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十三夜【溺れるものは真夜中に溶け合う】
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しおりを挟む「ァ・・・ァ・・・、ァ・・・も、・・・ぉ、・・・た・・・おね、が・・・ぃ・・・も、・・・やァッ」
抱えた足に何度もキスをして頬を寄せて微笑み、それなのに、私のナカで硬さと勢いを保つソレは、延々と快楽だけを産み出して私をおかしくさせていった。
「は・・・ぁ・・・しぃな・・・すっげ・・・ぐっちゃぐちゃ・・・」
嬉しそうに笑って腰を引き、突き入れると響くズチュッ!という重い響きの水音。
「しぃちゃんのナカ・・・何回イッたかわかんないね・・・ドロドロになってて、熱くて、すごくキモチイイ・・・」
グチュッ・・・
ヌ・・・チャ・・・ッ
・・・ズプ・・・ッ
反応を試すように、弄ぶように、愉しそうに貫いて突き上げて、掻き出せば混ざり合った体液が零れて太腿を伝い汚していく。
「・・・好きすぎて・・・壊したくなるんだ・・・そうしたら・・・椎娜はどこにも行かないで、俺といてくれるんじゃないか、って・・・」
「ぁッぅンンッ・・・!ふ、ぅぁッ・・・あッ・・・」
足首・・・ふくらはぎ・・・と撫でる手と口づけ・・・
そして、吸い付いて痕を残し、愛し気にその場所を舐める。
「ぁ・・・あ・・・ぉ、ぅ、・・・た・・・ッ、こ、・・・に、も・・・いか、な・・・ぃ、・・・」
「・・・しぃな・・・」
「はぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・ん、ン・・・いか、な、ぃ・・・だか、ら・・・不安、にならな、くて・・・いい・・・」
激しい抽挿は中断され、桜太は私の言葉に耳を傾けてくれた。
桜太は知らないのかな・・・気づいてくれてないのかな・・・
今の私には、桜太がいること以外に何も執着がないってこと・・・
桜太に壊されるのなら、それすら幸せに感じること・・・
そして・・・桜太がそんな思いで不安になって、歪んでいると思えるほど、私を愛していることが、嬉しくてたまらないのだということ・・・
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