徒然なる恋の話

焔 はる

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十三夜【溺れるものは真夜中に溶け合う】

13-11

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「も、や、だ・・・ほし、ぃ・・・ほ、し・・・ぃッ・・・」


・・・桜太と身体を繋げて、求める心地よさを知り、キモチイイという事を知り、欲しがる欲望は底が見えない。

桜太が欲しい・・・ナカで感じたい・・・


「は・・・ッ・・・ん・・・入り口、擦るのキモチイイのに・・・足りないの?」


ずるい・・・

足りないのは桜太も同じはずなのに、わざと欲しがらせたくてそんな事を言うんだ・・・

だって・・・現にそう言いながら、愛液を垂らして桜太のと混ざり合い、クチュクチュと卑猥な音を立てるソコを硬く勃ち上がったソレでヌルヌルと擦り続けている。


「ん・・・、ぅぁ・・・ッ」


少し力を入れると、ぐぷッ・・・と先端を飲み込み、押し開かれた入り口の粘膜は桜太のカタチへと柔軟カタチを変える。


「ふ・・・やぁらし・・・先、だけ・・・飲み込んで、出し挿れ・・・してるの・・・っ?」


「ん・・・ン・・・ァ・・・は・・・ぁ、ァ・・・」


勃ち上がり蜜を纏う先端は、私が自重を掛けると蜜口に飲み込まれる。

腰を引いて・・・また落として・・・

ぐぷ・・・ぐぷ・・・と混ざり合う2人の蜜を纏い、桜太のソレを受け入れては吐き出す。

奥まで欲しいのに、ソレを出し挿れするだけでも十分キモチよくて、私は無心に近い状態で腰を上下に動かしていた。


「ァ・・・ン・・・ぁ・・・ッ・・・ァ・・・き、もち・・・ぃ・・・」


「もう・・・今日どうしたの・・・?すごくえろい・・・」


「んぅ・・・ちが、・・・」


「ちがくないでしょ、だって、欲しいのにわざわざ・・・ッ・・・は・・・ほら、そうやって、全部イレないで自分で焦らして、感じてる・・・」


・・・ほんと、可愛い・・・


そう言って耳を齧り、舐めて、私の耳に声を吹き込む。

それだけで、桜太の声に反応する身体は全身が粟立ち、この人は私の全部を受け入れてくれる・・・と許されている事に安心して満たされ、もっともっと欲深く、桜太を求めた。
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