徒然なる恋の話

焔 はる

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十一夜【空白の後は濃密に愛して】

11-31

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腰を進めても一気に最奥まで、なんて鬼畜な事はしない。


・・・だってさ、たぶん・・・椎娜、トンじゃうもん。


だから、腰を進めはしたけど様子を伺う。


「・・・や、だ・・・ナカ・・・すごく、いっぱ、ぃ・・・」


「いっぱい・・・?」


「ん・・・おぅ、たで、いっぱい・・・」


「・・・椎娜のナカ、めちゃくちゃキツいからじゃん・・・けどまだ・・・もっと入りたい・・・」


・・・しぃちゃん・・・いい?


椎娜が好きだと言ってくれた瞳で見つめ、髪を撫でて前髪をよけ、額にキスをした。


瞳を合わせたまま、は・・・と漏れた吐息。


コクリと頷いたのを確認して、


「ンンッ・・・!」

「っ・・・は・・・ッ・・・き、っつ・・・」


身体を重ね腰を沈める。

自重をかけて押し入り、ズブッと沈んだ欲の塊は、肉壁を押し広げながら最奥を突き上げた。

キュゥ・・・ッと締め付け、ヒクヒクと蠢いて、奥へと[[rb:誘 > いざな]]おうとする椎娜のナカ・・・。


・・・っ・・・これ・・・やば・・・っ・・・


「は、ぁ・・・ぁ・・・ぅ・・・ご、い、て・・・ね、ぇ・・・」


「ちょっ・・・ま、っ・・・」


「・・・ほら・・・」


「ばっ・・・しぃ、なっ・・・ほら、じゃなっ・・・ッ!」


人が必死に馴染むのを待っているのに、当の椎娜ほんにんは待ってはくれなくて、みっちりと俺を咥え込んで自分と繋がるその場所を揺すり始める。


「・・・ぁ・・・ン・・・んっ・・・」


自分のペースで自分がキモチイイ場所に当てながら、椎娜は甘い喘ぎを漏らす。

・・・可愛いんだけどさぁ・・・めちゃくちゃ可愛いんだけど・・・それが、俺の理性をぶっ壊してるって、全っ然わかってないんだよね・・・椎娜。


「ほん・・・っ・・・あぁっ、もぅっ・・・」


「んっうッ・・・!ンッく・・・ッふ・・・ァッ・・・」


「・・・やさしい時間・・・終了。めちゃくちゃ抱く。」
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