252 / 617
七夜【大切なもの、守りたいもの】
7-6
しおりを挟む
俺が時間に都合をつけられるなら夜まで居てもらった方が安心なのに、理由もなく居させる事も出来ず、かと言って理由を説明すると不安にさせることになるのは目に見えているし、家に送るしか選択肢がない・・・
「・・・どうしたの?疲れてる・・・?眠い・・・?」
荷物を持って玄関に向かいながら、考えていた俺に、申し訳なさそうに椎梛が言葉を向けた。
「ううん、離れたくないな、って思ってただけ。」
椎梛の頭に手を乗せて、そのまま抱きしめた。
「あ~~~・・・やだなぁ・・・行きたくなぁ・・・」
「・・・消えるまでには、会えるかな・・・」
同じ場所に残したシルシ。
それが消えるまでには会いたい・・・。
・・・そんなの・・・そんなのさ・・・俺だって会いたいよ・・・!
「・・・椎梛・・・あのさ・・・一緒に住んじゃう?」
「・・・?え・・・本気、で、・・・?言ってる・・・?」
「・・・・・・うん、結構本気だけど、たぶん、勢いもある。忙しくて会えない時でも、帰ったら椎梛がいてくれるのってかなりいいなって思った。まぁ・・・そんなにすぐ引っ越しなんて難しいだろうし、俺がいないと結局椎梛には寂しい思いをさせることになるんだけど・・・ほんと、申し訳ない・・・。椎娜は、一緒に住むのはどう思う?」
「・・・どうしたの?疲れてる・・・?眠い・・・?」
荷物を持って玄関に向かいながら、考えていた俺に、申し訳なさそうに椎梛が言葉を向けた。
「ううん、離れたくないな、って思ってただけ。」
椎梛の頭に手を乗せて、そのまま抱きしめた。
「あ~~~・・・やだなぁ・・・行きたくなぁ・・・」
「・・・消えるまでには、会えるかな・・・」
同じ場所に残したシルシ。
それが消えるまでには会いたい・・・。
・・・そんなの・・・そんなのさ・・・俺だって会いたいよ・・・!
「・・・椎梛・・・あのさ・・・一緒に住んじゃう?」
「・・・?え・・・本気、で、・・・?言ってる・・・?」
「・・・・・・うん、結構本気だけど、たぶん、勢いもある。忙しくて会えない時でも、帰ったら椎梛がいてくれるのってかなりいいなって思った。まぁ・・・そんなにすぐ引っ越しなんて難しいだろうし、俺がいないと結局椎梛には寂しい思いをさせることになるんだけど・・・ほんと、申し訳ない・・・。椎娜は、一緒に住むのはどう思う?」
0
お気に入りに追加
107
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/essay.png?id=5ada788558fa89228aea)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる