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第一章 男爵領の平和な日々と突然訪れる困難
7 開戦準備
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1週間もすると、周辺の男爵の人たちがうちの村に集まりました。
一人で来る人もおり、家族全員で来る人もおり、村の人間を連れて集団で来る人もおり、一気に村の人口が1.5倍ぐらいになりました。
現状、貴族の方々は、最近作った集会所に寝泊まりしてもらっています。家族ごとの個室で、粗末なベッドしかありませんが、貴族と言っても農村の農家に毛が生えたぐらいですから、今のところ苦情は出ていません。
大人たちには酒を、子供達にはお菓子を配っているからかもしれませんが。
1週間の間に情報収集に出ていた人も戻ってきたり、村に集まった周辺の男爵さんたちが集めてきた情報もあり、かなり状況がつかめてきました。
辺境伯の軍の目標はやはりうちの村で、名目は『皇女を騙る者を征伐する』ということです。いや、皇女なんて言うこと、この前の暗殺騒ぎで初めて知ったんだけどなぁ……
軍の出発は大体あと半月ほどということは、行商人のニキータさん経由で物資の集積具合から予想されています。
進撃路は不明ですが、わざわざ遠回りする必要もないでしょうから、一番近い道を進撃してくるでしょう。
その場合、途中にある村は3つ。
そこから来た人たちはみな顔色が悪く、村の人間を連れてきたのも基本その3つの村の人たちでした。
避難してきた村の人たちは、ほとんどはうちの村にいる親族の家に滞在しています。
村の間でも交流があるため、他の村に血縁関係がある人も多く、そう言った人たちが村に来ているわけです。おそらく、進路外に避難先がある人はそっちに行っているのでしょう。
何にしろ、集まった男爵さんたちに、うちの義父と義兄、そしてボクが混ざり、会議は始まりました。
「で、そっちにいる皇女殿下の首をもっていけば、終わるんじゃないのかね」
会議参加者で一番年長に見えるおじいさんが、開始早々そんなジャブじみた発言を始めます。
その発言に息を呑んだのは会議の手伝いのために部屋を行き来していたうちの村の人たちです。これでもボクは村の中ではアイドル的な立場として一目置かれています。熊肉を配り続けた成果ですね。
この辺りでお肉なんて基本狩ってきた獲物でしか得られませんから、お肉を配るボクは村のアイドルなのです。ですから、何も知らず、唯うちの村の子供の首を持っていく、なんて聞いた村の人たちは騒然とし始めるのは当然でした。
ただ、このご老人の発言はおそらく今回のことに巻き込まれたという気持ちから生まれた皮肉でしょう。うちの村に来てまでそんなアホなことするほど男爵たちはアホではないと信じたいところです。
ただ、幾人かなんとなく追従する雰囲気を出しているのが結構気になりますが。
ひとまずボクが主導権を握って発言した方がいい気がしますので、水を向けられたボクが立ち上がります。
「そんなことできないでしょう? 冗談はやめてください、おじいちゃん」
「ふむ、どうしてできないか、この老人に説明していただけないかね、皇女殿下」
「理由は2点あります。折れることによるデメリットが大きすぎるのが1点、折れても辺境伯軍はこの村や周りの村を占拠するまで止まらないだろうことが1点ですね」
「どういうことだい?」
「デメリットに関しては簡単です。攻められそうになったから折れる、という前例を作れば、辺境伯は未来永劫、軍事力を背景に私たちを脅してくるでしょうね。そうなってしまえば、このあたりの村の力はどんどん削られ、最後は奴隷になるしかないでしょう」
上位の者が公平に監督しているわけでもないこんな辺境の地で、最後にモノを言うのは武力です。そして、武力による恫喝に応じてしまえば、相手はまた恫喝してくるでしょう。そうして少しずつ要求をのまされていった先に待ち受けているのは奴隷化です。
途中で戦うとしても、その時点でかなり力を奪われているでしょう。だったら最初の一番余裕があるときに戦ったほうがましです。
こんなことはここにいる皆さんならわかっているはずです。
にもかかわらずこんなかわいい幼女の首を差し出したらどうだなんて本人の目の前で言ってくるあたり、このご老人、趣味が悪いですね。
中身が本物の幼女だったら下手すると泣いてますよ。まあ、なんとなく食えない雰囲気を持ったおじいちゃんですし、ボクのことを試しているのかもしれませんが。
「後者の方はもっと簡単ですよ。軍を動かしている以上費用がかかっています。なので終わった後、ある程度報酬を出さないと収まりがつきませんよ。で、その報酬の元となるのは、こちらの村々でしょうね。うちの村だけでは飛び地になるうえ、参加人数的にうちの村では報酬にとても足りないでしょうし」
軍の費用は、一部食糧などは軍を集めた辺境伯が負担するでしょうが、人件費や武器含め基本自腹です。それでもなぜ参加するかと言われれば、結果次第でもらえる褒美が目的です。
直接分割する予定なのか、代官でも置いて上納分を受け取る予定なのかはわかりませんが、攻める先を切り取って褒美の原資を用意する必要があります。
だから、大義名分のボクの首を持っていっても終わることはないでしょう。ここで終わらせてしまえば辺境伯は報酬を出せないでしょうし、そうなればすでに用意している貴族たちの負担は貴族たちが全部負担になりますから、反感はすさまじいことになります。
おそらく偽皇族をかくまっていたとかそういった大義名分に差し替えて討伐は継続するでしょう。
「そうじゃな。さらに言えば、お嬢さんみたいな若い子にはわからないだろうがあともう一つ重大な理由がある、辺境伯に下るくらいなら死んだほうがましだ、ということだ」
「? そんなに辺境伯が嫌いなんですか?」
「儂ぐらいの年寄りになるとみんなそうだ。なんせ、開拓を始めた頃、辺境伯の連中は傘下に入れてほしいという儂らを拒否し、逆に嫌がらせまでしてきたからな」
ご老人の発言に、年を取った男爵の数人が頷きます。
現在はそこまで直接的な嫌がらせを受けていた記憶はないですが、昔はひどかったのかもしれません。今度村のおじいちゃんおばあちゃんに話を聞いてみましょう。
何にしろ、ご老人方の反辺境伯の雰囲気が強いので戦う方向で話はまとまりそうです。
様子見しようという雰囲気の人たちもいますが…… まあしょうがないでしょう。
「で、皇女殿下。戦うとしてもどう戦えばいいかな。勇ましいことを言うのは簡単だろう?」
「案は二つあります。一つは最初の村に入る前にみんなで戦う方法、もう一つはうちの村まで引き付けてから戦う方法です。個人的には後者の方が安全ですが、道中の村の人たちには皆逃げてもらう必要があります」
「ふむ……」
「道中の村から食料をすべて持ち出してもらえば、軍はすぐに飢えるでしょう。また、道中地理に詳しい方と弓の使い方になれている方に協力していただいて、嫌がらせのように矢を射かけます。そんなことをすれば村にたどり着くころには軍の人たちは疲労困憊。そう難しくなく勝てるでしょうね」
一種の焦土戦術と嫌がらせ戦術の組み合わせである。
確実に効果があるが、道中の村の同意が得られるかは未知数であった。
「道中の村の方が避難する先としてこの集会所を開放しますし、終わり次第、うちの村の余剰食糧を差し上げます。ですがうちの村としてできるのはこれくらいですね」
一応懐柔策として予備の食糧を放出することは義父から許可を得ている。だが、村が下手すると無茶苦茶になることを考えればとても足りないだろう。
なのでなかなかこの提案は受け入れられないか、と思ったのだが……
「なるほど、皇女殿下の施しもあるならそれで行こう。皆もそれでいいかな?」
最初のおじいさんがそんな感じでまるっとまとめてしまった。
本当に大丈夫なのだろうかと思うが、避難する村含めて目立った反論がなかったので、まあいいのだろう。
その後も、村に受け入れるのが何人までかといったことや、周りの村に行った人への援助の話をしたりと、決めることは非常に多かったが、おおむねボクの案が通った。いいのか。小賢しいことを言っているがまだローティーンだぞ。
とはいえ通ったなら通ったで、勝ち筋は見えてくる。
ひとまず村の人たちに決戦に向けた武器集めをお願いすることからボクの仕事は始まった。
きっとこの2週間、非常に忙しい時間となることだろう。
一人で来る人もおり、家族全員で来る人もおり、村の人間を連れて集団で来る人もおり、一気に村の人口が1.5倍ぐらいになりました。
現状、貴族の方々は、最近作った集会所に寝泊まりしてもらっています。家族ごとの個室で、粗末なベッドしかありませんが、貴族と言っても農村の農家に毛が生えたぐらいですから、今のところ苦情は出ていません。
大人たちには酒を、子供達にはお菓子を配っているからかもしれませんが。
1週間の間に情報収集に出ていた人も戻ってきたり、村に集まった周辺の男爵さんたちが集めてきた情報もあり、かなり状況がつかめてきました。
辺境伯の軍の目標はやはりうちの村で、名目は『皇女を騙る者を征伐する』ということです。いや、皇女なんて言うこと、この前の暗殺騒ぎで初めて知ったんだけどなぁ……
軍の出発は大体あと半月ほどということは、行商人のニキータさん経由で物資の集積具合から予想されています。
進撃路は不明ですが、わざわざ遠回りする必要もないでしょうから、一番近い道を進撃してくるでしょう。
その場合、途中にある村は3つ。
そこから来た人たちはみな顔色が悪く、村の人間を連れてきたのも基本その3つの村の人たちでした。
避難してきた村の人たちは、ほとんどはうちの村にいる親族の家に滞在しています。
村の間でも交流があるため、他の村に血縁関係がある人も多く、そう言った人たちが村に来ているわけです。おそらく、進路外に避難先がある人はそっちに行っているのでしょう。
何にしろ、集まった男爵さんたちに、うちの義父と義兄、そしてボクが混ざり、会議は始まりました。
「で、そっちにいる皇女殿下の首をもっていけば、終わるんじゃないのかね」
会議参加者で一番年長に見えるおじいさんが、開始早々そんなジャブじみた発言を始めます。
その発言に息を呑んだのは会議の手伝いのために部屋を行き来していたうちの村の人たちです。これでもボクは村の中ではアイドル的な立場として一目置かれています。熊肉を配り続けた成果ですね。
この辺りでお肉なんて基本狩ってきた獲物でしか得られませんから、お肉を配るボクは村のアイドルなのです。ですから、何も知らず、唯うちの村の子供の首を持っていく、なんて聞いた村の人たちは騒然とし始めるのは当然でした。
ただ、このご老人の発言はおそらく今回のことに巻き込まれたという気持ちから生まれた皮肉でしょう。うちの村に来てまでそんなアホなことするほど男爵たちはアホではないと信じたいところです。
ただ、幾人かなんとなく追従する雰囲気を出しているのが結構気になりますが。
ひとまずボクが主導権を握って発言した方がいい気がしますので、水を向けられたボクが立ち上がります。
「そんなことできないでしょう? 冗談はやめてください、おじいちゃん」
「ふむ、どうしてできないか、この老人に説明していただけないかね、皇女殿下」
「理由は2点あります。折れることによるデメリットが大きすぎるのが1点、折れても辺境伯軍はこの村や周りの村を占拠するまで止まらないだろうことが1点ですね」
「どういうことだい?」
「デメリットに関しては簡単です。攻められそうになったから折れる、という前例を作れば、辺境伯は未来永劫、軍事力を背景に私たちを脅してくるでしょうね。そうなってしまえば、このあたりの村の力はどんどん削られ、最後は奴隷になるしかないでしょう」
上位の者が公平に監督しているわけでもないこんな辺境の地で、最後にモノを言うのは武力です。そして、武力による恫喝に応じてしまえば、相手はまた恫喝してくるでしょう。そうして少しずつ要求をのまされていった先に待ち受けているのは奴隷化です。
途中で戦うとしても、その時点でかなり力を奪われているでしょう。だったら最初の一番余裕があるときに戦ったほうがましです。
こんなことはここにいる皆さんならわかっているはずです。
にもかかわらずこんなかわいい幼女の首を差し出したらどうだなんて本人の目の前で言ってくるあたり、このご老人、趣味が悪いですね。
中身が本物の幼女だったら下手すると泣いてますよ。まあ、なんとなく食えない雰囲気を持ったおじいちゃんですし、ボクのことを試しているのかもしれませんが。
「後者の方はもっと簡単ですよ。軍を動かしている以上費用がかかっています。なので終わった後、ある程度報酬を出さないと収まりがつきませんよ。で、その報酬の元となるのは、こちらの村々でしょうね。うちの村だけでは飛び地になるうえ、参加人数的にうちの村では報酬にとても足りないでしょうし」
軍の費用は、一部食糧などは軍を集めた辺境伯が負担するでしょうが、人件費や武器含め基本自腹です。それでもなぜ参加するかと言われれば、結果次第でもらえる褒美が目的です。
直接分割する予定なのか、代官でも置いて上納分を受け取る予定なのかはわかりませんが、攻める先を切り取って褒美の原資を用意する必要があります。
だから、大義名分のボクの首を持っていっても終わることはないでしょう。ここで終わらせてしまえば辺境伯は報酬を出せないでしょうし、そうなればすでに用意している貴族たちの負担は貴族たちが全部負担になりますから、反感はすさまじいことになります。
おそらく偽皇族をかくまっていたとかそういった大義名分に差し替えて討伐は継続するでしょう。
「そうじゃな。さらに言えば、お嬢さんみたいな若い子にはわからないだろうがあともう一つ重大な理由がある、辺境伯に下るくらいなら死んだほうがましだ、ということだ」
「? そんなに辺境伯が嫌いなんですか?」
「儂ぐらいの年寄りになるとみんなそうだ。なんせ、開拓を始めた頃、辺境伯の連中は傘下に入れてほしいという儂らを拒否し、逆に嫌がらせまでしてきたからな」
ご老人の発言に、年を取った男爵の数人が頷きます。
現在はそこまで直接的な嫌がらせを受けていた記憶はないですが、昔はひどかったのかもしれません。今度村のおじいちゃんおばあちゃんに話を聞いてみましょう。
何にしろ、ご老人方の反辺境伯の雰囲気が強いので戦う方向で話はまとまりそうです。
様子見しようという雰囲気の人たちもいますが…… まあしょうがないでしょう。
「で、皇女殿下。戦うとしてもどう戦えばいいかな。勇ましいことを言うのは簡単だろう?」
「案は二つあります。一つは最初の村に入る前にみんなで戦う方法、もう一つはうちの村まで引き付けてから戦う方法です。個人的には後者の方が安全ですが、道中の村の人たちには皆逃げてもらう必要があります」
「ふむ……」
「道中の村から食料をすべて持ち出してもらえば、軍はすぐに飢えるでしょう。また、道中地理に詳しい方と弓の使い方になれている方に協力していただいて、嫌がらせのように矢を射かけます。そんなことをすれば村にたどり着くころには軍の人たちは疲労困憊。そう難しくなく勝てるでしょうね」
一種の焦土戦術と嫌がらせ戦術の組み合わせである。
確実に効果があるが、道中の村の同意が得られるかは未知数であった。
「道中の村の方が避難する先としてこの集会所を開放しますし、終わり次第、うちの村の余剰食糧を差し上げます。ですがうちの村としてできるのはこれくらいですね」
一応懐柔策として予備の食糧を放出することは義父から許可を得ている。だが、村が下手すると無茶苦茶になることを考えればとても足りないだろう。
なのでなかなかこの提案は受け入れられないか、と思ったのだが……
「なるほど、皇女殿下の施しもあるならそれで行こう。皆もそれでいいかな?」
最初のおじいさんがそんな感じでまるっとまとめてしまった。
本当に大丈夫なのだろうかと思うが、避難する村含めて目立った反論がなかったので、まあいいのだろう。
その後も、村に受け入れるのが何人までかといったことや、周りの村に行った人への援助の話をしたりと、決めることは非常に多かったが、おおむねボクの案が通った。いいのか。小賢しいことを言っているがまだローティーンだぞ。
とはいえ通ったなら通ったで、勝ち筋は見えてくる。
ひとまず村の人たちに決戦に向けた武器集めをお願いすることからボクの仕事は始まった。
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