徒然なる恋の話

焔 はる

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十四夜【幸福のカタチ】

14-15

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「ふ・・・ぁ・・・も、ッと・・・」

「・・・も、っと・・・?」

「ん・・・きす・・・する・・・」

「ふ・・・いいよいっぱい、しよ・・・」

「ん、ふ・・・」

俺の胸に着いていた左手で、必死に首に縋り、夢中になってキスをねだる。

「ぅ、ッん・・・ン、ッ・・・は、ァ、ァッ・・・ッ」

キスをしながら突き上げて、ひたすら快楽だけを貪る。

響く濡れた音は加速して、先に達した椎娜のナカは大きく波打って蠢き、もっと奥へ俺を飲みこもうと淫らに誘う。

「ッッ・・・ァッ・・・お、ぅ、たッ・・・ぉ、ぅ、ッ・・・ふ、ぅンーー・・・ッ!」

イッているのに突き上げられて、椎娜の手は縋る所を求めて俺の肌に小さな傷をいくつも作っていく。


・・・やば・・・痛みも嬉しいとか・・・


「っァ・・・しぃな・・・ッ・・・」


「ァ、ん・・・ッ・・・」


抱き締めた身体に、今度は俺が縋るように顔を寄せて髪にも、耳にも、首筋にもキスを落としていく。


椎娜のナカでその瞬間を迎えるのは初めてではないのに、キュウッ・・・と締め付けて収縮を繰り返す椎娜のナカは・・・最高すぎて、頭が馬鹿になるかと思った・・・。


なんなら身体もバラバラに、腰も砕けて使い物にならなくなるかと思った・・・。


「ぁ・・・はぁ・・・しぃな・・・」


吐精の拍動で身体が震え、呼吸を落ち着けるように椎娜を抱きしめる。

ゆっくり腰を揺らして粘膜を擦り、ゆるゆると突く度にグジュ・・・と音を立てて溢れる精は、腰を引いても掻き出されて床を白く汚していく。
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