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23 幽霊ちゃんは電話がこわい4
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『もしもし、私メーリちゃん。メーリさんもスイカを食べたいの』
「うちまで来たら食わせてやるから、早く来いや」
また電話が鳴ったので出てみたら、案の定メーリちゃんだった。
スイカが食べたいとか、なんで知っているのかと疑問に思ったが、あいつが自慢でもしたのだろうか。
それとも怪異の超能力的な何かだろうか。
なんにしろ、別に来るのはもう構わないし、来たらスイカぐらい食べさせてやるが、いつたどり着けるのだろうか。
『でもここがどこだかわからないの』
「あの後どこ行ったんだよ」
『優しい人に教えてもらって、飛行機に乗ったの』
「パスポートとかあるのか?」
変なところが気になった。
というかお金とか持ってるのか。
それとも怪異は何かしらの方法で無料で移動できたりするのだろうか。それならちょっとうらやましい。
『そのまま飛行機で、たどり着いたの、南の島に』
「どこだよ!」
『看板に書いてあるのはローマ字っぽい何かだけど読めないの』
「本気でどこに飛んだんだ……」
ぶらりロシア鉄道の旅が、つづいて南の島のどこかの旅になってしまった。
『そこにいるおじさんに聞いてみるの。おじさん、ここはどこなの?』
「いや、外国だろ? 日本語通じないだろ」
『メーリさんは外国人でも心で話すから言葉が通じるの』
「スゲー便利だな!!」
会話限定で文章は駄目でも、誰でも話すことができるのか。
便利すぎる。あいつもそういうことできるのだろうか。
「メーリちゃんから電話だけど、何か場所特定できそうな情報ないか?」
『んー、すごい綺麗な街並みの写真ぐらいしか出てこないね』
PCの画面を見ると、やたら建物がカラフルな風景が写っていた。どこだここ。
『ハバナらしいの。おじさんありがとうなの』
「ハバナ……? どこだ……?」
あまり聞かない場所である。
あいつがすぐに検索エンジンで調べてくれた。キューバの首都である。
なんでそんなところに……
『おにーさん、迎えに来てほしいの』
「いや、頑張って自力でたどり着いてくれ」
中米の島国まで迎えに行くのはとても無理だった。
「うちまで来たら食わせてやるから、早く来いや」
また電話が鳴ったので出てみたら、案の定メーリちゃんだった。
スイカが食べたいとか、なんで知っているのかと疑問に思ったが、あいつが自慢でもしたのだろうか。
それとも怪異の超能力的な何かだろうか。
なんにしろ、別に来るのはもう構わないし、来たらスイカぐらい食べさせてやるが、いつたどり着けるのだろうか。
『でもここがどこだかわからないの』
「あの後どこ行ったんだよ」
『優しい人に教えてもらって、飛行機に乗ったの』
「パスポートとかあるのか?」
変なところが気になった。
というかお金とか持ってるのか。
それとも怪異は何かしらの方法で無料で移動できたりするのだろうか。それならちょっとうらやましい。
『そのまま飛行機で、たどり着いたの、南の島に』
「どこだよ!」
『看板に書いてあるのはローマ字っぽい何かだけど読めないの』
「本気でどこに飛んだんだ……」
ぶらりロシア鉄道の旅が、つづいて南の島のどこかの旅になってしまった。
『そこにいるおじさんに聞いてみるの。おじさん、ここはどこなの?』
「いや、外国だろ? 日本語通じないだろ」
『メーリさんは外国人でも心で話すから言葉が通じるの』
「スゲー便利だな!!」
会話限定で文章は駄目でも、誰でも話すことができるのか。
便利すぎる。あいつもそういうことできるのだろうか。
「メーリちゃんから電話だけど、何か場所特定できそうな情報ないか?」
『んー、すごい綺麗な街並みの写真ぐらいしか出てこないね』
PCの画面を見ると、やたら建物がカラフルな風景が写っていた。どこだここ。
『ハバナらしいの。おじさんありがとうなの』
「ハバナ……? どこだ……?」
あまり聞かない場所である。
あいつがすぐに検索エンジンで調べてくれた。キューバの首都である。
なんでそんなところに……
『おにーさん、迎えに来てほしいの』
「いや、頑張って自力でたどり着いてくれ」
中米の島国まで迎えに行くのはとても無理だった。
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