徒然なる恋の話

焔 はる

文字の大きさ
上 下
430 / 617
十一夜【空白の後は濃密に愛して】

11-6

しおりを挟む
「っンッ・・・ッあっ・・・」

下着の上から指が触れる。

押し当てて、布が食い込む感覚と・・・


「・・・しぃちゃん・・・濡れてる・・・」


指を動かす度に擦れ合う濡れた感覚が「遠い」と感じて、


「おぅ、た・・・や、だ・・・さわ、って・・・」


「いいの・・・?」


コクリと頷く。


直接触られたい・・・。


数日前に私に触れた指の感触を思い出すだけで、ソコはさらに濡れて蜜を零す。


「・・・脱がせていい?」


返事の代わりに、桜太の胸に顔を埋め、見上げて淡いブルーの瞳を見つめた。

足元まですんなりと滑る下着。

求めながらも無意識に閉じる両足を、桜太の手がそっと割り開いて、


「ッ・・・は・・・ァ・・・」


秘裂を撫でて、指先はくぷっ・・・と泉に沈んだ。


「・・・ッ・・・ん・・・ンぅ・・・」


きっと・・・指先だけ・・・

それなのに・・・


「・・・椎娜?大丈夫?」


「・・・っ・・・おぅた・・・ぁ・・・」


「・・・?」


「どう、しよぅ・・・きも、ち、いぃ・・・」


久しぶりの感触・・・

しかも、生理が終わってすぐのナカには痛くはないまでも抉るような鋭い感覚。

それに・・・ドキドキが強すぎて、桜太が私のナカに触れてる・・・それだけで・・・


「・・・泣かないで・・・?刺激強すぎた・・・?」


我慢する間もなく、涙が伝って零れた。


「ちが・・・わかんない・・・」


「・・・いいよ」


首を振る私の頭に口づけを落として、優しい声が降る。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

初めてなら、本気で喘がせてあげる

ヘロディア
恋愛
美しい彼女の初めてを奪うことになった主人公。 初めての体験に喘いでいく彼女をみて興奮が抑えられず…

これ以上ヤったら●っちゃう!

ヘロディア
恋愛
彼氏が変態である主人公。 いつも自分の部屋に呼んで戯れていたが、とうとう彼の部屋に呼ばれてしまい…

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

結構な性欲で

ヘロディア
恋愛
美人の二十代の人妻である会社の先輩の一晩を独占することになった主人公。 執拗に責めまくるのであった。 彼女の喘ぎ声は官能的で…

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

車の中で会社の後輩を喘がせている

ヘロディア
恋愛
会社の後輩と”そういう”関係にある主人公。 彼らはどこでも交わっていく…

処理中です...