「ゴメナサーイ」
シャオちゃんがもう一度言ってみると、
「気にシナイデェー」
別の客が妙なイントネーションでそれに応える。
そんなやり取りに、場内からクスクス、フフフっと笑い声が起きる。
失態が粋な客の計らいで笑いに変わってくれた。
そんなこともありつつ、一番手の踊り子さんのショーが始まる。
最初に流れてきたのはアイドルソングだった。
相当昔の、2000年台初頭くらいの曲だろうか。
踊り子さんが健康的で可愛くも踊りやすそうな衣装で登場する。
だが披露するダンスは上手いのに、やけに動きがコンパクトだった。
伸ばした手やハートを作る指など、細やかなとこにまで神経が行き届いているが、ジャンプはぴょんと滞空時間が短く、本舞台の真ん中からあまり動かず、そこで完結したダンスだった。
それを見て、そうか、ソロアイドルだからかと詩帆が気づく。
近年はアイドルグループが主流となったので、ソロアイドルは珍しい存在だ。
バックダンサーでも引き連れてないとステージが少し寂しい感じがした。
それでも可愛さを狭い場内いっぱいにふりまいている。
照明も色とりどりでその可愛さにをうまく引き立てている。
もう少しやり過ぎれば男性客に媚びたステージになるが、微妙なさじ加減で男性客女性客両方を魅了していた。
同じアイドルの曲を二曲立て続けに踊ると、一転して詩帆がよく知っているアイドルグループの歌になった。
時代が20年ほど一気に進む。
それもクラスにいるような手の届きそうな存在と歌詞とビジュアルではない、女子も憧れる戦闘力高め系アイドルグループ。
トンガッた衣装に着替えて踊り子さんが再登場すると、ステージを広く使い、一人でも群舞のようなダイナミックさのある踊りを披露する。
照明も先程とは違い、硬質で攻めたものに変わった。
ダンスが激しいものになると照明もそれに合わせてくる。
場内に流れる音楽を引き裂くように両手をバンと広げ、さっきまではせいぜいニコニコやキラキラ程度だった顔で憂いや強さ、怒り、悲しなどを巧みに表現している。
すでに晒された胸の先は、周りを支える筋肉によるものか激しく踊ってもツンとした硬さを保ったままだ。
照明が上手く当たり、胸を打つほど横顔が美しく冴える。
更にパフォーマンスはサビに向かって加速し、爆発する。
激しい動きの中で踊り子さんがぐいんともう何も纏ってない局部を披露する。
照明が強く当たると、客がそれを邪魔しないよう拍手を短く強く送る。
舞台で展開されるそんな流れを、詩帆は一瞬でも見逃したくなくなかった。
周囲の客もそうだろうと見ずともわかった。
おじさん達はわからないが、若い客は特に。
演者と裏方と客が一緒にそのステージを作り上げていた。
一度伏せた目で踊り子さんが客席を見た時は、言葉通りハートを射抜かれた。
一人で歌うにはキツいような、息継ぎを許さない歌詞も口パクで歌っていた。
今流れている曲を歌うアイドルグループも、クオリティ自体はアイドルという枠を飛び越え過ぎたようなものだ。
それを、踊り子さんが更にストリップというもので凌駕し再構築していた。たった一人で。
見ているこちらも程よく疲れ、ステージは終わった。
アイドルといっても、時代時代で違うものだな詩帆はふかふかの椅子に背を預けながら思った。
続くステージは清楚系ギャルみたいな踊り子さんが出てきた。
髪や顔立ちはギャルギャルしいのに、ステージや衣装、選曲は控えめで大人しかった。
少し悪いが先程のステージからクールダウンするのにちょうどいい。
客席に伸ばした腕が少し震えている。緊張ではなく筋力の問題だろうと思えた。
なのにふとした時に客に向ける笑顔がいい。
撮影ショーの受け答えは過剰な媚びや甘ったるい声を出さず対応していた。
おそらくお育ちがよいのだろうと感じた。
なのにこんな仕事を生業としている。
ふうんと詩帆がそれを眺める。なかなかいいな、と。
「シフォさん」
「なに?あー」
詩帆がスマホで激安大容量讃岐ひやむぎを買おうか悩んでいると、シャオちゃんがタブレットで何かを見せてきた。
例によってストリップ劇場のサイトだ。
デザインなどから、ネット創世記に作られたのかという古臭いサイト。
また前の観劇から少し間が開いてしまった。そろそろ催促が来るかなと思っていたが。
「ンデ、ついでにチェックイン回ル。ココ、ここら辺にないお店いっぱい」
以前やっていたウォーキングゲームはもう飽きてしまったらしい。
折りたたみ自転車じゃあれだからと、わざわざミニセグウェイまで買ったというのに。
今は来店チェックインアプリに夢中だった。
提携しているお店の指定場所に行き、アプリを起動するとお買い物などに使えるポイントが貯まるというものだった。
その気になれば億単位で金が動かせる身分なのに、なぜそんな10ポイント20ポイントで熱くなるのか不思議だった。
そういうところから富を成すのかなとも思ったが。
「次、アッチ」
「えー?まだ行くの?」
お目当てのストリップ劇場 シアター柳 がある街は、駅中心にスーパーや電機屋が多く、シャオちゃんからすればチェックイン天国だった。
あっちのスーパーの肉売り場、こっちの電機屋のパソコン売り場、あそこのCD屋の洋楽コーナーと買い物もせず次から次へと店を回る。
これだけ歩き回っても100ポイントそこらにしかならないのに、と思いつつ、まあ劇場に行ってもどうせずっと座ってるだけなのでいい運動にはなるかと詩帆は手を引かれながら歩いた。
そして、そこそこ歩き疲れて劇場へとやって来た。
ロビーにはスタンプラリーはこちら、と目立つように台が設置されていた。
雑な扱いの劇場もあったのに、ほんとうに様々だ。しかし、
「フウン?」
シャオちゃんが不思議そうな声を出す。
珍しく20~30代くらいの客が多かった。ちらほらとだが女性客もいた。
椅子に座った女性客と、缶コーヒーを手に壁に寄りかかった男性客が話している。
だが一緒に来たというよりは、へえーそうなんだ、らしいですよ、と久しぶりに会って情報交換してるような雰囲気だ。
スタンプラリー目当てでは決して無い。それは断言出来た。
何かあるのかだろうかと、ゃなぎ というスタンプを押しながら詩帆も考えてみる。
が、二人は見落としていた。
劇場のサイトには『本日 RG Day』という文字があったことを。
場内に入ると、すでに暗くなった足元を光が照らしていた。
見ると並んだ客席の下あたりにライトがついている。
元は小さな映画館だったというだけあって、椅子もふかふかだった。
「Oh!オシリにヤサシイ」
シャオちゃんがふかふか具合を手で触って調べてみる。
潰れた劇場を調査している時もそういった劇場があると詩帆達も聞いていたが、サイズ的に再利用にはちょうどいいのか。
そんなことを考えつつ、詩帆が手探りで椅子を引き倒すと、
バコーン!
「ヒッ!」
バネ式かと勢いをつけて倒したらそうではなく、周囲に響き渡るほど大きい音を出してしまった。
びっくりして声も出てしまったが、
「…ゴメナサーイ」
シャオちゃんが代わりに周囲に詫びてくれた。カタコト日本語で。それに対し、
「ダイジョーブヨォー」
前の方に座ったノリのいい男性客がカタコト日本語で応えてくれた。
「ゴメナサーイ」
シャオちゃんがもう一度言ってみると、
「気にシナイデェー」
別の客が妙なイントネーションでそれに応える。
そんなやり取りに、場内からクスクス、フフフっと笑い声が起きる。
失態が粋な客の計らいで笑いに変わってくれた。
そんなこともありつつ、一番手の踊り子さんのショーが始まる。
最初に流れてきたのはアイドルソングだった。
相当昔の、2000年台初頭くらいの曲だろうか。
踊り子さんが健康的で可愛くも踊りやすそうな衣装で登場する。
だが披露するダンスは上手いのに、やけに動きがコンパクトだった。
伸ばした手やハートを作る指など、細やかなとこにまで神経が行き届いているが、ジャンプはぴょんと滞空時間が短く、本舞台の真ん中からあまり動かず、そこで完結したダンスだった。
それを見て、そうか、ソロアイドルだからかと詩帆が気づく。
近年はアイドルグループが主流となったので、ソロアイドルは珍しい存在だ。
バックダンサーでも引き連れてないとステージが少し寂しい感じがした。
それでも可愛さを狭い場内いっぱいにふりまいている。
照明も色とりどりでその可愛さにをうまく引き立てている。
もう少しやり過ぎれば男性客に媚びたステージになるが、微妙なさじ加減で男性客女性客両方を魅了していた。
同じアイドルの曲を二曲立て続けに踊ると、一転して詩帆がよく知っているアイドルグループの歌になった。
時代が20年ほど一気に進む。
それもクラスにいるような手の届きそうな存在と歌詞とビジュアルではない、女子も憧れる戦闘力高め系アイドルグループ。
トンガッた衣装に着替えて踊り子さんが再登場すると、ステージを広く使い、一人でも群舞のようなダイナミックさのある踊りを披露する。
照明も先程とは違い、硬質で攻めたものに変わった。
ダンスが激しいものになると照明もそれに合わせてくる。
場内に流れる音楽を引き裂くように両手をバンと広げ、さっきまではせいぜいニコニコやキラキラ程度だった顔で憂いや強さ、怒り、悲しなどを巧みに表現している。
すでに晒された胸の先は、周りを支える筋肉によるものか激しく踊ってもツンとした硬さを保ったままだ。
照明が上手く当たり、胸を打つほど横顔が美しく冴える。
更にパフォーマンスはサビに向かって加速し、爆発する。
激しい動きの中で踊り子さんがぐいんともう何も纏ってない局部を披露する。
照明が強く当たると、客がそれを邪魔しないよう拍手を短く強く送る。
舞台で展開されるそんな流れを、詩帆は一瞬でも見逃したくなくなかった。
周囲の客もそうだろうと見ずともわかった。
おじさん達はわからないが、若い客は特に。
演者と裏方と客が一緒にそのステージを作り上げていた。
一度伏せた目で踊り子さんが客席を見た時は、言葉通りハートを射抜かれた。
一人で歌うにはキツいような、息継ぎを許さない歌詞も口パクで歌っていた。
今流れている曲を歌うアイドルグループも、クオリティ自体はアイドルという枠を飛び越え過ぎたようなものだ。
それを、踊り子さんが更にストリップというもので凌駕し再構築していた。たった一人で。
見ているこちらも程よく疲れ、ステージは終わった。
アイドルといっても、時代時代で違うものだな詩帆はふかふかの椅子に背を預けながら思った。
続くステージは清楚系ギャルみたいな踊り子さんが出てきた。
髪や顔立ちはギャルギャルしいのに、ステージや衣装、選曲は控えめで大人しかった。
少し悪いが先程のステージからクールダウンするのにちょうどいい。
客席に伸ばした腕が少し震えている。緊張ではなく筋力の問題だろうと思えた。
なのにふとした時に客に向ける笑顔がいい。
撮影ショーの受け答えは過剰な媚びや甘ったるい声を出さず対応していた。
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