徒然なる恋の話

焔 はる

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十一夜【空白の後は濃密に愛して】

11-30

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ゴムを着け、入り口に押し当てると、クプ・・・と先端を含んだ熱と肉感・・・


何か月も、何年も空いたわけじゃないのに、この感触はやばい・・・


自重を乗せて腰を沈めると、潤い蕩けた粘膜を引き裂くように奥へ進む。

なるべくゆっくり・・・痛くないように・・・自分を律しながら腰を進め、見上げる愛しい瞳と視線がぶつかり、嬉しくなって、唇を重ねて・・・離れて、また触れた・・・。


「ァッ・・・ン・・・んっ・・・そ、れ・・・ッ」


「うん・・・やっ、ぱ・・・キツいから・・・これ好き?」


「ん・・・好き・・・」


「そ・・・よかった」


深くまでは沈めずに、ある程度のトコロで椎娜の様子を伺う為と、ナカを慣らす為に小刻みに刺激して振動を与えてみる。

どうやらそれは好きだったらしく、少し恥ずかしそうに椎娜は[[rb:微笑 > わら]]う。

ふいに椎娜の手が頬に触れた。


「・・・可愛い・・・」


思いがけない言葉。


「・・・・・・椎娜にだけだよ」


「ふふ・・・」


嬉しそうだ。


見つめ合って笑い合う。


それだけでこんなに愛しくて幸せが胸に広がる。



そのまま、浅い場所を行ったり来たり。

小さく揺らしてナカを慣らしてほぐしていく。

小刻みな抽挿は、大きな快感とは違ってもどかしいはずなのに、椎娜の身体からは耐えるような強張りが解けていった。


「・・・椎娜・・・」

「・・・?」

「・・・・・・可愛い・・・・・・好きだよ・・・」


安心して、断続的な快感を受け止めていた椎娜・・・。


・・・・・・可愛いけどさ、欲しいのはもっと違う、深い場所で感じる快楽じゃないの・・・??


大好きだよ、と見下ろして、恥ずかしそうな瞳と視線が絡み合った瞬間。


「っ!~~っ・・・な、ん・・・い、ま・・・ァッ・・・あっ・・・ンンッ・・・ッ」



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