本
僕は前から古書店が好きで、暇さえあれば足繁く通っていた。
今時の中古書店は全く匂いがない為、それはそれでいいんだろうが、僕は物足りなさを感じていた。
そんな時、古書店で珍しい本を買った。
それは表紙に何も書かれておらず、店主も何かは知らないという。
アルバイトの子が入れたんだろうというのだが、そのアルバイトのこの姿はここのところ見てない。
その本を手にしたことから起こる恐怖の幕開け。
今時の中古書店は全く匂いがない為、それはそれでいいんだろうが、僕は物足りなさを感じていた。
そんな時、古書店で珍しい本を買った。
それは表紙に何も書かれておらず、店主も何かは知らないという。
アルバイトの子が入れたんだろうというのだが、そのアルバイトのこの姿はここのところ見てない。
その本を手にしたことから起こる恐怖の幕開け。
あなたにおすすめの小説
トラベルは冒険心と共に
つっちーfrom千葉
ホラー
アメリカ・欧州・アジアなど、様々な国からの来訪者たちが、とある広大な植物園を短時間で見学するツアーに参加していた。はしゃぎ回るタイ人親子の無節操ぶりに苛立ちを隠せないアメリカ人夫妻は、お得意の家柄自慢、人種差別発言を次々と繰り出す。次第に場の空気が重くなる中、日本からひとり参加した私は、知的なフランス美女に一目ぼれして声をかけることに。彼女は私になど魅力を感じていないようだが、簡単には諦めきれない私は、食い下がることにした。
このグループの参加者たちの最大の目的は、南米に生息する珍種の食虫植物を見ることであった。しかし、さすがは世界最大の植物園である。そこには、想像を超える生物が棲んでいたのだ。
2021年11月4日→11月15日
よろしくお願いします。
夜のドライブ
神名代洸
ホラー
いつも使っている道…。
娘のバイト先への送迎で。
なのにね、今日初めて見たんだ。
それはきっと気のせいだと思っていた。
でも違った。
だって…さ、そこにいたはずなのに別の場所にいたから。
慌てて逃げたが、もう恐怖しかない。
私が体験したこととは?
メゾンドストレンジはこちらです
中靍 水雲
ホラー
この町では今、近日オープン予定のとあるお化け屋敷が話題になっていた。
その名は『メゾン・ド・ストレンジ』。
それは、あたかも自分がVR空間の主人公になったかのように体験できるお化け屋敷だ。
森の匂い、風のそよぎ、ものをさわる感触などが完璧に体験できる。
どうやら、ただのヴァーチャルリアリティではないらしい。
そんな時、ホラー好きの大早子規は学校帰りに、史上最高の幽霊・サイコと出会う。
サイコは子規の名前を「オバケ・ヤシキ」と勘違いし、メゾン・ド・ストレンジのお化け屋敷コーディネーターに勧誘しに来たのだ。
そう、メゾン・ド・ストレンジとは幽霊と妖怪たちが運営するお化け屋敷だったのだ。
誤解はとけたものの、どうしてもサイコの話が気になった子規。
勧誘を受け入れ、ウワサのお化け屋敷のコーディネーターとなった。
店長であるキュウビと打ち合わせを重ねながら、次々とお化け屋敷のストーリーを書いていく子規。
そして『よくない人形』というストーリーで、これまでで一番の絶叫を引き出すことに成功する。
初めは一台だったVRゴーグルも、追加で四つに増やし、順番待ちを減らした。
幽霊・妖怪たちはお客さまの絶叫に毎回大喜び。
人間たちの恐怖の表情にお腹を抱えてヒイヒイ笑う。
それに子規は嬉しくなると同時に、もっとがんばって怖いストーリーを書こうと思った。
しかし怖すぎて、泣かれてしまうんじゃないかと心配になったこともあった。
その時には、キュウビが「むしろ、喜ぶべきだ。怖いものを書いたのだから。
そんなことは〝怖くなかった〟といわれたときに、悩むべき」と励ましてくれたのだった。
ある日、友人の一颯が遊びにやって来た。
ホラー好きの一颯はただのお化け屋敷では驚かない。
つまり、『本物が目の前に現れる』。
キュウビとサイコの正体をバラす……それが、一颯にとっての恐怖だった。
子規はホッと胸をなで下ろす。
「よかった。一颯に最高の恐怖体験を味あわせてあげられた」
表紙:ノーコピーライトガールさま
大きな丸いもの
神名代洸
ホラー
僕はお化け屋敷が苦手だ。
昔からそう言っていたのにダチに引っ張られるように連れてかれた。
そこでまさかの出来事に出くわす。
それは今まで体験したことがないことだった。
その恐怖に耐えられるのか?
オニが出るよ
つぐみもり
ホラー
僕は喘息の治療のため、夏休み中は田舎の祖父母の家に泊まることになっていた。
山道で出会った、狐面をした虹色の髪の少年が警告する。
「帰れ、お前のような奴が来る所じゃない」
遠くで、甲高い悲鳴のような鳴き声が響いた。