369 / 617
八夜【決別は未来への決意】
8-41
しおりを挟む
俺の足の間にある小さな膝。
絡めた指先を弄り、指のカタチ、爪のカタチをなぞる。
目の前にいたら触れたい。
一緒にいたら触れていたい。
・・・とりあえず、触っていることが好きで、いる事を確かめていたくて、椎娜に触れることが無意識の趣味。
「この姿はお好みじゃないのかなって思ったんだけど・・・違うの?」
「・・・違う」
「そうなの?」
椎娜がどういう言葉を返してきたっていいんだ。
こういうやり取りが楽しくて、2人でいられるこの時間、空間が楽しくて嬉しくて、どんな話しでも、椎娜が自分の言葉で話してくれる気持ちを俺は聴きたい。
どう言えばいいか、どんな風に伝えればいいか、悩んで考えて、言ったらダメかなとか考えてるのもわかるけど、何か言いたいんだろうなと思うから・・・
「・・・・・・すごく、ッ・・・さぞかし・・・!」
・・・お・・・??
どうしたどうした・・・
「??え、??う、ん・・・??」
「~~!おモテになったんでしょうね!!」
・・・・・・ん・・・・・・?
それは・・・えっと・・・・・・
椎娜自身が、やってしまった、という顔をしている。
言いたいことを熟考したのに、口から出た言葉のチョイスを間違ったらしい。
ほんとさ・・・こういうとこ・・・可愛くて、可愛くてたまらないんだよね・・・。
取り返しつかないな、うん、言っちゃったもんね、あぁ・・・やっちまったな・・・そんな思考が顔にバッチリ書いてある。
「・・・えっと・・・それは・・・?俺の都合よく解釈していいなら・・・カッコイイから、バイトの時モテてたんじゃないですか?ってこと?」
はぁ・・・
そういうこと・・・??
バイトしてるところ見たかったなっていうのも、素直にこの姿の感想を言いたくなかったのも、自分は見てなかったのに、それが仕方ないのもわかるけど、なんか面白くない・・・お客さんの女の人にモテたんでしょうね、っていうこと・・・?
絡めた指先を弄り、指のカタチ、爪のカタチをなぞる。
目の前にいたら触れたい。
一緒にいたら触れていたい。
・・・とりあえず、触っていることが好きで、いる事を確かめていたくて、椎娜に触れることが無意識の趣味。
「この姿はお好みじゃないのかなって思ったんだけど・・・違うの?」
「・・・違う」
「そうなの?」
椎娜がどういう言葉を返してきたっていいんだ。
こういうやり取りが楽しくて、2人でいられるこの時間、空間が楽しくて嬉しくて、どんな話しでも、椎娜が自分の言葉で話してくれる気持ちを俺は聴きたい。
どう言えばいいか、どんな風に伝えればいいか、悩んで考えて、言ったらダメかなとか考えてるのもわかるけど、何か言いたいんだろうなと思うから・・・
「・・・・・・すごく、ッ・・・さぞかし・・・!」
・・・お・・・??
どうしたどうした・・・
「??え、??う、ん・・・??」
「~~!おモテになったんでしょうね!!」
・・・・・・ん・・・・・・?
それは・・・えっと・・・・・・
椎娜自身が、やってしまった、という顔をしている。
言いたいことを熟考したのに、口から出た言葉のチョイスを間違ったらしい。
ほんとさ・・・こういうとこ・・・可愛くて、可愛くてたまらないんだよね・・・。
取り返しつかないな、うん、言っちゃったもんね、あぁ・・・やっちまったな・・・そんな思考が顔にバッチリ書いてある。
「・・・えっと・・・それは・・・?俺の都合よく解釈していいなら・・・カッコイイから、バイトの時モテてたんじゃないですか?ってこと?」
はぁ・・・
そういうこと・・・??
バイトしてるところ見たかったなっていうのも、素直にこの姿の感想を言いたくなかったのも、自分は見てなかったのに、それが仕方ないのもわかるけど、なんか面白くない・・・お客さんの女の人にモテたんでしょうね、っていうこと・・・?
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話
矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」
「あら、いいのかしら」
夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……?
微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。
※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。
※小説家になろうでも同内容で投稿しています。
※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる