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十夜【それは記憶と結びつくから。】
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しおりを挟む「ねぇ・・・椎娜の事・・・もっと知りたいんだけど、教えてくれる・・・?」
絡めた舌は離れ難い・・・
チロチロと触れて戯れたまま、同じように舌を差し出して唾液が零れそうになる椎娜の舌を啜った。
「・・・かわい・・・キスでトロンてしてる・・・」
「・・・・・・?な、に・・・・・・?」
椎娜の手を掴んで、
「・・・俺に悪戯して、椎娜はシたくならないの・・・?俺・・・まだ椎娜のことわからない事ばっかりだから教えてよ・・・」
「っ・・・ちょ・・・な、んっ・・・また・・・」
「・・・うん、また元気になっちゃった。だからさ・・・ね、椎娜は生理の時シたくなるの?」
「っっ・・・!」
下着もズボンも履いた上から、椎娜の手を導いたソコは、完全にトラン〇フォー〇状態。
「俺だけだとズルくない・・・?それとも、気を遣ってくれたの?椎娜はどうなの・・・?」
それは、単純に疑問だったから。
生理の時は出来ない、嫌っていうのは理解できる。
けれど、性欲的にはどうなんだろう。
「・・・揶揄ってるんじゃないよ、椎娜の状態の話。」
「・・・・・・シたい、よ・・・。でも、生理の時は嫌・・・。だから、モヤモヤする・・・。やらしい事、してたら、できないけど・・・・・・濡れる、感覚はある・・・私の場合は・・・・・・」
「・・・なるほど、ね。モヤモヤって、ムラムラみたいな感じ?」
「・・・・・・平たく言えば。」
「そっか・・・そういう時に俺にシてくれたのは?」
「え?マーキングのし直し」
ケロっとして言う。
「・・・(笑)」
まぁ・・・マーキングのし直し、あなたは私のですから、そんな意味合いなのだろう。
「・・・私のなのに、他の女の臭いつけて帰ってきて、悪い子でしょ?」
「あはは」
「・・・臭いは記憶と結びつくの。香水とタバコ、好きじゃない・・・」
「・・・・・・過去の話?」
「・・・桜太は桜太の匂いがいい。」
「し・・・っ、ん、ぁ・・・」
『もう終わり』とでも言うように俺が誘導したソコを握って撫で上げられた。
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