徒然なる恋の話

焔 はる

文字の大きさ
上 下
506 / 617
十三夜【溺れるものは真夜中に溶け合う】

13-25

しおりを挟む

「ァ・・・ァ・・・、ァ・・・も、・・・ぉ、・・・た・・・おね、が・・・ぃ・・・も、・・・やァッ」


抱えた足に何度もキスをして頬を寄せて微笑み、それなのに、私のナカで硬さと勢いを保つソレは、延々と快楽だけを産み出して私をおかしくさせていった。


「は・・・ぁ・・・しぃな・・・すっげ・・・ぐっちゃぐちゃ・・・」


嬉しそうに笑って腰を引き、突き入れると響くズチュッ!という重い響きの水音。


「しぃちゃんのナカ・・・何回イッたかわかんないね・・・ドロドロになってて、熱くて、すごくキモチイイ・・・」


グチュッ・・・

ヌ・・・チャ・・・ッ

・・・ズプ・・・ッ


反応を試すように、弄ぶように、愉しそうに貫いて突き上げて、掻き出せば混ざり合った体液が零れて太腿を伝い汚していく。


「・・・好きすぎて・・・壊したくなるんだ・・・そうしたら・・・椎娜はどこにも行かないで、俺といてくれるんじゃないか、って・・・」


「ぁッぅンンッ・・・!ふ、ぅぁッ・・・あッ・・・」


足首・・・ふくらはぎ・・・と撫でる手と口づけ・・・

そして、吸い付いて痕を残し、愛し気にその場所を舐める。


「ぁ・・・あ・・・ぉ、ぅ、・・・た・・・ッ、こ、・・・に、も・・・いか、な・・・ぃ、・・・」


「・・・しぃな・・・」


「はぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・ん、ン・・・いか、な、ぃ・・・だか、ら・・・不安、にならな、くて・・・いい・・・」


激しい抽挿は中断され、桜太は私の言葉に耳を傾けてくれた。


桜太は知らないのかな・・・気づいてくれてないのかな・・・


今の私には、桜太がいること以外に何も執着がないってこと・・・


桜太に壊されるのなら、それすら幸せに感じること・・・


そして・・・桜太がそんな思いで不安になって、歪んでいると思えるほど、私を愛していることが、嬉しくてたまらないのだということ・・・
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

処理中です...