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1-1 ショタ冒険者に襲い掛かったスライム娘が、返り討ちにされてお嫁さんにされてしまう話

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スライム娘とは、可愛らしそうな名前に反して凶悪な魔族である、といわれている。

スライム種の上位種であり、スライムの特性を有しながら、高い知性と変形、擬態能力を持つ。
物理的な攻撃はほとんど効果がなく、特定の魔法以外ではダメージを与えることが困難な耐久性を持ち、取り込んだものを骨も残さず消化し吸収するなんていうなかなか凶悪な特性を有している。
とはいえ希少すぎるため、生体は実はほとんどわかっていなかったりする。

そんなスライム娘が、人族の領域の深く、安全だといわれる初心者の森にいるのは、偶然ではない。
魔王から直々に勇者討伐を命令されたためだ。
その勇者を探し、彼女は初心者の森に潜んでいた。

ここ最近、というかスライム娘のスラ子が生まれてから、魔族と人族の戦いは碌に起きたことがなかった。
昔は何十万という死者が出る大規模会戦もあったらしいが、今では小競り合いすら起きない。
交流も盛んになり、敵国という意識もすでにほとんどなかった。
スラ子も自分の生まれた森の洞窟で、苔を食べながら平和に暮らしていたが、いきなり魔族の王である魔王から、勇者討伐命令が出たものだから驚いた。
何でも自分が行くように、魔族の神から神託が下ったらしい。
平穏な生活が嫌いなわけではなかったが、人魔大戦の昔話を思い起こすかのような出来事に心躍る。
勇者退治をする姫騎士になった気分で、彼女は意気揚々と旅立ったのだった。



『フフフ、ターゲットはっけーん♪』

目的地であった森に到着して早々、彼女は一人の冒険者を見つけた。
小柄な少年であるが、革の鎧とショートソードを持った彼は、きっと駆け出しの冒険者だろう。
その歩みは彼女から見れば隙だらけであり、襲ってくださいと言っているようにしか見えなかった。

『彼で間違いないよね。じゃあ、さっそくいただいてしまいますか』

魔王からもらった情報を確認する。
リョウ。14歳男性。
金髪碧眼の少年。小柄で女の子と間違うような可愛らしい顔立ち。
ついている似顔絵も確認したがそっくりである。間違いない。

奇襲をする必要すら感じなかった彼女は、そのまま少年の前に飛び出した。



「わ、わわ、お姉さん、誰!?」

初心者の森と呼ばれるこの森は、小動物しか存在しない安全な森だ。
ここを探索することで、駆け出しの冒険者たちは体を鍛え、次の段階へとステップアップする。
少年、リョウもそんな駆け出し冒険者の一人だった。
そんな森を歩いていると、急に飛び出てきた美人の女性。
恰好はぴったり張り付いたハイレグに乳房があふれそうな胸当てだけの、露出が多すぎる服装だった。

そんな彼女の姿に照れてしまったリョウは両手で顔を覆う。しかし隙間から彼女を見ている。
ガン見だ。

『あなたがリョウ君かしら?』
「あ、はい、そうですけど」

そうして自分の名前を呼ばれ不思議に思う。知り合いだったらこんなきれいなお姉さん忘れないだろう。
その答えを聞くとスライム娘は一気に接近し、彼にキスを交わした。



死の口づけ。
スライム娘たちが人魔大戦のときにしばしば使った手だ。
彼女らの酸体液は強力だが、かけるだけでは殺すのは難しい。
そのため確実に相手を仕留めるために使われた手法だった。
口づけをして体内から融解するというえげつない手により、受けたものは確実な死が待ち受ける、まさに必殺技であったのだが……

『あれ? な、なんで?』

同時に抱き着き、体の表面も攻撃する。
少年の着ていた鎧も服も、差していたショートソードも一瞬で溶けて、スラ子の血肉となった。
しかし、少年の体は一切酸を受け付けていない。
幼さが残りながら、運動は欠かしていないのだろう、多少引き締まったショタボディが露わになる。
そしてその肉棒は、ギンギンにたぎっていた。



少年は外れ勇者といわれる者である。
勇者とは《ギフト》と呼ばれる特別な能力を持つ者たちである。
しかしその能力が有用であるとは限らない。
少年のギフトは酸無効。それ以外はただ一般的な男の子でしかなかった。
酸を受ける状況などまずありえないためほとんど死にギフトであり、それゆえ外れといわれ、一般の冒険者として頑張っているところに今回の事件であった。

少年の能力は、スラ子の体液の酸をすべて無効化していた。
ただ、酸体液に含まれる媚薬成分は、有害ではないゆえに効果を発揮していた。
それが肉棒に反映されてしまい、彼の肉棒は限界まで勃起していたのだった。


予想外の事態にスラ子は焦る。
死の口づけは必殺なはずである。初めてだから何か失敗したのだろうかとさらに抱き着き、再度口づけをしようとした。
自分と相手の下半身のところで何が起きているかは全く見えていなかったのだ。

ずんっ!!!!!!

『!?!?!?!?!?!?!?』

強烈な一撃が、スラ子の下腹部を襲った。
股間から、彼女の胸のあたりにある丸い核にまで衝撃が届く一撃。
何が起きてるかわからず、声にならない悲鳴を上げたスラ子は、そのまま離れようとして、しかし体が何かに貫かれ、縫い留められているかのように離れられない現状に焦る。
顔を離し、どうにか下を見ると、自分の股間から胎内を貫く、雄々しい肉棒が存在しているのを確認するのだった。

『あっ、あっ、あっ!』

スラ子が覚えたのは恐怖だった。
一体自分の体に突き刺さっているものが何なのか、今起きている状況が一体何なのか。
そもそも性的な知識がまるでない彼女にはわからなかった。
ただ、自分がもうどうしようもなくなっているのだけは本能的に理解していた。

少年の肉棒はそのショタボディに似合わない凶悪な大きさだった。
長さは本人の胸に届くほど、太さは本人の太ももほどある、まさに雌殺し。
毛も生えていないにもかかわらず、大人以上の大きさの肉棒がスラ子を襲ったのだ。
その肉棒の先は、彼女の核をつつく。
命の危機すら感じた彼女の体はきつく肉棒を締め付けて追い出そうとし、同時に異物を溶かそうと酸体液を大量に放出して溶かそうとする。
しかしそれは少年の肉棒をさらにイキらせ、肉棒に快感を与える効果しかなかった。

きつい締め付けとぬるぬるの粘液により、腰をスムーズに動かせるようになり、酸体液に含まれる媚薬成分を直接肉棒に塗り付けられた少年は、我を忘れ、スラ子の腰をしっかりつかむと、激しく腰を動かして突き上げ始めたのだった。

『ボクっ、しんじゃっ、やだっ、たすけっ!!!』

体も核も激しく上下させられて、体が砕け散るんじゃないかと心配になり悲鳴を上げるスラ子。
スライムの核とは、脳であり、心臓であり、生殖器官でもある。
スライムの体は容易に再生可能だが、核だけは再生できないのだからその心配は当然であった。

そんな拷問のような行為は、しかしすぐに終わりを告げる。
経験のないショタチンポでは、スライム締め付け催淫愛液に責められるとそう耐えられるものではなかった。
三擦り半でショタチンポは暴発し、大量の精を吐き出したのだ。

『何!? これやだっ! やめてっ!! いやああああああ!!!!』

悲鳴の中、濃厚なショタザーメンが彼女の核に振りかけられた。
核とはすなわちスライムの命であり、また繁殖器官である。
精を振りかけられ、当然のように繁殖を始めてしまう。
すなわち妊娠である。
新しい核が彼女の体内で作られていく。
彼女から栄養を分け与えられ、子供は近いうちに生まれるだろう。

繁殖の喜びを知ってもらった彼女は、悲鳴を上げながら絶頂してしまう。
初めて味わう性的快感。
子供を作る喜び。
精という濃厚な動物性たんぱく質を摂取する食欲的な歓喜
すべてを味わった彼女は、この一発で精液中毒になってしまうのであった。

あまりの情報の多さに彼女は気絶してしまう。
一方射精により正気を取り戻したリョウは、自分のしでかしたことに焦り、彼女を抱きかかえて連れて帰り熱心に看護するのであった。



彼の献身的な態度にスラ子がほだされるのはすぐであった。
結婚し、子供を何人も作り幸せに暮らすことになる。
神の神託が彼との結婚だったことを知るのはもう少し後であるが、知ってもなお、彼女は彼に口づけをするのを止めることはなかった。

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