5 / 22
未来を知って
しおりを挟む
自身のことについて考えるようになった私は自宅の自室でじっくりと考えていた。
今まではそれほど気にしないようにしてきた自身にいるもう一人の自分に語りかけた。
「ねぇ~なんで今出てきたの?なんで私?他の人じゃダメなの?」
【私はお前だ。お前は私の未来。俺は過去に生きたものだ。他の誰かと変わることなぞできない。諦めるのだな。】
「えっ?!今私話せてる?じゃあ、なぜ今なの?もっと前でもよかったんじゃない?」
【それは無理だ。今でなければならなかったからだ。地球を守る為には…。】
なんかすごい話になってきて話についていけなかった。頭が混乱していた。
「あ~もうわかんない。とにかく今日は寝る。寝て気持ちの整理をつける。」
ひとり言を言ってさっさと寝る支度をすると布団に潜り込んだ。
その日は不思議な夢を見た。
不思議な格好をした男の人が街中で叫んでいる。声が一緒なのでもしかして自分なのかもと思いじっと見てみた。それはまるでスクリーンに映されているかのようだ。
近くの山が噴火したようだ。次々と噴火し始める山々を背に腰に剣をさしている男が手を振って逃げろと叫んでいる。
火山灰が降って来てあたりの視界は悪い。
そこに地震が起こって画面が切り替わった。
今度も大地震が起きて建物が次々と倒壊していく。逃げる人泣き叫び何もできずにいる人などたくさんの人が溢れかえっていた。
私も逃げなきゃと思い、でもどこに逃げたらいいのかわからずにオロオロするばかりだった。でも、怪我をした人などを見つけると助けたり指示したりと動き回っていた。
そこで画面が消えた。
目が覚めた時何があったのかこれはなんなのかよく分からず汗をかいていた。気持ちが悪いくらい汗をかいててすぐに服を着替えた。
今まで夢を覚えていることはあってもリアルな夢はなかった。
なので今回の夢は気持ちが悪かった。
二つも夢を見るなんて今までなかったのに…しかもはっきり覚えてるってなんで?わからなかった。ただ、二つ目の夢は建物や服装などが今と変わらないので正夢になるのかもと心配になった。
けれどもまだ地震は起きていない。
不安は不安ではあるが、起きていないことを考えたって仕方がない。そう思うようにした。
次の日から私はテレビのニュースを見るようになった。地震がどこで起きるかわからないからだ。
「学校に行く時間じゃないの?時間大丈夫?」「やっば、行くわー。行ってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
私は慌てて学校へ行った。
今まではそれほど気にしないようにしてきた自身にいるもう一人の自分に語りかけた。
「ねぇ~なんで今出てきたの?なんで私?他の人じゃダメなの?」
【私はお前だ。お前は私の未来。俺は過去に生きたものだ。他の誰かと変わることなぞできない。諦めるのだな。】
「えっ?!今私話せてる?じゃあ、なぜ今なの?もっと前でもよかったんじゃない?」
【それは無理だ。今でなければならなかったからだ。地球を守る為には…。】
なんかすごい話になってきて話についていけなかった。頭が混乱していた。
「あ~もうわかんない。とにかく今日は寝る。寝て気持ちの整理をつける。」
ひとり言を言ってさっさと寝る支度をすると布団に潜り込んだ。
その日は不思議な夢を見た。
不思議な格好をした男の人が街中で叫んでいる。声が一緒なのでもしかして自分なのかもと思いじっと見てみた。それはまるでスクリーンに映されているかのようだ。
近くの山が噴火したようだ。次々と噴火し始める山々を背に腰に剣をさしている男が手を振って逃げろと叫んでいる。
火山灰が降って来てあたりの視界は悪い。
そこに地震が起こって画面が切り替わった。
今度も大地震が起きて建物が次々と倒壊していく。逃げる人泣き叫び何もできずにいる人などたくさんの人が溢れかえっていた。
私も逃げなきゃと思い、でもどこに逃げたらいいのかわからずにオロオロするばかりだった。でも、怪我をした人などを見つけると助けたり指示したりと動き回っていた。
そこで画面が消えた。
目が覚めた時何があったのかこれはなんなのかよく分からず汗をかいていた。気持ちが悪いくらい汗をかいててすぐに服を着替えた。
今まで夢を覚えていることはあってもリアルな夢はなかった。
なので今回の夢は気持ちが悪かった。
二つも夢を見るなんて今までなかったのに…しかもはっきり覚えてるってなんで?わからなかった。ただ、二つ目の夢は建物や服装などが今と変わらないので正夢になるのかもと心配になった。
けれどもまだ地震は起きていない。
不安は不安ではあるが、起きていないことを考えたって仕方がない。そう思うようにした。
次の日から私はテレビのニュースを見るようになった。地震がどこで起きるかわからないからだ。
「学校に行く時間じゃないの?時間大丈夫?」「やっば、行くわー。行ってきまーす。」
「行ってらっしゃい。」
私は慌てて学校へ行った。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる