徒然なる恋の話

焔 はる

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十七夜【タイトル未定】

17-5

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「・・・キモチよくシてあげるから・・・ね?」




重ねた左手はまだ痛む・・・でも・・・今私は桜太の事が欲しく欲しくて仕方がなかった・・・。


一緒にいても、離れても苦しくて、ぶつけ合ってたとえ傷ついても一緒にいたい・・・。


欲しくて欲しくて、欲しくて・・・



「・・・ねぇ、桜太・・・私に全部ちょうだい・・・?」



「ちょッ・・・しぃっ・・・ッ」



下着とスウェットをズリ下げて、すでに準備万端、お腹の奥深くがきゅぅッと疼いて「早く欲しい」と痛む程勃起した桜太のソレを、触れてすらいないのに潤っているのがわかる私のソコに迎えイレていく。


どうやっていつも収納されているのか不思議なくらい大きなソレを、何度も受け入れてきた。


それなのに、騎乗位はどうしても自重を掛けるとお腹のナカのどこまで入ってしまうのか怖くて、私は足の力を抜く事が出来ずに、手で身体を支えて桜太を飲み込んでいた。


「んん・・・ッ・・・あ、ぁ、ぁっ・・・、ふ、ぅ、ァ・・・っ」



「椎娜・・・無理、するな・・・」



頬に触れる桜太の手を振り払い、私は少しずつ桜太を胎内に受け入れていく・・・


愛液と先走り、両方を塗りつけながら、飲み込んでは引き抜いて、また腰を沈めて、少しずつ・・・少しずつ・・・


「う、ぁ、ぁっ・・・ん、んっ・・・」


「椎娜・・・」


「っ・・・ぅ・・・ば、か・・・っ・・・ぉ、っ、きいっ・・・」


「・・・ふ・・・ごめん・・・」


八つ当たりみたいな悪態にも笑って私の手を握る桜太がタイミングを合わせて腰を突き上げ、その度に予期せぬ快楽が生まれ、段々と腰の力が抜けて、下腹部は柔らかくなり、桜太を飲み込みやすくなっていった。


・・・どうすると入りやすくなるかわかってる辺り・・・ムカつく・・・っ


「・・・桜太・・・」


「ん・・・?」


「ムカつく・・・」


「えっなんでっ?(笑)」


「・・・・・・なんか、わかってる、っていうのがムカつく・・・」


「・・・そりゃぁそうでしょ?どうやったら椎娜が俺を受け入れやすいか、痛みがなくイレられるか・・・ずっと考えてきたんだから。」


「・・・・・・引く」


「だからなんでっ(笑)当たり前だよ・・・椎娜にはキモチよくなってもらいたいし、キモチよくさせたい・・・」


握った手を指でサワサワと撫でるのが、機嫌を伺っているような、機嫌を取っているような・・・ただ、愛しいという事を伝えてくれている、桜太の気持ちが溢れているような・・・




私・・・馬鹿みたい



「ちょッ椎娜っなんで泣くの?!えっあ、ッあぁっ椎娜っ」


「っ・・・ごめん・・・ごめん、桜太・・・」


お腹の深い場所を桜太が押し上げて、ビクっと反応したのがピッタリ密着した粘膜越しにはっきりとわかった。
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