徒然なる恋の話

十四夜【幸福のカタチ】

14-12

「！！ァッ･･･お、ぅ、たァッ･･･ッッンンー･･･」

「･･･は、ぁ･･･はい、っ･･･た･･･」

「んんん･･･ッ･･･は、ぁ、ァ･･･」


自分でも気持ち悪いくらい、椎娜といる時間は椎娜とくっついていたくて、身体を繋げて椎娜のナカにいたい。

食事をして睡眠をとる事よりも、呼吸をするのが当たり前、それに近い感覚で俺は椎娜に触れていたい。

食事をしなければいずれ死んでしまう。

それよりもすぐに訪れるのは、呼吸が出来ない事での死。

椎娜に触れる、抱きしめて、身体の奥深い熱い粘膜に触れて溶け合う事は、俺にとって、呼吸をするのと同じくらい、必要不可欠な事だ。


「しぃちゃん･･･っ･･･ぐちゃ、ぐちゃ、に･･･っ･･･シて、も･･･いい･･･？」

抱き締めた身体のご機嫌を伺い、お願い･･･と首筋に顔を埋めて、ちゅ、ちゅ･･･と唇づける。

「ふ、ぅン･･･ッ」

肩口のところを軽く噛んで舐めて吸い上げると、身体を震わせる椎娜の肌が一瞬で粟立つ。

しかも、身体の左右ではなく、ゾワゾワした側だけ。

不思議･･･でも、ほんとかわいい。

「ね･･･しぃちゃん･･･」

「んぅッ･･･」

「ぁ･･･ぁ･･･し、ぃ･･･ちゃ･･･ん」

「は、ぁ･･･ぅあ･･･や、ァ･･･ッ･･･」

両足の膝裏を抱え広げた中心を、もっと奥を目指してこじ開けるように最奥を突き上げた。

浴室に響く、肌がぶつかり合い弾けるような音と、粘膜が擦れ合い、溢れた体液が混ざり合って響く、グジュッ、グチュッという淫らな音。

腰を引いて貫く一連の動きで、律動に合わせて繋がった秘部から零れる２人の体液･･･。

椎娜が感じれば感じるほど、音は大きく響き、繋がるトコロは濡れて淫らに汚れていく。