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十一夜【空白の後は濃密に愛して】
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しおりを挟む「ぅ、ッ・・・!ンンッ・・・!ァッ・・・ハ・・・ぁ・・・っく・・・ッゥ・・・ッ」
「っ・・・から、・・・だ、から・・・いっ、たのに・・・キツいだろ・・・」
「は・・・は・・・ぁ・・・ん・・・は、ぁ・・・」
避妊具を着けて、ソレを押し当てられた入り口は、桜太が自重を少しかけただけで粘膜を引き裂くように押し開いて入り込む。
きっと、まだ先端だけ・・・
桜太は苦しそうに私を見下ろして唇を塞ぐ。
重なり、触れて、また触れて・・・
気遣うようにキスをする。
「ァッ・・・ン・・・んっ・・・そ、れ・・・ッ」
「うん・・・やっ、ぱ・・・キツいから・・・これ好き?」
「ん・・・好き・・・」
「そ・・・よかった」
顔の両脇に着いた桜太の手に閉じ込められて、見下ろして笑う桜太の前髪が顔に触れ、
吐息に近い声は少し掠れて、いやらしさとセクシーは同義語だったっけ・・・となんとなく思いながら、頬に触れると、気づいた桜太が顔を寄せる。
「・・・可愛い・・・」
「・・・・・・椎娜にだけだよ」
「ふふ・・・」
見つめ合って笑い合う。
浅い場所を行ったり来たり。
小さく揺らしてナカを慣らしてほぐしていく。
その小刻みな抽挿は、もどかしいのにキモチよくて、少しずつ身体の強張りが解けていった。
「・・・椎娜・・・」
「・・・?」
「・・・・・・可愛い・・・・・・好きだよ・・・」
「っ!~~っ・・・な、ん・・・い、ま・・・ァッ・・・あっ・・・ンンッ・・・ッ」
名を呼ばれ、ぶつかった瞳は恥ずかしくなるくらい、優しく私を見下ろして、甘い・・・
急に言うものだから、感情の受け身も取れずにいるうちに、ずぷ・・・ッともっと深く桜太が腰を沈めた。
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