徒然なる恋の話

十一夜【空白の後は濃密に愛して】

11-13

一気に最奥･･･まではいかずに、桜太は少し進んで様子を伺う。


｢･･･や、だ･･･ナカ･･･すごく、いっぱ、ぃ･･･｣


｢いっぱい･･･？｣


｢ん･･･おぅ、たで、いっぱい･･･｣


｢･･･椎娜のナカ、めちゃくちゃキツいからじゃん･･･けどまだ･･･もっと入りたい･･･｣



･･･しぃちゃん･･･いい？



ブルーの瞳で問い、髪を撫でて、前髪をよけて額にキスする。


答えなくても、自分のナカに在るその存在に、不安よりも･･･期待してしまう。


瞳を合わせたまま、吐息が漏れ、コクリと頷く。


｢ンンッ･･･！｣

｢っ･･･は･･･ッ･･･き、っつ･･･｣


身体の熱と重さ。

沈む熱い楔は最奥を突き上げた。


みっちりとナカを押し広げて、胎内を満たす久しぶりの熱量に、胸の奥、お腹の奥がキュゥッ･･･と悦んで疼く。


｢は、ぁ･･･ぁ･･･ぅ･･･ご、い、て･･･ね、ぇ･･･｣


｢ちょっ･･･ま、っ･･･｣


｢･･･ほら･･･｣


｢ばっ･･･しぃ、なっ･･･ほら、じゃなっ･･･ッ！｣


馴染むのを待つ桜太の下で、その優しさも待てない私は、繋がるその場所をゆるゆると揺らす。


｢･･･ぁ･･･ン･･･んっ･･･｣


｢ほん･･･っ･･･あぁっ、もぅっ･･･｣


｢んっうッ･･･！ンッく･･･ッふ･･･ァッ･･･｣


｢･･･やさしい時間･･･終了。めちゃくちゃ抱く。｣