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第一章 神童と呼ばれた第一王女
2 乳母のベルタ
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ボク、ロンバルディア王国第一王女アデライド・ロンバルディアは3歳になったばかりであった。
前世のことに気づいたのが、3歳になった日の夜であった。
その日はお祝いをしてもらったのだ。お祝いといっても乳母と母と3人でケーキを食べて、両親と伯父からプレゼントをもらっただけである。
前世では七歳までは神の子、なんていう言葉があったらしい。七歳になるまでは亡くなる確率が高いのだとか。
だから誕生日の祝いも内輪だけなのだろう、なんて前世知識が語っているような気がした。
そのお祝いから数日間、ボクはずっと前世知識のことを考え、調べ、考察をしていた。
その間、母や乳母が話しかけてくれた記憶はあるが、かなりぼんやりとしていただろう。
だが、それも終わった今、ボクは自分の状況を把握しなければならない。
ひとまずは乳母であるベルタに話を聞くことにした。
「ベルタしゃまぁ」
「なんですか、おひいさま? あとベルタでいいですよ」
ちょうどベルタが部屋に入ってきたのでベッドから降りて駆け下り、抱き着く。
ベルタはボクのことを大事に抱えてくれた。
乳母であるベルタは王国貴族ドーリア伯夫人である。母と幼馴染らしく、ボクと同時期に息子を生んだところ乳母役をかってくれたらしい。
とても優しい人で、あと、とても豊満なので抱き着くと柔らかいのであった。
その豊かな胸に顔をうずめながら、ふがふがとくつろぐ。
「ベルタしゃまぁ、ききたいことがありゅの」
「おひいさまが珍しいですね? どうしました?」
ちなみにベルタのことをベルタ様といってしまうのは、周りのメイドたちが彼女をことをそう呼ぶからだ。
伯夫人である彼女はメイドたちにとっても目上の人間のためそう呼ばれていた。
それを聞いたボクはそのまま覚えてしまったようだ。
変えてもいいのだが、すぐに帰るのも不自然だろうと思いそのまま呼んでいた。
そうしてソファに座ったベルタの膝の上で、いろいろなことを聞いていく。
ここのこと、国のこと、ベルタのこと、両親のこと。
我ながら一つ一つくだらないことを聞いていると思うが、ベルタは一つずつ丁寧に答えてくれた。
「ベルタしゃまは、騎士だったのでしゅか?」
「そうですよおひいさま。結婚前のことです。王妃様の護衛もしてました」
「かっこいいでしゅぅ」
そうしてベルタの過去を聞いていると、彼女は結婚前は騎士をしていたらしい。
ここでいう騎士は馬上で戦う兵種である。
話を聞いていると、女性の兵士も結構多くだいたい男女比は6:4から7:3ぐらいらしい。
鍛えられ羅れていたからこそこれだけの豊満な体つきなのだろう。フカフカをさらに楽しめる知識であった。
しかし女性騎士というのにはなんとなく響きがよくあこがれる。
もう少し成長したら、体を鍛えてみようかな、なんてことを考えたりしていた。
なんにしろ、ベルタからはいろいろ基本的なことを聞くことができた。
予想通りのことばかりだが、こういう前提の部分も結構大事なのである。
今後も何か気になるたびにいろいろ聞くことにしよう。
「ベルタしゃま、ありがとう!」
「おひいさまが満足したならよかったです」
そういってベルタは頭を撫でてくれる。とても幸せなひと時であった。
前世のことに気づいたのが、3歳になった日の夜であった。
その日はお祝いをしてもらったのだ。お祝いといっても乳母と母と3人でケーキを食べて、両親と伯父からプレゼントをもらっただけである。
前世では七歳までは神の子、なんていう言葉があったらしい。七歳になるまでは亡くなる確率が高いのだとか。
だから誕生日の祝いも内輪だけなのだろう、なんて前世知識が語っているような気がした。
そのお祝いから数日間、ボクはずっと前世知識のことを考え、調べ、考察をしていた。
その間、母や乳母が話しかけてくれた記憶はあるが、かなりぼんやりとしていただろう。
だが、それも終わった今、ボクは自分の状況を把握しなければならない。
ひとまずは乳母であるベルタに話を聞くことにした。
「ベルタしゃまぁ」
「なんですか、おひいさま? あとベルタでいいですよ」
ちょうどベルタが部屋に入ってきたのでベッドから降りて駆け下り、抱き着く。
ベルタはボクのことを大事に抱えてくれた。
乳母であるベルタは王国貴族ドーリア伯夫人である。母と幼馴染らしく、ボクと同時期に息子を生んだところ乳母役をかってくれたらしい。
とても優しい人で、あと、とても豊満なので抱き着くと柔らかいのであった。
その豊かな胸に顔をうずめながら、ふがふがとくつろぐ。
「ベルタしゃまぁ、ききたいことがありゅの」
「おひいさまが珍しいですね? どうしました?」
ちなみにベルタのことをベルタ様といってしまうのは、周りのメイドたちが彼女をことをそう呼ぶからだ。
伯夫人である彼女はメイドたちにとっても目上の人間のためそう呼ばれていた。
それを聞いたボクはそのまま覚えてしまったようだ。
変えてもいいのだが、すぐに帰るのも不自然だろうと思いそのまま呼んでいた。
そうしてソファに座ったベルタの膝の上で、いろいろなことを聞いていく。
ここのこと、国のこと、ベルタのこと、両親のこと。
我ながら一つ一つくだらないことを聞いていると思うが、ベルタは一つずつ丁寧に答えてくれた。
「ベルタしゃまは、騎士だったのでしゅか?」
「そうですよおひいさま。結婚前のことです。王妃様の護衛もしてました」
「かっこいいでしゅぅ」
そうしてベルタの過去を聞いていると、彼女は結婚前は騎士をしていたらしい。
ここでいう騎士は馬上で戦う兵種である。
話を聞いていると、女性の兵士も結構多くだいたい男女比は6:4から7:3ぐらいらしい。
鍛えられ羅れていたからこそこれだけの豊満な体つきなのだろう。フカフカをさらに楽しめる知識であった。
しかし女性騎士というのにはなんとなく響きがよくあこがれる。
もう少し成長したら、体を鍛えてみようかな、なんてことを考えたりしていた。
なんにしろ、ベルタからはいろいろ基本的なことを聞くことができた。
予想通りのことばかりだが、こういう前提の部分も結構大事なのである。
今後も何か気になるたびにいろいろ聞くことにしよう。
「ベルタしゃま、ありがとう!」
「おひいさまが満足したならよかったです」
そういってベルタは頭を撫でてくれる。とても幸せなひと時であった。
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