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五夜【甘い戯れと赦し】
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「・・・いいよ・・・?」
椎娜は俺の肩をそっと押して体勢を起こし、両手を頬に添えて上向かせ、視線を絡めた後、そっと唇を重ねた。
「・・・したよ?」
数秒、文字通り、重ねただけ、触れただけの健全なキスをして、唇を離した椎娜の得意気な顔。
・・・うん・・・したけどさ・・・
・・・足りない。
・・・可愛いだけのキスじゃ足りないんだよ、俺・・・好き故に、不健全に椎娜を欲してるから・・・
「んんっ・・・」
椎娜の手を引いて腰を抱き、膝に抱え上げて髪の中に手を入れ、後頭部を掴んだ。
あ、という椎娜の声ごと唇を封じる。
僅かに開いた隙間から舌を入れ、戸惑う小さな生き物を捕らえた。
水音は波の音に掻き消され、喘ぎは俺が飲み込んで、胸に置かれた手が服を握る力が増してゆく。
横抱きに膝に乗せて、砂浜に足も着かずに逃げ場なんてない椎娜の呼吸を奪い、縋るように手の力だけは強くなり、より深く舌を絡めた。
「っふ、・・・ッ・・・んぅぅンッ・・・!」
「・・・・・・椎娜・・・」
あれ・・・
なんか、身体の反応が・・・
「・・・もしかして・・・」
「っ・・・ぅ・・・や、だも・・・ぅ・・・やだぁ・・・!」
髪を撫でながら顔を見下ろせば、自分の手で隠してしまう、その頬は赤く、軽くパニック。
「・・・キスでイッちゃったよね・・・?」
確信を突けば、眉間に皺を寄せて俺を睨む目は潤みっぱなし。
椎娜は俺の肩をそっと押して体勢を起こし、両手を頬に添えて上向かせ、視線を絡めた後、そっと唇を重ねた。
「・・・したよ?」
数秒、文字通り、重ねただけ、触れただけの健全なキスをして、唇を離した椎娜の得意気な顔。
・・・うん・・・したけどさ・・・
・・・足りない。
・・・可愛いだけのキスじゃ足りないんだよ、俺・・・好き故に、不健全に椎娜を欲してるから・・・
「んんっ・・・」
椎娜の手を引いて腰を抱き、膝に抱え上げて髪の中に手を入れ、後頭部を掴んだ。
あ、という椎娜の声ごと唇を封じる。
僅かに開いた隙間から舌を入れ、戸惑う小さな生き物を捕らえた。
水音は波の音に掻き消され、喘ぎは俺が飲み込んで、胸に置かれた手が服を握る力が増してゆく。
横抱きに膝に乗せて、砂浜に足も着かずに逃げ場なんてない椎娜の呼吸を奪い、縋るように手の力だけは強くなり、より深く舌を絡めた。
「っふ、・・・ッ・・・んぅぅンッ・・・!」
「・・・・・・椎娜・・・」
あれ・・・
なんか、身体の反応が・・・
「・・・もしかして・・・」
「っ・・・ぅ・・・や、だも・・・ぅ・・・やだぁ・・・!」
髪を撫でながら顔を見下ろせば、自分の手で隠してしまう、その頬は赤く、軽くパニック。
「・・・キスでイッちゃったよね・・・?」
確信を突けば、眉間に皺を寄せて俺を睨む目は潤みっぱなし。
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