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五夜【甘い戯れと赦し】
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しおりを挟む快感に意識を飛ばし目を覚ますと、私は桜太の腕の中にいた。
桜太の胸にもたれかかったままの私の中心を桜太の指が滑り、新たに注がれたソレをナカから掻き出すように指を出し入れする。
「・・・椎娜、大丈夫?」
ナカを撫でる感覚に無条件に身体はビクリと反応しても、昨夜から続く、海での行為、そして今・・・幾度も強い快感を受けすぎて、ついに腰に力の入らなくなった私は、桜太にされるがまま。
「・・・ふふ・・・ぐったりだね」
完全に身を任せているのが桜太は嬉しいようで機嫌がいい。
「気持ちいいの・・・疲れる・・・」
「・・・褒め言葉?」
「・・・桜太が・・・教えたんじゃん・・・こんなに気持ちいいなんて・・・」
「・・・まぁね・・・」
「ゃ、ん・・・」
「ほら、少し触っただけでそんな声上げて・・・」
身体を向かい合わせて身を任せ、腕の中にある私の髪に口付けて背中を撫でて、おしりを揉む。
「ほんと・・・可愛いよ・・・」
「・・・?」
「俺だけ、感じてればいい。」
「・・・桜太とが気持ちよすぎて、他の人とできるかな・・・」
「やめて、そんなの考えなくていいから。他の奴に触られるとか、本気でそいつ殺したくなる。・・・俺、かなり嫉妬深いし、独占欲も強いから、今さら椎娜を手離すつもりないよ。」
「・・・」
身体を起こして、桜太を見上げた。
「・・・桜太・・・」
「ん・・・?」
「捨てられたくなかったら、他の女なんて見ないで、触らないで、私だけ愛して・・・その限り、私は桜太のそばに居る。」
「・・・やば・・・ちょー好き・・・」
「・・・桜太の過去に妬いたりしない、今ここにいることが全てならそれでいいから。でも、未来・・・何かあったら、私は・・・信頼出来なくなったらサヨナラする。」
・・・覚えていて。
それは、「失ったら戻らない」を意味する。
築いたものを失うのが1つの過ちでも、取り返す時間と力を私はきっと使えない。
・・・大切にしたいなら、守りたいなら、壊さないようにするしかない、それは変えられない思いだから。
「いいよ・・・生涯そばにいてもらえるように、椎娜を可愛がって、ドロッドロに・・・愛してあげる。」
「・・・うん、一生楽しみにしてる。」
背伸びをして桜太の首に腕を伸ばし顔を引き寄せ、唇を重ねた。
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