徒然なる恋の話

焔 はる

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十三夜【溺れるものは真夜中に溶け合う】

13-14

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「は・・・ぁ・・・・・・ぉ・・・と、な・・・」

「ん・・・」

「ん、ン・・・ぁ・・・の・・・キ、ス・・・」

突き上げられて揺さぶられ、快楽を貪り、与えられるものは悦び以外の何でもなくて、うわ言のように答えを呟く。

「ァっ・・・ぅ・・・ッ・・・ひ・・・、ァ・・・」

「しぃちゃん、えらいね・・・」

囁く声はとんでもなく甘く優しいのに、御褒美、とばかりにもっと深く貫くソレは優しさの欠片もない雄のソレだ・・・。

抉り取り、奪われ、存在を刻んで、俺のものだと主張する。

「ね・・・俺、お土産があるんだけど。」

「・・・?え・・・?え・・・??」

子宮口を押し上げ、私の首筋に小さな痛みと痕を残しながら、桜太はおもいがけない言葉を口にする。

「その箱。取れる?」

そう言われて初めて気づいた。

桜太のすぐ傍にあるのは、持ち手が付いた小さな紙袋。

でも、取れる?と言われても・・・

「やっ・・・ァ、ん・・・うご、か・・・ッ・・・な、ぃ、で、ょ・・・」

「ふふ、ごめん・・・。俺、両手忙しいから、しぃちゃん取ってくれない?」

忙しいって・・・

私の身体をまさぐり、胸を手中に収めてもみしだいて感触を楽しみ、もう片方の手は一応私を支えてくれているけど・・・。

左手を箱に伸ばす私を支えつつ、私のナカに埋まったソレをわざと引いては膣壁を擦り上げてナカに押し入る。

そんな悪戯に身体は震え、腰は甘く疼いて声を漏らしてしまう。

「も、ぅ・・・はい、これ・・・」

「ん・・・開けてみて?」

少し空間の空いた桜太と私の間で、白い小さな箱は開かれた。
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