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六夜【求めよ、さらば救われん。】
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「ここは店員も馴染みだし肉も旨いから、気に入ったら今度桜太にも連れてきてもらいな。桜太の事も知ってるし。」
なんだろう・・・ずっと思っていたけど、
「・・・岐津さん、失礼な言い方だったらすいません・・・」
「え、なに?(笑)」
「とても大人な男性ですね・・・」
「・・・・・・・・・そう?え・・・そうなの?えっと・・・あ・・・名前で呼んでもいいのかな・・・?椎娜、ちゃん・・・の中での大人な男性のハードルがめちゃくちゃ低そうな気がしてならないんだけど・・・・・・」
「なんていうか・・・言動がスマートで、気を遣ってくださってるのに、それも違和感がなくて・・・」
「・・・それは・・・職業柄とそれなりに経験積んでる年ってのもあるかもしれないけど・・・桜太は違うの?」
「いえ、桜太も年下なのに、付き合う前とでは距離感も違うし、こんなにしっかりしてたかなとか、男っぽかったかな・・・って・・・思うんですけど・・・え・・・それが普通なんですか・・・?」
「・・・なんか、椎娜ちゃんの中での男のハードルが低いのだけはわかった。ろくでもない男ばかりだったのかなって・・・」
自分の中では、桜太は彼氏になったからそんなに甘かったり、優しいとかだと思っていた。
勿論それはそうなんだろうけど・・・
桜太にしても岐津さんにしても、なんか違う気がして、モテ男子ってこういう人たちなのかな、と思ってしまう。
・・・岐津さんが言うように、私が過去に付き合った人が岐津さんや、桜太とは全く違うというのも明確だけど、きっと、2人みたいなタイプの方があまりいないのでは・・・
「・・・余裕がない時でも、余裕ないのを見せたら男としてカッコ悪いとは思ってる。見栄だとしても、カッコよく思われなくなったら男として終わりじゃねぇかなって。俺はね・・・。」
「・・・自分の中で、ハードルすらなかった事がわかりました・・・。」
「(笑)なんだ、じゃあ今日はおめでとうの会?」
「おめでとうの会・・・」
「お、笑えるんじゃん」
なんだろう・・・ずっと思っていたけど、
「・・・岐津さん、失礼な言い方だったらすいません・・・」
「え、なに?(笑)」
「とても大人な男性ですね・・・」
「・・・・・・・・・そう?え・・・そうなの?えっと・・・あ・・・名前で呼んでもいいのかな・・・?椎娜、ちゃん・・・の中での大人な男性のハードルがめちゃくちゃ低そうな気がしてならないんだけど・・・・・・」
「なんていうか・・・言動がスマートで、気を遣ってくださってるのに、それも違和感がなくて・・・」
「・・・それは・・・職業柄とそれなりに経験積んでる年ってのもあるかもしれないけど・・・桜太は違うの?」
「いえ、桜太も年下なのに、付き合う前とでは距離感も違うし、こんなにしっかりしてたかなとか、男っぽかったかな・・・って・・・思うんですけど・・・え・・・それが普通なんですか・・・?」
「・・・なんか、椎娜ちゃんの中での男のハードルが低いのだけはわかった。ろくでもない男ばかりだったのかなって・・・」
自分の中では、桜太は彼氏になったからそんなに甘かったり、優しいとかだと思っていた。
勿論それはそうなんだろうけど・・・
桜太にしても岐津さんにしても、なんか違う気がして、モテ男子ってこういう人たちなのかな、と思ってしまう。
・・・岐津さんが言うように、私が過去に付き合った人が岐津さんや、桜太とは全く違うというのも明確だけど、きっと、2人みたいなタイプの方があまりいないのでは・・・
「・・・余裕がない時でも、余裕ないのを見せたら男としてカッコ悪いとは思ってる。見栄だとしても、カッコよく思われなくなったら男として終わりじゃねぇかなって。俺はね・・・。」
「・・・自分の中で、ハードルすらなかった事がわかりました・・・。」
「(笑)なんだ、じゃあ今日はおめでとうの会?」
「おめでとうの会・・・」
「お、笑えるんじゃん」
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