帝国動乱記 若しくは 婚約破棄された皇女が女帝となるまで
「貴様との婚約を破棄する!!」
堂々とそう述べた婚約者は、何もわかっていなかった。
それを後押ししてしまった、兄にして皇帝も何もわかっていなかった。
政略の意味すら分からない彼らの没落と、それに巻き込まれながら足掻く皇女のお話。
堂々とそう述べた婚約者は、何もわかっていなかった。
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