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九夜【真昼のぬくもり】
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「だって・・・可愛いくないわけない・・・そんなに私を好きな彼氏・・・」
「・・・可愛くしてたら、可愛がってくれるの・・・?」
・・・意外な言葉。
けど、まぁ・・・
「そうだなぁ・・・可愛がってあげようかな・・・?」
「・・・俺・・・Мじゃないと思ってたけど・・・椎娜がたまにSっぽい事言ったりするの、ドキっとして勃ちそうになる・・・」
「・・・ばか・・・」
真面目な顔で何を言うんだ・・・。
付き合うようになってからわかった事・・・嘘をつかないという良いトコロは、こういう事も素直に言ってしまう作用があるようで・・・少々返答に困る・・・。
「ほら、そろそろ仕事行く準備しないといけないんじゃない?」
桜太の頭を撫でて、身体を起こすように促す。
・・・こんな、大型犬みたいな男にのしかかられたままでは、使えるのが片手だけの私は1人では起きられない。
「・・・はぁい・・・」
御不満です、と雰囲気、表情、口調、態度、伝えられる全てで表して、桜太は私を抱えて起き上がった。
「・・・あ、よかったら俺さ・・・」
「ううん、大丈夫。」
「え、まだ言ってないよ?!?」
「ううん、言葉にしなくてもわかる。大丈夫。」
「そ、そんなさぁ~・・・違うかもしれないし・・・」
「ううん、大丈夫。」
「・・・わかりましたよぅ・・・」
桜太が言いたかったのは、『ホックを嵌めるのが大変なら、俺が着けてあげようか?』に他ならない。
皆まで言わずとも、桜太がやりたそうな事なんてお見通しだ。
・・・させてたまるか・・・それはさすがに恥ずかしい・・・
「・・・ね、しぃちゃん・・・い、いっかいだけ・・・」
「・・・おぅちゃん」
「・・・はい・・・」
なんでそんなにしたいんだろう・・・
「・・・外すことはあっても・・・着ける事なんてないからやってみたかったのに・・・」
お~い、欲求がだだ漏れですよぉ~~
拗ねた桜太の口からデロ~~~ッと零れた欲求。
仕方ないな、と口を尖らせて、桜太は仕事に行く準備を始めた。
「・・・可愛くしてたら、可愛がってくれるの・・・?」
・・・意外な言葉。
けど、まぁ・・・
「そうだなぁ・・・可愛がってあげようかな・・・?」
「・・・俺・・・Мじゃないと思ってたけど・・・椎娜がたまにSっぽい事言ったりするの、ドキっとして勃ちそうになる・・・」
「・・・ばか・・・」
真面目な顔で何を言うんだ・・・。
付き合うようになってからわかった事・・・嘘をつかないという良いトコロは、こういう事も素直に言ってしまう作用があるようで・・・少々返答に困る・・・。
「ほら、そろそろ仕事行く準備しないといけないんじゃない?」
桜太の頭を撫でて、身体を起こすように促す。
・・・こんな、大型犬みたいな男にのしかかられたままでは、使えるのが片手だけの私は1人では起きられない。
「・・・はぁい・・・」
御不満です、と雰囲気、表情、口調、態度、伝えられる全てで表して、桜太は私を抱えて起き上がった。
「・・・あ、よかったら俺さ・・・」
「ううん、大丈夫。」
「え、まだ言ってないよ?!?」
「ううん、言葉にしなくてもわかる。大丈夫。」
「そ、そんなさぁ~・・・違うかもしれないし・・・」
「ううん、大丈夫。」
「・・・わかりましたよぅ・・・」
桜太が言いたかったのは、『ホックを嵌めるのが大変なら、俺が着けてあげようか?』に他ならない。
皆まで言わずとも、桜太がやりたそうな事なんてお見通しだ。
・・・させてたまるか・・・それはさすがに恥ずかしい・・・
「・・・ね、しぃちゃん・・・い、いっかいだけ・・・」
「・・・おぅちゃん」
「・・・はい・・・」
なんでそんなにしたいんだろう・・・
「・・・外すことはあっても・・・着ける事なんてないからやってみたかったのに・・・」
お~い、欲求がだだ漏れですよぉ~~
拗ねた桜太の口からデロ~~~ッと零れた欲求。
仕方ないな、と口を尖らせて、桜太は仕事に行く準備を始めた。
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